【タイヤ試乗レビュー】静粛性、グリップ、耐摩耗性はいかに?日常のドライビングを次のステージへ引き上げる”コンチネンタルタイヤ”「ウルトラ・コンタクト UC7」の実力を試す!
更新日:2024.10.02
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今回ご紹介するコンチネンタルタイヤ「ウルトラ・コンタクト UC7」は、安全性を最優先し、優れた静粛性と快適性に加えてロングドライブライフに重点を置いたセーフティ・コンフォートタイヤとしてウェット性能、ハンドリング性能を大幅に向上させています。
この「ウルトラ・コンタクト UC7」の開発には、約25人のエンジニアと材料の専門家からなるグローバルチームが、開発に9500時間以上費やし、様々な条件下で実施されたテスト回数は850回以上にものぼり、その走行距離は地球12周に相当します。
では、実際に日本の高速道路から一般道を走らせてみてどのような感触なのか。実力は本当なのか。橋本洋平が徹底解説します。
文:橋本 洋平 / 写真:土屋 勇人 / 編集:CarMe編集部
この「ウルトラ・コンタクト UC7」の開発には、約25人のエンジニアと材料の専門家からなるグローバルチームが、開発に9500時間以上費やし、様々な条件下で実施されたテスト回数は850回以上にものぼり、その走行距離は地球12周に相当します。
では、実際に日本の高速道路から一般道を走らせてみてどのような感触なのか。実力は本当なのか。橋本洋平が徹底解説します。
文:橋本 洋平 / 写真:土屋 勇人 / 編集:CarMe編集部
「ウルトラ・コンタクト UC7」が大切にしたのは時速100キロ前後での快適性
コンチネンタルタイヤがアジア向けにターゲットを絞って送り出したタイヤがこの「ウルトラ・コンタクト UC7」だ。
欧州のようにハイスピードを狙うのではなく、大切にしたのは時速100キロ前後までの快適性。
また、雨対策もまたマストな課題だったという。
結果として開発に9500時間以上も費やし、テスト回数は850回。走行距離は地球12周分にも相当するというのだから驚くばかりだ。
欧州のようにハイスピードを狙うのではなく、大切にしたのは時速100キロ前後までの快適性。
また、雨対策もまたマストな課題だったという。
結果として開発に9500時間以上も費やし、テスト回数は850回。走行距離は地球12周分にも相当するというのだから驚くばかりだ。
「ウルトラ・コンタクト UC7」を見ると、まずはウエットグリップをかなり意識している造り込みが感じられる。
縦溝を4本しっかりと持たせ、さらにそれぞれの溝深さも約7ミリほど与えているのだ。
コンチネンタルタイヤは欧州車の標準装着タイヤとしてのイメージが高く、それらはどちらかと言えば浅溝でハンドリングを意識したものが多い。
気候や速度レンジを意識してのことなのだろうが、「ウルトラ・コンタクト UC7」はそれらとは真逆を行く感覚がある。
アジアをターゲットにしたことがこの辺りからも伝わってくるのだ。
これならウエットでもかなりのグリップが見込めるだろう。
縦溝を4本しっかりと持たせ、さらにそれぞれの溝深さも約7ミリほど与えているのだ。
コンチネンタルタイヤは欧州車の標準装着タイヤとしてのイメージが高く、それらはどちらかと言えば浅溝でハンドリングを意識したものが多い。
気候や速度レンジを意識してのことなのだろうが、「ウルトラ・コンタクト UC7」はそれらとは真逆を行く感覚がある。
アジアをターゲットにしたことがこの辺りからも伝わってくるのだ。
これならウエットでもかなりのグリップが見込めるだろう。
「ウルトラ・コンタクト UC7」の性能を支える「Confidence+テクノロジー」を構成するダイアモンド『D.N.A.』とは?
