トヨタ「ランドクルーザー(300シリーズ)」の安全装備を紹介!SUV最上モデルならではの充実した最新先進運転支援システム【プロ徹底解説】

トヨタ ランドクルーザー

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トヨタで最も古くから続くモデルであり、SUV最上位となるのが「ランドクルーザー(300シリーズ)」です。そこには、どのような安全装備や機能が備わっているのでしょうか。先進運転支援システムを中心に、その機能を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
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最新のトヨタ・セーフティ・センスを登載

最新のトヨタ・セーフティ・センスを登載

「ランドクルーザー(300シリーズ)」は2021年に登場したトヨタの最上位SUVです。ですから、当然のように、トヨタの最新の先進運転支援システム「トヨタ・セーフティ・センス」が搭載されています。これはフロントウインドウ上部に設置された単眼カメラと、グリルにあるミリ波レーダーという2つのセンサーを併用するシステムです。多彩な安全のための機能が備わっており、その結果、「ランドクルーザー(300シリーズ)」は、国が定める「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」に認定されます。これは先進運転支援システムの充実度を示す制度で、「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」は最上位を意味します。

トヨタ・セーフティ・センスには、数多くの機能が備わっています。その代表的なものが以下のような機能です。

「ぶつからない」をサポートする機能

走行時に前方の他車両や歩行者との衝突を回避、もしくは被害を軽減する機能が「プリクラッシュセーフティ」です。「ランドクルーザー(300シリーズ)」には、その最新のシステムが搭載されています。そのため、単純に、同一車線の前の他車両・歩行者だけでなく、交差点で右折するときの対向直進車や横断歩道の歩行者にも対応します。

さらに、前方の車両や歩行者、自転車運転者と衝突しそうなとき、自走行車線内に回避するスペースがあるとシステムが判断すれば、ドライバーのステアリング回避操作をサポートします。

「高速道路の安心の走り」をサポートする機能

高速道路を走行しているときに働く機能が「レーントレーシングアシスト(LTA)」と「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」です。

「レーントレーシングアシスト(LTA)」は、自車走行車線内をハミ出さないように、ステアリング操作をアシストする機能です。また、ブレーキ制御も併用して、ハミ出しを防ぎます。

「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」は、「ACC(アアダプティブ・クルーズ・コントロール)」とも呼ばれる機能で、定められた速度以下で先行車を追従します。渋滞時などは、先行車にあわせて自車も停止まで行います。

「夜間の見やすさ」をサポートする機能

夜間の走行をサポートするのが「アダプティブハイビームシステム(AHS)」と「オートマチックハイビーム(AHB)」です。

「アダプティブハイビームシステム(AHS)」は、LEDヘッドライトの照射範囲をコントロールし、他車にまぶしくないようにしつつ、広い範囲を照らすという機能です。上位グレードの装備となります。「オートマチックハイビーム(AHB)」は、他車の存在を検知すると自動で、ハイビームをロービームに切り替えます。

「標識の確認」をサポートする機能

道路の横に設置される道路標識を検知し、車内のマルチインフォメーションディスプレイや、ヘッドアップディスプレイに、その存在を表示するのが「ロードサイドサインアシスト(RSA)」。道路標識の見落としがないように、運転を支援します。

「周囲の安全確認」をサポートする機能

走行中に自車の斜め後方の死角にある他車両を知らせてくれるのが「ブラインドスポットモニター(BSM)」。駐車場で、駐車スペースから出るときに、他車両が横方向から近付いていることを知らせてくれるのが「パーキングサポートブレーキ」です。前方の静止物、後方の歩行者や他車両の存在を検知します。

また、車両を真上から俯瞰して見たような映像をディスプレイに表示する「パノラミックビューモニター」も備わっています。

通信機能を利用する便利で安心な機能

「ランドクルーザー(300シリーズ)」には、通信機能が備わっており、それを利用した便利な機能も数多く用意されています。

そのひとつが「ITS Connect」です。車と道路、または他車と通信を行って、危険を察知・警告するというもの。具体的には「路車間通信システム」で、交差点で右折待ちをしたときに、対向車や曲がった先にいる歩行者の存在を知らせます。また「車車間通信システム」では緊急車両の存在を教えてくれたり、通信利用型レーダークルーズコントロールでスムーズな追従走行を実現します。

また、オプションとなるT-Connectサービスでは、オペレーターによる目的地検索やホテル/レストランの予約などのサポートも得られます。さらに、ドライバー異常時対応システムにより、ドライバーに異常が検知された時に救命要請なども行われます。

 

充実したセキュリティ機能

「ランドクルーザー(300シリーズ)」には、盗難などに対するセキュリティ機能も数多く用意されています。トヨタ初採用となったのが、指紋認証スタートスイッチです。あらかじめユーザーの指紋を登録しており、登録していないとエンジン始動ができません。

また、ドアのこじ開け、車の傾きなどの異常が発生すると、オートアラームが作動。さらにメールや電話、スマートフォンアプリへの通知が行われます。スマートフォンのアプリで、離れた場所から、車のドアをロックさせることも可能です。
「ランドクルーザー(300シリーズ)」は、トヨタのSUVの最上位となるモデル。そのため安全のための機能は、最新のものが数多く採用されています。最新かつ、充実の安心・安全の機能も「ランドクルーザー(300シリーズ)」の魅力の一つと言えるでしょう。
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