トヨタ ランドクルーザー (300系) のグレード比較!
更新日:2024.09.09
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トヨタで最も古くからあるモデルであり、SUVとしては最上位に位置する。それが「ランドクルーザー(300シリーズ)」です。ここでは、どのようなグレード編成になっており、その違いはなにかを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
300系 ランドクルーザー には5つのグレード編成と2つのパワートレインが存在する
「ランドクルーザー(300シリーズ)」のグレード編成は5つ。エントリーが「GX」、それから「AX」、「VX」と続き、スポーツグレードの「GR SPORT」があり、最上位が「ZX」となります。
パワートレインはガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンの2種類。ガソリン・エンジンは全グレードに用意されますが、ディーゼルは「GR SPORT」と最上位の「ZX」のみ。
パワートレインはガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンの2種類。ガソリン・エンジンは全グレードに用意されますが、ディーゼルは「GR SPORT」と最上位の「ZX」のみ。
また、乗車定員は2列シートの5名と、3列シートの7名の2種。ただし、全グレードに用意されているのではなく、5名乗車はガソリン・エンジンの「GX」と、ディーゼル・エンジンの「GR SPORT」と「ZX」。つまり、ガソリン・エンジンは、ほとんどが3列シートなのに対して、ディーゼル・エンジンはすべてが2列シートの5名乗車となります。
価格は以下のような並びとなります。
ガソリン・エンジンの「GX」(5名定員) 510万円
ガソリン・エンジンの「AX」(7名定員) 550万円
ガソリン・エンジンの「VX」(7名定員) 630万円
ガソリン・エンジンの「GR SPORT」(7名定員) 770万円
ガソリン・エンジンの「ZX」(7名定員) 730万円
ディーゼル・エンジンの「GR SPORT」(5名定員) 800万円
ディーゼル・エンジンの「ZX」(5名定員) 760万円
ガソリン・エンジンの「GX」(5名定員) 510万円
ガソリン・エンジンの「AX」(7名定員) 550万円
ガソリン・エンジンの「VX」(7名定員) 630万円
ガソリン・エンジンの「GR SPORT」(7名定員) 770万円
ガソリン・エンジンの「ZX」(7名定員) 730万円
ディーゼル・エンジンの「GR SPORT」(5名定員) 800万円
ディーゼル・エンジンの「ZX」(5名定員) 760万円
300系 ランドクルーザー のエントリーグレードとなる「GX」とは?
エントリーグレードとなるのが「GX」です。2列シートの5名定員で、ガソリン・エンジンのみ。エクステリアは、シルバー塗装でメッキ加飾付のラジエターグリル、ブラックのドアベルトモール、シルバー塗装の18インチアルミホイールが標準となります。LEDサイドターンランプ付きのドアミラーは、ボディ同色のカラードです。アルミのサイドステップはオプションとなります。LEDフォグランプはオプションとなります。
インテリアの特徴は、ステアリングが本革巻きのみというもの。メーターが、4眼オプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションとなります。ナビ・オーディオは、ディスプレイオーディオが標準。T-Connectナビゲーションは設定されていません。また、指紋認証スタートスイッチがオプションとなります。内装色はブラック。シートはファブリックとなります。
トヨタ・セーフティ・センスの主な機能は標準となりますが、レーントレーシングアシスト(LTA)と、ドライバー異常時対応システムがなく、代わりにレーンデパーチャーアラートが装備されています。
300系 ランドクルーザー のミドルグレードである「AX」とは?
ミドルグレードとなる「AX」。ガソリン・エンジン車で、3列シートの7人乗車定員となります。
エクステリアのうち、ラジエターグリルとアルミホイール、ドアミラーは「GX」と同じ。ただし、ドアベルトモールはステンレスとなります。サイドステップとLEDフォグランプは、このグレード以上では標準装備となります。
エクステリアのうち、ラジエターグリルとアルミホイール、ドアミラーは「GX」と同じ。ただし、ドアベルトモールはステンレスとなります。サイドステップとLEDフォグランプは、このグレード以上では標準装備となります。
インテリアの本革巻きステアリングと4眼メーターは「GX」と同じです。ナビ・オーディオは、ディスプレイオーディオが標準で、オプションに10スピーカーのT-Connectナビゲーションシステムが用意されています。指紋認証スタートスイッチは、このグレード以上が標準装備されます。内装色はブラックのみ。シートはスエード調ファブリック。
トヨタ・セーフティ・センスは「GX」と同じ内容です。
トヨタ・セーフティ・センスは「GX」と同じ内容です。
300系 ランドクルーザー の上位グレードである「XV」とは?