1、ノイズ・ブレーカー 3.0(Noise Breaker 3.0)
けれども、ここまで深い溝をしっかりと備えると、今度は音の問題がある。
路面と縦溝が接地している部分が笛のようになり、気柱管共鳴が出やすくなるわけだ。
「ウルトラ・コンタクト UC7」ではそれをシッカリと対策。
縦溝内を一部狭める「ノイズブレーカー3.0」を備えることで、音波が溝を通過する際により小さな周波数に分散し、シャーという高い音が出がちなところをカットしている。
路面と縦溝が接地している部分が笛のようになり、気柱管共鳴が出やすくなるわけだ。
「ウルトラ・コンタクト UC7」ではそれをシッカリと対策。
縦溝内を一部狭める「ノイズブレーカー3.0」を備えることで、音波が溝を通過する際により小さな周波数に分散し、シャーという高い音が出がちなところをカットしている。
2、アドバンスド・アクア・チャネル(Advanced Aqua Channel)
また、新採用の「X・フロー・アクセラレーター」構造により、ベンチュリ効果が発生することで水の流速を高めることに成功。
結果として音対策もウエット性能も引き上げることに成功したのだ。
さらに「アドバンスド・アクア・チャネル」と名付けられた細かな溝が縦溝に排水していることもまた、滑りやすい路面では抜群のグリップに繋がるのだろう。
結果として音対策もウエット性能も引き上げることに成功したのだ。
さらに「アドバンスド・アクア・チャネル」と名付けられた細かな溝が縦溝に排水していることもまた、滑りやすい路面では抜群のグリップに繋がるのだろう。
3、ダイヤモンド・コンパウンド(Diamond Compaund)
一方で「ダイヤモンド・コンパウンド」が静粛性やグリップ、そして耐摩耗性に繋がっているらしい。
ロングライフを可能にするポリマーと衝撃吸収性を高めたポリマー、そしてウエットに効く独自のシリカ配合によって生み出されるバランスの良さは「ウルトラ・コンタクト UC7」の見どころのひとつ。
ロングライフを可能にするポリマーと衝撃吸収性を高めたポリマー、そしてウエットに効く独自のシリカ配合によって生み出されるバランスの良さは「ウルトラ・コンタクト UC7」の見どころのひとつ。
コンチネンタルタイヤはどちらかと言えば硬い印象が強いと個人的に感じていたが、アジア向けに誕生してきたこのタイヤはどう変化しているのかが興味深い。
コンパウンドだけでなく、リブに剛性調整と思える切れ込みを入れ、少しでもしなやかに路面に接触させようとしていることもまた、どんな仕上がりかが楽しみだ。
コンパウンドだけでなく、リブに剛性調整と思える切れ込みを入れ、少しでもしなやかに路面に接触させようとしていることもまた、どんな仕上がりかが楽しみだ。
「ウルトラ・コンタクト UC7」は、横風に弱いミニバンでさえもフラットライドを実現する
走り始めてまず感じることは、突き上げ感がかなり少ないことだった。
荒れた路面や橋の継ぎ目を越してみてもスッと一発でいなす感覚があることに驚いた。
これまでに感じていたコンチネンタルタイヤとは印象が異なるしなやかさだ。
音についても高周波ノイズがカットされた印象があり、タイヤが遠く感じるほどの静粛性がある。高速道路でのフラットライドな感覚もなかなかだ。
荒れた路面や橋の継ぎ目を越してみてもスッと一発でいなす感覚があることに驚いた。
これまでに感じていたコンチネンタルタイヤとは印象が異なるしなやかさだ。
音についても高周波ノイズがカットされた印象があり、タイヤが遠く感じるほどの静粛性がある。高速道路でのフラットライドな感覚もなかなかだ。
「ウルトラ・コンタクト UC7」は日本の道路事情にベストマッチ
ここまでしなやかさに溢れ、ソフトな印象があるのなら、コーナリングが苦手かと推測したが、ステアした瞬間からたしかな応答が得られ、シッカリとした感覚がステアリングを通じて伝わってくる。
アウト側のブロックを大きめにした非対称パターン、さらには衝撃吸収性を高めたポリマーが良い仕事をしているのだろう。
アウト側のブロックを大きめにした非対称パターン、さらには衝撃吸収性を高めたポリマーが良い仕事をしているのだろう。
しなやかだけれどコシもある、そんなフィーリングなのだ。結果として背が高いミニバンでありながらも、直進安定性は高くコーナーリングにおけるグラつきも感じない。
試乗当日は高速道路に備えられた吹き流しが真横に向くほどの強風だったが、そんな状況でもハンドルが取られることなく安定して突き進んでいたところが好印象だった。
この仕上がりならロングドライブでも疲労軽減が可能なはず。
また、同乗者の揺らぎも軽減でき、結果として車酔いもしづらいのではないだろうか?
試乗当日は高速道路に備えられた吹き流しが真横に向くほどの強風だったが、そんな状況でもハンドルが取られることなく安定して突き進んでいたところが好印象だった。
この仕上がりならロングドライブでも疲労軽減が可能なはず。
また、同乗者の揺らぎも軽減でき、結果として車酔いもしづらいのではないだろうか?
コンチネンタルが、アジア・パシフィック地域における運転環境やドライバーのニーズに応える専用タイヤの投入をコミットしたと聞き、どのようなタイヤなのかと楽しみにしていたが、実際に試乗してみると上質さを感じられる仕上がりには感心させられるものがあった。
地域別にベストマッチを模索し始めたコンチネンタルタイヤの動きは、我々日本人に確実なメリットを与えようとしてくれたようだ。
地域別にベストマッチを模索し始めたコンチネンタルタイヤの動きは、我々日本人に確実なメリットを与えようとしてくれたようだ。
コンチネンタルタイヤ
ウルトラ・コンタクト UC7
ウルトラ・コンタクト UC7
価格はオープンプライス
ウェット性能も抜群!運転に自信が持てるタイヤ?!
コンチネンタルタイヤの「ウルトラ・コンタクト UC7」は、約25人のエンジニアと材料の専門家からなるグローバルチームが、開発に9,500時間以上費やし、様々な条件下で実施されたテスト回数は850回以上に上ります。
走行距離はなんと地球12周に相当するとのことで、コンフォートセグメント向けに開発されたConfidence+(コンフィデンス・プラス)テクノロジーの採用により、ウェット性能、ハンドリング性能を大幅に向上させています。