ハイブリッド車やEV用ブレーキフルードでドライブに安心安全を! DIXCElがBRAKE FLUID DOT 5.1 EHV を開発

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急速に進化し、市場が成長し続けるEV/ハイブリッド車に最適化されたブレーキフルードです。
この新製品は、低電気伝導率と優れた耐腐食性、高いドライ沸点とウェット沸点を実現したことが特徴で、優れた潤滑性能と適切な粘度を持っています。
ハイブリッド車やEVが増えた今、求められるブレーキフルードとは?
EVやハイブリッド車は回生ブレーキによる制動が多く、ガソリン車よりも油圧ブレーキの使用頻度が低下するため、ブレーキフルードが劣化しやすくなる傾向があります。
そこで、低電気伝導率と優れた耐腐食性、高いドライ沸点とウェット沸点を実現したブレーキフルードが開発・発売されました。
それが、DIXCELのブレーキフルード「DOT 5.1 EHV」です。
DIXCELでは使用場面に応じて、以下画像のようにブレーキフルードを推奨しています
DOT5.1EHVのメリット
DOT5.1とDOT5は別物である点には注意が必要です。
DOT5.1は旧来のシリコンベースのDOT5とは違い、DOT3やDOT4と全く同じグリコール系成分をベースに精製されています。
ですので、ウェット沸点(長期使用した場合の沸点)が高い点と低温時の粘性(流動性)が優れているのが特徴です。
そしてDOT5.1は旧来のDOT5のような吸湿性の高さはなく、頻繁な交換を求められるものではありません。
なお、DOT3、DOT4と同様に使用が可能です。
交換時期について
※大抵の車輌は1ℓ程度が必要になる場合がありますので、車輌仕様を確認することが必要です。
※交換時期はあくまで目安で、使用条件により異なります。
2年に一度の車検時には全量交換(1〜1.5ℓ)を行うことを推奨しています。
低電気伝導率と優れた耐腐食性
さらに、ブレーキ周辺の帯電により構成部品が腐食するリスクもあるとのことです。
それらの点に注目し、当製品は従来品と比べて優れた耐腐食性と、より低い電気伝導率を実現したといいます。
本製品(DOT5.1EHV)は、DOT5.1に比べ、電気伝導率が最大で約10%低い傾向があるということです。
高いドライ沸点(274°C)とウェット沸点(184°C)
その際、バッテリー積載で車重のあるEV/PHEV/HVでは高いブレーキ負荷が発生し高温に達します。
そのため、高いドライ沸点およびウェット沸点を持たせたのだといいます。
優れた潤滑性能と適切な粘度
そのため、ブレーキフルードには優れた潤滑性と温度に左右されない適切な粘度が求められるということです。
まとめ
詳細については、DIXCEL公式サイト(https://www.dixcel.co.jp/product/etc/fluid/dot-5-1-ehv/)で確認が可能です。
ハイブリッド車や電気自動車が増えている今、車両の物理ブレーキフルードもこまめにチェックし、専用に開発されたフルードを使用すると、より安心安全なドライブに繋がるのではないでしょうか。
詳細仕様
項目 | DIXCEL DOT5.1EHV | ISO4925 (CLASS7) |
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ドライ沸点 | 274℃ | 260℃ 以上 |
ウェット沸点 | 184℃ | 180℃ 以上 |
粘度(-40℃) | 690cSt | 750cSt以下 |
粘度(100℃) | 2.04cSt | 1.5cSt以上 |
pH | 7.6 | 7.0~11.5 |
品番/定価 | BF510EH-01 (ボトル)/¥3,400 (¥3,740) BF510EH-10(10本入ケース)/¥34,000(¥37,400) |
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内容量 | 1L |
適合適正 | FMVSS 116 DOT5.1 SAE J1704 ISO 4925 (CLASS7) |
主成分 | エチレングリコール類 |
※トリブチルアミンは一切含まれていません。