LEDライトに続く最先端ライト「チューブライト」とは?
更新日:2024.09.09
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現在輸入車を中心に普及しつつあるLEDライト。独特かつメリハリの効いた照射と、電球に代わる新たな素材として少しずつ定着してきているようです。そして今、LEDを応用したチューブライトなるものが注目されつつあります。今回は、そんなチューブライトについて解説していきたいと思います。
チューブライトって何?
皆さんは夜間、BMWやベンツ、レクサス等の高級車の後ろについた時テールが棒状に光っている部分を見たことはありませんか??その棒状の部分をまさしくチューブライトと呼びます(LEDチューブやファイバーテールとも呼びます)。
構造としてはいたってシンプルに構成されており、アクリル板の裏からLEDの光を透過させることでアクリル全体を光らせる手法です。これにより、むき出しのLEDでは得られない面発光の柔らかい光を実現しているのです。また、より安価に製作する為、アクリルチューブの端からLEDを照射し、発光させる手法もあります。
※画像はイメージです
構造としてはいたってシンプルに構成されており、アクリル板の裏からLEDの光を透過させることでアクリル全体を光らせる手法です。これにより、むき出しのLEDでは得られない面発光の柔らかい光を実現しているのです。また、より安価に製作する為、アクリルチューブの端からLEDを照射し、発光させる手法もあります。
※画像はイメージです
どんな部分に使われているの?
チューブライトは、主にリアのポジションランプとして使用されています。現時点では、ストップランプとして使用されることはありません。これは、テールランプの造形の自由度を高めるためでもありますが、面発光ではストップランプとして後続車に注意喚起するほどの光量を確保できないので、メルセデス・ベンツBMW等でもストップランプには電球およびLED単体を使用しています。
また、近年ではヘッドライトのポジションとしても使用されることも多く、アウディ等の欧州車はLED特有の発光性と面発光による視認性の良さ、デザイン性の高さからデイライトとしての役割も果たしています。最近では国産車でもポジションの電球に代わる素材として、現行のプリウスやムーヴ カスタムにも採用されています。余談ですが、世界初となるLEDヘッドランプを採用したのは「レクサスLS600h」でした。
また、近年ではヘッドライトのポジションとしても使用されることも多く、アウディ等の欧州車はLED特有の発光性と面発光による視認性の良さ、デザイン性の高さからデイライトとしての役割も果たしています。最近では国産車でもポジションの電球に代わる素材として、現行のプリウスやムーヴ カスタムにも採用されています。余談ですが、世界初となるLEDヘッドランプを採用したのは「レクサスLS600h」でした。
今後注目される発光素材はあるのか?
今年の3月、アウディが独インゴルシュタットにある本社工場敷地内の研究棟でマスコミに公開した最新のLED技術が、「ボディパネルの液晶化」でした。画像では、A1のリアパネルを模したディスプレイに燃え上がる炎が映し出されています。これはあくまで実験の段階ということですが、報道機関に公開した時点で、実用化に向けた研究が進められている証拠なのかもしれません。
メルセデス・ベンツとBMW、Audiのヘッドライトの動画です。
夜間走行時の明るさや安全技術はもちろん、ヘッドライトの形状やデザインで車の顔つきがより精悍になったり、洗練されたものになるなど、ずいぶん印象が変わるものですね。
夜間走行時の明るさや安全技術はもちろん、ヘッドライトの形状やデザインで車の顔つきがより精悍になったり、洗練されたものになるなど、ずいぶん印象が変わるものですね。
そして、日本でも現行モデルの改良版が9月11日に発売されるポルシェ911(991)の動画にも、チューブライトを想起させるライトが採用されているようです。
かつては電球一辺倒だったライト周りが、急速に進化を遂げているようです。今後、どのような最新技術が搭載されるか楽しみであるとともに、各自動車メーカーが視認性の向上による安全に対する取り組みも注力することで、事故のない車社会を築いていって欲しいものですね。