エンジンオイルは純正で十分?選び方や社外メーカー品との違いを解説
更新日:2024.09.09
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車のエンジンやトランスミッションなどのオイルは、温度の影響を受けやすく、寒暖の差が激しい中での走行は劣化を早めます。オイル交換に当たって、ディーラー、ガソリンスタンド、量販店とオイル交換をしてくれるお店は多々あります。その中で純正オイルと市販のオイルがどれほど違うのか確認してみましょう。
純正オイルとはいえ、メーカーが作るケースはほぼない
エンジンオイルやミッションオイル、デフオイルなど、自動車の油脂類は多いもの。しかし、これらの油脂類を、自動車メーカーが「製造」することは、ほぼありません。例外もあるかもしれませんが、メーカーが精油設備を備えてエンジンオイルを精製している話を聞くことはないでしょう。
各社ともエンジンオイル等を製造しているメーカーに依頼し、自社ブランド商品を製造してもらっていることになります。エンジンオイルは、内燃機関を備えた自動車には必要なものです。しかし、精製設備を自前で持って供給するというのは莫大な費用がかかります。
そこで、オイルメーカーに依頼してオイルを作ってもらうという流れになります。もちろん、メーカーによって、どの添加剤を加えるのか、どのような性質のエンジンオイルにするのか等は異なりますが、メーカー純正オイルとなれば、ロングライフで様々な環境に適応できるオイル、ということになるかと思います。
各社ともエンジンオイル等を製造しているメーカーに依頼し、自社ブランド商品を製造してもらっていることになります。エンジンオイルは、内燃機関を備えた自動車には必要なものです。しかし、精製設備を自前で持って供給するというのは莫大な費用がかかります。
そこで、オイルメーカーに依頼してオイルを作ってもらうという流れになります。もちろん、メーカーによって、どの添加剤を加えるのか、どのような性質のエンジンオイルにするのか等は異なりますが、メーカー純正オイルとなれば、ロングライフで様々な環境に適応できるオイル、ということになるかと思います。
市販の社外メーカー品は?
市販のオイルは、いくつかの種類に分かれるます。まずは、BPやMobil、Totalなどの、オイルをはじめとした石油の精製、石油製品の製造をしている会社が作るエンジンオイル。これらの会社からは、様々なブランドが出ており、これらも精油メーカーのエンジンオイルと言えます。有名なカストロールは、現在BPのグループ下にあります。日本では、昭和シェル石油やJX日鉱日石エネルギー(エネオス)が広く知られているメーカーですね。
次に、これらの会社にオイルの精製や製造を依頼して、自社ブランドとし販売している会社があります。オートバックスやイエローハットなどのカー用品店が自社ブランドのエンジンオイルとして量り売りをしています。
次に、これらの会社にオイルの精製や製造を依頼して、自社ブランドとし販売している会社があります。オートバックスやイエローハットなどのカー用品店が自社ブランドのエンジンオイルとして量り売りをしています。
エンジンオイルは純正品と同等グレードなら問題ない
基本的に近年の自動車のエンジンオイルは、様々な環境下で使用できる「マルチグレード」というオイルを使用します。あくまで一例ですが、トヨタ純正オイルの場合、0W-20と5W-20という二つのグレードをもったオイルがラインナップされています。
0Wや5Wは、冷間時の始動性能を表すものであり、目安にはなりますが5Wの場合-35℃の気温でも始動ができるように設計されています。-20の部分は、粘度の数値であり、この部分が大きければ大きいほど粘度が高くなります。粘度が高い=硬いオイルと言えます。硬いオイルは、高温時にもサラサラになりにくいと考えられますが、耐熱性能を表すものではないです。
簡単な見方としては、0W-20という表示であれば、この数値が少ないほど添加剤の割合が少なく、劣化時の粘度の変化も少ないと見られます。これらの始動性や粘度は、エンジンの設計や性能に合わせて選定されています。そのため、この数値が大きく違わないエンジンオイルを使用すれば、基本的に、問題ありません。
専用のオイルなどを求める例もありますが、これは燃費性能などの維持を目的としていたり、極度の高性能エンジンである場合がほとんど。一般的な市販車であれば、そこまで必要ないかと思われます。
0Wや5Wは、冷間時の始動性能を表すものであり、目安にはなりますが5Wの場合-35℃の気温でも始動ができるように設計されています。-20の部分は、粘度の数値であり、この部分が大きければ大きいほど粘度が高くなります。粘度が高い=硬いオイルと言えます。硬いオイルは、高温時にもサラサラになりにくいと考えられますが、耐熱性能を表すものではないです。
簡単な見方としては、0W-20という表示であれば、この数値が少ないほど添加剤の割合が少なく、劣化時の粘度の変化も少ないと見られます。これらの始動性や粘度は、エンジンの設計や性能に合わせて選定されています。そのため、この数値が大きく違わないエンジンオイルを使用すれば、基本的に、問題ありません。
専用のオイルなどを求める例もありますが、これは燃費性能などの維持を目的としていたり、極度の高性能エンジンである場合がほとんど。一般的な市販車であれば、そこまで必要ないかと思われます。
高性能エンジンの場合は成分にも注意
一般的な市販車であれば、マルチグレードが大きく違わないエンジンオイルを使うことがベストです。しかし、サーキット走行をしたり、高性能車である場合は、オイルの成分にも注意が必要です。
大きく分けて、鉱物油、半化学合成油、100%化学合成油の3種類があります。鉱物油というのは、天然オイルから精製しただけのもの、という意味です。最も高性能なオイルは、100%化学合成油です。他よりも価格が3倍程違うケースもある高級品ですが、高回転までスムーズに拭け上がり高温でも温度や油圧の変化が少ないオイルと言えます。
しかし、耐久性が高いとは言えず、サーキット走行などの場合であれば、走行後に交換をしたほうが良いと言われています。一般的な走行をするだけの市販車であれば、100%化学合成油の価値を十分に享受できませんので、鉱物油で十分でしょう。
大きく分けて、鉱物油、半化学合成油、100%化学合成油の3種類があります。鉱物油というのは、天然オイルから精製しただけのもの、という意味です。最も高性能なオイルは、100%化学合成油です。他よりも価格が3倍程違うケースもある高級品ですが、高回転までスムーズに拭け上がり高温でも温度や油圧の変化が少ないオイルと言えます。
しかし、耐久性が高いとは言えず、サーキット走行などの場合であれば、走行後に交換をしたほうが良いと言われています。一般的な走行をするだけの市販車であれば、100%化学合成油の価値を十分に享受できませんので、鉱物油で十分でしょう。
純正と同等グレードのオイルを5000km毎や季節ごとに交換していけば、おおよそ問題は起きません。BMWのエンジンオイルは、純正の場合、鉱物油が基本ですが添加剤などが入っており20000km又は2年までは無交換で良いとされています。このような場合でも、純正以外のオイルを使用可能ですが、交換サイクルが多少異なるということには注意しましょう。