やはり日本人はドイツ車に憧れが強い?人気の理由は?
更新日:2024.09.09
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どんな商品であれ、ブランドで選ぶという傾向はあるでしょう。ここ日本では、そうした消費行動が顕著であるともいえます。自動車も同様で、高級ブランドといえるメーカーはやはり欧州、ことさらドイツがその象徴ともいえます。日本人はやはり欧州車への憧れが強いということなのでしょうか。
2016年の輸入車販売台数No.1はやはりあのメーカー
ここ日本における輸入車への憧れは、やはり強いといえましょう。
いつかはメルセデス、BMW、アウディ…という方も多いのではないでしょうか。グローバル化が著しい昨今の日本では、輸入車、なかでも欧州車の人気が高まっているのも事実。多くのモデルが日本に輸入されています。
そのなかで、やはり不動の人気を誇るのがドイツブランドのモデルではないでしょうか。
2016年(1月~12月)の輸入車販売台数の数字を見ると興味深い数字が見えてきます。
※2016年新車販売台数(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 調べ)
1、メルセデス・ベンツ…67,386台
2、BMW…50,571台
3、VW…47,234台
4、アウディ…28,502台
5、BMW MINI…24,548台
これに続くのは、ボルボの14,914台で、それ以下のブランドは、すべて1万台に届いていません。
余談ですが、グループという見方をすれば、VWアウディがトップ、次がBMWという見方もできますし、プレミアム性という観点でいうならば、やはりメルセデス・ベンツ、BMW、アウディが抜きでています。
このように、日本人はドイツ御三家を愛していますし、日本人の嗜好として「ドイツ車を愛している」ということが言えますね。
では、なぜ日本人はドイツ車を愛するのでしょうか?
いつかはメルセデス、BMW、アウディ…という方も多いのではないでしょうか。グローバル化が著しい昨今の日本では、輸入車、なかでも欧州車の人気が高まっているのも事実。多くのモデルが日本に輸入されています。
そのなかで、やはり不動の人気を誇るのがドイツブランドのモデルではないでしょうか。
2016年(1月~12月)の輸入車販売台数の数字を見ると興味深い数字が見えてきます。
※2016年新車販売台数(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 調べ)
1、メルセデス・ベンツ…67,386台
2、BMW…50,571台
3、VW…47,234台
4、アウディ…28,502台
5、BMW MINI…24,548台
これに続くのは、ボルボの14,914台で、それ以下のブランドは、すべて1万台に届いていません。
余談ですが、グループという見方をすれば、VWアウディがトップ、次がBMWという見方もできますし、プレミアム性という観点でいうならば、やはりメルセデス・ベンツ、BMW、アウディが抜きでています。
このように、日本人はドイツ御三家を愛していますし、日本人の嗜好として「ドイツ車を愛している」ということが言えますね。
では、なぜ日本人はドイツ車を愛するのでしょうか?
なぜ日本人はドイツ車をこよなく愛するのか?
2016年の輸入車販売台数は295,559台。これをブランド別にパーセンテージを算出すると、メルセデス・ベンツ 22.8%、BMW 17.1%、VW 16%、アウディ 9.6%、BMW MINI 8.3%という数字になります。
これはドイツ車だけで輸入車全体の73.8%を占めている、という数字になります。では、これほどまでにドイツ車を日本人が愛する理由を考えてみましょう。
その筆頭にあげられるのが、多くの方々が感じている「壊れにくく、信頼性が高い」というイメージでしょう。質実剛健というドイツのモノづくりイメージに、高いブランド力が加味されているといえます。
このイメージを構築したのは、あの「ヤナセ」でした。
これはドイツ車だけで輸入車全体の73.8%を占めている、という数字になります。では、これほどまでにドイツ車を日本人が愛する理由を考えてみましょう。
その筆頭にあげられるのが、多くの方々が感じている「壊れにくく、信頼性が高い」というイメージでしょう。質実剛健というドイツのモノづくりイメージに、高いブランド力が加味されているといえます。
このイメージを構築したのは、あの「ヤナセ」でした。
インポートカーのブランド力を高めたヤナセの功績
ヤナセは1915年に設立され、戦前から日本に輸入車事業を行っていた、由緒ある会社です。戦前より富裕層に訴求するインポートカーを展開していたというのも凄い事実ですよね。
戦後高度成長期の1965年、日本への自動車輸入が完全自由化された後も、メルセデス・ベンツをはじめとする高級車を強調するブランド戦略を日本で展開し、輸入車=高級、という価値観を生み出したともいえるでしょう。
また、国産メーカーと違ってメンテナンスに難があるのが輸入車。これに対してもきめ細やかな対応を行い、販売網を展開していったことが、今日における「ドイツ車神話」の要素の一部を成しているのは間違いありません。
現在のヤナセは、各インポーターに輸入権を譲渡し、ディーラーとしての展開のみとなっています。
このように日本における輸入車販売の歴史のなかから、ドイツ車のブランド力が萌芽し定着していった、といったところでしょうか。もちろん、実際に精度の高いプロダクトを提供しているブランドだから、ということも付け加えるべきでしょう。
今後、このドイツ御三家に、日本の高級自動車メーカー、レクサスがどこまで勝負していけるか、というのも注目すべき点かもしれません。
戦後高度成長期の1965年、日本への自動車輸入が完全自由化された後も、メルセデス・ベンツをはじめとする高級車を強調するブランド戦略を日本で展開し、輸入車=高級、という価値観を生み出したともいえるでしょう。
また、国産メーカーと違ってメンテナンスに難があるのが輸入車。これに対してもきめ細やかな対応を行い、販売網を展開していったことが、今日における「ドイツ車神話」の要素の一部を成しているのは間違いありません。
現在のヤナセは、各インポーターに輸入権を譲渡し、ディーラーとしての展開のみとなっています。
このように日本における輸入車販売の歴史のなかから、ドイツ車のブランド力が萌芽し定着していった、といったところでしょうか。もちろん、実際に精度の高いプロダクトを提供しているブランドだから、ということも付け加えるべきでしょう。
今後、このドイツ御三家に、日本の高級自動車メーカー、レクサスがどこまで勝負していけるか、というのも注目すべき点かもしれません。