トヨタ86で1.4秒速くなった雪道OKのスポーツタイヤ！？新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」をミシュランが発売

更新日：2025.09.02

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2025年9月2日、日本ミシュランが「クロスクライメート3」「クロスクライメート3スポーツ」を発表しました。
最大の特徴はクロスクライメートの特徴でもある「雪も走れる夏タイヤ」が、よりスポーツタイヤへ進化したことです。
ミシュランが実施した性能テストによると、トヨタ86でラップタイムが1.4秒速くなっているとのこと。
・テスト車両: トヨタ86（後輪駆動）
・タイヤサイズ: 225/40R18 92Y XL
・テスト結果: 最速ラップタイム CROSSCLIMATE 2 59.1秒 → CROSSCLIMATE 3 SPORT 57.7秒
→約1.4秒の短縮
※ミシュラン社内テスト

宇田川敦史｜うだがわあつし

旧ヤフージャパン社の元自動車サービスマネージャー、カービュー社のプロデューサー、carview!編集長、日本カー・オブ・ザ・イヤー執行役員。
現ファブリカコミュニケーションズ社のメディア車選びドットコムとカープライムの統括編集長。
消費者目線でのクルマ選びとクルマ好きならではの目線をバランス良く発信し、一人でも多くの方が車が好きになっていただける世界に貢献したいと考えています。

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Chapter: ミシュランのオールシーズンタイヤが進化; 雪も走れるスポーツタイヤ！？; クロスクライメート2より静粛性も進化

ミシュランのオールシーズンタイヤが進化

2025年9月2日、日本ミシュランタイヤ株式会社は、同社のオールシーズンタイヤの代表的なシリーズであ「CROSSCLIMATE（クロスクライメート）」の第3世代となる新製品を発表しました。
今回発表されたのは、従来モデル「MICHELIN CROSSCLIMATE 3（クロスクライメート3）」と、オールシーズンカテゴリー初となるスポーツ性能を備えた「MICHELIN CROSSCLIMATE 3 SPORT（クロスクライメート3スポーツ）」の2製品で、2025年10月1日より順次発売されます。

雪も走れるスポーツタイヤ！？

今回の発表で最も注目すべきは、クロスクライメート3スポーツの登場です。このタイヤは、オールシーズンタイヤでありながら、スポーツタイヤに匹敵する高速安定性とハンドリング性能を実現しているといいます。
従来のオールシーズンタイヤは安全性と利便性を重視していましたが、走行性能については夏タイヤに劣るという課題がありました。
しかし、クロスクライメート3スポーツはクロスクライメート初のウェットラベリング「A」を獲得し、晴れの日はもちろん、雨の日や雪の日でも安心感を持って運転の歓びを味わえる商品となっているようです。

クロスクライメート3スポーツは18インチから21インチまでの全27サイズで展開され、転がり抵抗ラベリング「A」を確保することで環境にも配慮した設計となっています。

クロスクライメート2より静粛性も進化

一方、従来モデルをアップデートしたクロスクライメート3は、16インチから20インチまでの全35サイズで展開されます。このモデルの最大の特徴は、クロスクライメートシリーズ初となる転がり抵抗ラベリング「AA」を獲得したこと。これにより、高い環境性能を実現し、燃費向上にも貢献しています。

また、高い耐摩耗性によるロングライフ性能と優れた静粛性により、季節を問わず快適なドライブを楽しめる設計となっていて、コンパクトカーからSUV、ガソリン車だけでなくハイブリッド車、EVまで幅広い車種に対応しています。

今回の発表は、オールシーズンタイヤ市場に大きなインパクトを与えるかもしれません。特に、クロスクライメート3スポーツは、これまで「安全性は高いが走行性能は妥協が必要」とされてきたオールシーズンタイヤとして注目されそうです。

日本の気候変動や予測困難な天候に対応しつつ、ドライビングの楽しさも追求したいユーザーにとって、選択肢の一つとなることは間違いないでしょう。

両製品は2025年10月1日より順次発売開始され、価格はオープン設定となっています。
タイヤ交換を検討している人には、季節を問わない安心感と優れた性能、経済性を両立した新たなカテゴリーのタイヤとして、大きな注目を集めそうです。