輸入車にミニバンが少ないのはなぜか?日本に導入されている車種は?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
日本に輸入される車のうち、ミニバンは数えるほどのモデルしかありません。日本では大人気のミニバン、なぜ輸入車では数少ないのでしょうか。
日本に導入されるミニバン輸入車
現在日本に正規輸入されているミニバンはごくわずかです。ミニバンの定義はさまざまですが、ここでは一般的に6〜7人乗り以上の俗に言う「箱形」計上の車種に絞ります。
まずは、ドイツですが、フォルクスワーゲン・シャランおよびメルセデスベンツ・Vクラスが代表的な車種です。そして、BMWの2シリーズアクティブツアラーは3列目シートがあくまで補助的な扱いのため、ミニバンのジャンルに入るのかどうかというと難しいかもしれません。
次に、フランス。シトロエン・グランドC4ピカソおよびプジョー・5008があります。この2車もスライドドアではなく通常のヒンジドアを搭載しており、日本で俗に言う「ミニバン」とは若干趣が異なりますが、言わば「大きなステーションワゴン」と言ったところでしょうか。
まずは、ドイツですが、フォルクスワーゲン・シャランおよびメルセデスベンツ・Vクラスが代表的な車種です。そして、BMWの2シリーズアクティブツアラーは3列目シートがあくまで補助的な扱いのため、ミニバンのジャンルに入るのかどうかというと難しいかもしれません。
次に、フランス。シトロエン・グランドC4ピカソおよびプジョー・5008があります。この2車もスライドドアではなく通常のヒンジドアを搭載しており、日本で俗に言う「ミニバン」とは若干趣が異なりますが、言わば「大きなステーションワゴン」と言ったところでしょうか。
過去に日本に導入されていた輸入車のミニバンは?
ほんの少し前まで、日本にはより多くのミニバンは導入されていました。例えばアメリカはクライスラー・ボイジャー。アメリカのミニバン市場を大きく変えた同車は日本でも一定の人気を集めていましたが、いつの間にか日本導入が中止となりました。
次に、ドイツのオペル・ザフィーラ。日本では初代と2代目が販売されました。また、同一車種がスバルブランドで「トラヴィック」名で販売されていたことを覚えている人も多いのでは。このザフィーラ、日本ではオペルブランドの日本販売の撤退に伴い、導入中止となったのです。
現在は、当時のザフィーラより大型サイズのモデルも欧州では販売されているとのことです。この他に、フランスのルノーからはグランセニックも導入されていましたが、日本では人気を得られず撤退となりました。
次に、ドイツのオペル・ザフィーラ。日本では初代と2代目が販売されました。また、同一車種がスバルブランドで「トラヴィック」名で販売されていたことを覚えている人も多いのでは。このザフィーラ、日本ではオペルブランドの日本販売の撤退に伴い、導入中止となったのです。
現在は、当時のザフィーラより大型サイズのモデルも欧州では販売されているとのことです。この他に、フランスのルノーからはグランセニックも導入されていましたが、日本では人気を得られず撤退となりました。
ミニバンの輸入車が日本では少ない理由は3列シート?
大前提として、日本で輸入ミニバンが売れないため各メーカーは導入しません。その理由はいくつかあります。
まずは日本のミニバンは日本人のニーズに合わせた装備や機構等を満載しているからです。例えばスライドドア。輸入ミニバンの多くはヒンジドアですが、日本のミニバンはほぼ全てがスライドドアです。このスライドドア、例えば赤ちゃんを2列目シートに設置したチャイルドシートに乗せるなどといった際に大きなアドヴァンテージとなります。
また、2列目、3列目シートのスライド機構や、買い物袋フック、多くの小物入れなどこれら機構・装備は日本のミニバンには数多くに備わっています。こうした便利な機構・装備をしているにも関わらず安価なことも理由として挙げられます。
それに対し輸入ミニバンはどれも高価で、とてもトヨタ・ノアや日産・セレナの価格とは比較出来ません。こうした差もあり、日本では輸入ミニバンが売れないため、導入が進んでいないのです。
まずは日本のミニバンは日本人のニーズに合わせた装備や機構等を満載しているからです。例えばスライドドア。輸入ミニバンの多くはヒンジドアですが、日本のミニバンはほぼ全てがスライドドアです。このスライドドア、例えば赤ちゃんを2列目シートに設置したチャイルドシートに乗せるなどといった際に大きなアドヴァンテージとなります。
また、2列目、3列目シートのスライド機構や、買い物袋フック、多くの小物入れなどこれら機構・装備は日本のミニバンには数多くに備わっています。こうした便利な機構・装備をしているにも関わらず安価なことも理由として挙げられます。
それに対し輸入ミニバンはどれも高価で、とてもトヨタ・ノアや日産・セレナの価格とは比較出来ません。こうした差もあり、日本では輸入ミニバンが売れないため、導入が進んでいないのです。
海外のミニバン市場の規模は小さい?
海外では日本ほどのミニバン市場を形成している国はほとんどありませんが、各国内である程度は市場があるため各メーカー、ラインアップにミニバンを揃えているケースがほとんどです。
アメリカでは日本に導入されなくなったクライスラー・ボイジャーはダッジ・キャラバンとして販売。また、フォルクスワーゲンでは商用車ベースのT5が販売されており。こちらは日本でも一部のファンから根強い人気があるため並行輸入でごく少数が輸入されています。
ルノーにもグランセニックより更にサイズの大きいエスパスがあります。このエスパスは欧州のミニバン市場を切り開いた画期的な車で、現地では一定の人気を集めていますが、ここ日本では、正規導入されることはありませんでした。
アメリカでは日本に導入されなくなったクライスラー・ボイジャーはダッジ・キャラバンとして販売。また、フォルクスワーゲンでは商用車ベースのT5が販売されており。こちらは日本でも一部のファンから根強い人気があるため並行輸入でごく少数が輸入されています。
ルノーにもグランセニックより更にサイズの大きいエスパスがあります。このエスパスは欧州のミニバン市場を切り開いた画期的な車で、現地では一定の人気を集めていますが、ここ日本では、正規導入されることはありませんでした。
輸入車のミニバンの良さは?
輸入ミニバンにも良いところはあります。例えば欧州製ミニバンは、その土地柄ロングドライブが多く、またハンドリングを重視するユーザーが多いため、走りの良さはピカイチです。アメリカ製ミニバンはその巨大なサイズが売りです。こうした売りはあるものの、日常での実用性重視の日本ユーザーにとってはあまり魅力的に映らないのかもしれません。
ミニバンを輸入車から選ぶ利点を考えよう
輸入ミニバンも魅力的な部分は数多くあります。高価格帯や家族が喜ぶような快適装備が少ないなどといったネガティブ要素はあるものの、それを補えるだけの魅力はあるはずです。ミニバンを選ぶ際、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?