上位グレードとなる「VX」。ガソリン・エンジンに3列シートの7名乗車定員となります。
「GX」と「AX」との違いは、18インチのアルミホイールがスーパークローム塗装になっていること。ドアミラーがメッキとなります。ヘッドライトにLEDコーナーリングランプが追加されています。リヤのLEDコンビネーションランプが、テール・ストップ・ターン・バックアップランプとなります。
インテリアでは、ステアリングがゼブラウッド杢目調+本革巻きになります。そしてメーターは、2眼オプティトロンメーター+7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイになります。TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが大きくなっています。内装色はブラックですが、パネルはゼブラウッド杢目調。シートはブラックの本革になります。
トヨタ・セーフティ・センスでは、レーンデパーチャーアラートではなく、レーントレーシングアシスト(LTA)とドライバー異常時対応システムが標準採用されています。
「GX」と「AX」との違いは、18インチのアルミホイールがスーパークローム塗装になっていること。ドアミラーがメッキとなります。ヘッドライトにLEDコーナーリングランプが追加されています。リヤのLEDコンビネーションランプが、テール・ストップ・ターン・バックアップランプとなります。
インテリアでは、ステアリングがゼブラウッド杢目調+本革巻きになります。そしてメーターは、2眼オプティトロンメーター+7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイになります。TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが大きくなっています。内装色はブラックですが、パネルはゼブラウッド杢目調。シートはブラックの本革になります。
トヨタ・セーフティ・センスでは、レーンデパーチャーアラートではなく、レーントレーシングアシスト(LTA)とドライバー異常時対応システムが標準採用されています。
300系 ランドクルーザー のスポーツグレード「GR SPORT」とは?
スポーツグレードの「GR SPORT」は、7人乗車定員のガソリン・エンジン車と、5名乗車定員のディーゼル・エンジン車の2つが用意されています。
エクステリアでは専用の、ラジエターグリル、フロントバンパー、リヤバンパー、ブラックホイールアーチモール、リヤトヨタエンブレム(アクリル+ブラック)、マットグレー塗装の18インチアルミホイール、専用エンブレム(フロント、サイド、リヤ)、バックドア下端デカール、ロッカーモール(ブラック塗装)、アウトサイドドアハンドル(ブラック塗装)、ドアミラー(ブラック塗装)が装着されています。
足回りには、電子制御でスタビライザー効果を変化できるE-KDSSが「GR SPORT」のみに採用されています。減衰力を変化させるAVSも採用。電動デフロックも、リヤだけでなく、フロントにも採用されています。
インテリアも専用品が数多く採用されました。専用の本革巻きステアリングホイール(切削カーボン調加飾+GRエンブレム付)、T-Connectナビの専用オープニング画面、GRエンブレム付の専用フロントシート、切削カーボン調パネルのインテリア加飾、専用スマートキーというもの。内装色も、GR専用ブラックとGR専用ブラック&ダークレッドとなります。
トヨタ・セーフティ・センスは、「VX」とほぼ同じですが、ヘッドライトがオートマチックハイビームではなく、アダプティブハイビームシステムになります。
エクステリアでは専用の、ラジエターグリル、フロントバンパー、リヤバンパー、ブラックホイールアーチモール、リヤトヨタエンブレム(アクリル+ブラック)、マットグレー塗装の18インチアルミホイール、専用エンブレム(フロント、サイド、リヤ)、バックドア下端デカール、ロッカーモール(ブラック塗装)、アウトサイドドアハンドル(ブラック塗装)、ドアミラー(ブラック塗装)が装着されています。
足回りには、電子制御でスタビライザー効果を変化できるE-KDSSが「GR SPORT」のみに採用されています。減衰力を変化させるAVSも採用。電動デフロックも、リヤだけでなく、フロントにも採用されています。
インテリアも専用品が数多く採用されました。専用の本革巻きステアリングホイール(切削カーボン調加飾+GRエンブレム付)、T-Connectナビの専用オープニング画面、GRエンブレム付の専用フロントシート、切削カーボン調パネルのインテリア加飾、専用スマートキーというもの。内装色も、GR専用ブラックとGR専用ブラック&ダークレッドとなります。
トヨタ・セーフティ・センスは、「VX」とほぼ同じですが、ヘッドライトがオートマチックハイビームではなく、アダプティブハイビームシステムになります。
300系 ランドクルーザー の最上位となる「ZX」とは?
最上位グレードとなる「ZX」は、7人乗車定員のガソリン・エンジン車と、5名乗車定員のディーゼルの両方が用意されています。
エクステリアの違いは、前後のバンパーがメッキモール付きのエアロバンパーになっていること。そしてアルミホイールが、スーパークロームメタリック塗装の20インチになっています。サイドステップは、LED照明付きのエアロ一体タイプとなります。
インテリアの違いはステアリングホイールが、ウォールナット杢目調+本革巻きになっていること。また、内装色がブラックだけでなく、ニュートラルベージュが用意されています。内装パネルはウォールナット杢目調。シートは本革で、ブラックとニュートラルベージュの2色が選べます。
サスペンションには減衰力を変化させるAVSが採用されています。
エクステリアの違いは、前後のバンパーがメッキモール付きのエアロバンパーになっていること。そしてアルミホイールが、スーパークロームメタリック塗装の20インチになっています。サイドステップは、LED照明付きのエアロ一体タイプとなります。
インテリアの違いはステアリングホイールが、ウォールナット杢目調+本革巻きになっていること。また、内装色がブラックだけでなく、ニュートラルベージュが用意されています。内装パネルはウォールナット杢目調。シートは本革で、ブラックとニュートラルベージュの2色が選べます。
サスペンションには減衰力を変化させるAVSが採用されています。
「ランドクルーザー(300シリーズ)」のグレード編成は5つ。基本となる3つの上に、スポーツタイプの「GR SPORT」と最上位の「ZX」が用意されている格好です。エントリーと最上位の価格差は200万円以上あるということで、さすがにシートなどの豪華装備には違いがありました。ただし、走行性能や安全系の違いは、それほど大きくありません。