スバル「クロストレック」のグレード別の特徴を解説!ツーリング・リミテッドの違いとは?

クロストレック

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スバルの最小クロスオーバー/SUVである「クロストレック」。現行モデルは、昨年の暮れに価格が公開されて、日本での販売が開始されています。その新型「クロストレック」に用意されたグレードは、どのようなものなのか。そして、それぞれの違いを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
クロストレックのグレード比較表
ツーリング・リミテッド、2つのグレード・駆動方式を選べる
タイヤ&ホイールからヘッドライト、加飾が異なる
シート表皮とオーディオ、シフト回り、ペダルなどに違いがある
ADAS系の違い

クロストレックのグレード比較表

型式 新車価格 中古車価格 販売開始年月 車両重量 乗車定員 ドア数 排気量 駆動方式 燃料 燃費 トランスミッション ハンドル 全長×全幅×全高 最小回転半径 前輪サイズ 後輪サイズ 福祉車両
2.0 ツーリング 5AA-GUD 266.2万円 280.5〜386.8万円 2022年12月1日 1,540kg 5名 5ドア 1,995cc フロント 無鉛 16.4km/L マニュアルモード付CVT 4,480mm×1,800mm×1,550mm 5,400mm 225/60R8 225/60R8 -
2.0 リミテッド 5AA-GUD 306.9万円 280.5〜386.8万円 2022年12月1日 1,560kg 5名 5ドア 1,995cc フロント 無鉛 16.4km/L マニュアルモード付CVT 4,480mm×1,800mm×1,575mm 5,400mm 225/55R10 225/55R10 -

ツーリング・リミテッド、2つのグレード・駆動方式を選べる

新型「クロストレック」のグレード編成は、スタンダードの「ツーリング」と、上位となる「リミテッド」の2つ。パワートレインは、どちらも2リッターの水平対向エンジンに「リニアトロニック」CVT、そしてモーターを組み合わせたハイブリッドとなる「e-BOXE」です。また、2つのグレードには、それぞれ4WDとFFが用意されています。
そのため、実際に選べるのは2グレード×2つの駆動方式で、4種類となります。その価格は以下のようになります。

・ツーリング FFモデル 266万2,000円
・ツーリング 4WDモデル 288万2,000円
・リミテッド FFモデル 306万9,000円
・リミテッド 4WDモデル 328万9,000円

タイヤ&ホイールからヘッドライト、加飾が異なる

スタンダードのツーリングと、上位のリミテッドのエクステリアの違いは「タイヤ&アルミホイール」「ヘッドランプ」「フロントグリルバー」「LEDフロントフォグランプ」「電動格納式リモコンドアミラー」「ルーフレール」「アンテナ」です。

スタンダードの「ツーリング」は、225/60R17のオールシーズンタイヤに17インチのダークメタリック塗装のアルミホイールを装着。ヘッドライトはLEDハイ&ロービームランプ。フロントグリルバーとLEDフロントフォグランプ、電動格納式リモコンドアミラー、ルーフレールは、すべてブラック塗装となります。アンテナはルーフアンテナとなります。
一方、上位の「リミテッド」では、225/55R18のオールシーズンタイヤに18インチのダークメタリック塗装+切削光輝のアルミホイールを装着。ヘッドライトはフルLEDハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ+コーナーリングランプ。フロントグリルバーと電動格納式リモコンドアミラー、ルーフレールは、ダークグレー塗装。LEDフロントフォグランプは、ダークグレー塗装加飾付となります。ドアミラーには、リバース連動、メモリー&オート収納機能が追加されます。アンテナはシャークフィンタイプとなります。

シート表皮とオーディオ、シフト回り、ペダルなどに違いがある

「ツーリング」と「リミテッド」のインテリアの違いは、「シート」「オーディオ」「インパネセンターリング加飾」「シフトレバー周り」「ペダル&フットレスト」といったもの。

「ツーリング」は、トリコットのシート表皮、オーディオレス、ブラックインパネセンターリング加飾、ウレタン/ブラックのシフトレバー周り、ブラックのペダル&フットレストが標準となります。
一方、「リミテッド」では、ファブリックのシート表皮に運転席&助手席のパワーシート、11.6インチセンターディスプレイ&インフォテイメントシステム、シルバーインパネセンターリング加飾、シルバー加飾付本革革巻き/ピアノブラック調/シルバーステッチのシフトレバー周り、アルミパッド付のスポーツペダル&フットレストになります。
シートの本革表皮は、「ツーリング」と「リミテッド」の両方にオプションで用意されています。また、「ツーリング」でも、オプションを使えば、11.6インチセンターディスプレイ&インフォテイメントシステム、シルバーインパネセンターリング加飾、シルバー加飾付本革革巻き/ピアノブラック調/シルバーステッチのシフトレバー周りを装着することができます。

ADAS系の違い

先進安全機能であるアイサイトは、両グレードに標準装備となります。基本性能に違いはありませんが、ヘッドライトとディスプレイが異なるため、それにかかわる機能に違いがあります。

上位となる「リミテッド」では標準となる、フルLEDハイ&ロービームランプ(オートヘッドランプレベライザー、ステアリング連動ヘッドランプ+コーナーリングランプ)、アレイ式アダプティブドライビングビーム、デジタルマルチビューモニター、ドライバーモニタリングシステムが、「SUBARU STARLINK」コネクテッドサービスなどが、「ツーリング」ではオプションとなります。
新型「クロストレック」には、スタンダードの「ツーリング」と、上位の「リミテッド」の2グレードが用意されています。エクステリアとインテリアなどの見栄えの部分が異なるだけでなく、ヘッドライトとセンターディスプレイにも違いがありました。ただし、走る・曲がる・止まる、そしてアイサイトの基本機能という、車のベーシックな部分に違いはありません。
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