ランクル200、従来のモデルから20〜30万円価格アップ!特筆すべき新機能とは?

トヨタ ランドクルーザー200という車

トヨタ ランドクルーザー

ランドクルーザー200は、ランドクルーザーのロングボディ専用車として60→80→100→200と続いてきたモデルです。レクサスSUV系の最上級モデルとなるLX570のベースでもあります。ランクルシリーズ全体に言えることですが、日本での高い評価はもちろん、世界での評価・シェアが圧倒的に高い車で、製造から20〜30年、40〜50万km走ったランクルが今も現役で世界中の道で活躍しています。

ランクル80以降はモデルチェンジごとに、ラグジュアリー度が向上。ボディも一回り大きくなり、日本市場よりも北米・オーストラリアをターゲットに製造されました。サスペンションも、悪路走破性と耐久性に対して絶大な信頼を得ていたリーフリジットから、乗り心地と走行安定性に優れるコイルリジットに変更しました。しかし、依然としてオフロード性能はランクルの名に恥じない走りを見せています。

ランクル100系で高級感はさらに高まり、サスペンションはさらに進化してダブルウィッシュボーン式の独立懸架となり、操舵方式の改良も加わり、操安性と快適性のさらなる向上が図られています。

そして2007年、排ガス規制に適合しないなどの理由もあって、日本国内向けの生産を終了し後のランクル200系へとバトンタッチされました。

ランドクルーザー200のグレード展開

ランドクルーザー200 AX

ランドクルーザー200 AX

ランドクルーザー200 AXGセレクション

ランドクルーザー200 AXGセレクション

ランドクルーザー200 ZX

ランドクルーザー200 ZX

ランクル200は、GX、AX、AX G セレクション、ZXの4つのグレードを展開。

すべてのグレードにおいて、V型8気筒DOHC32バルブエンジンを採用し、「AX」と「AX G セレクション」の2007年9月発売のモデルを除き、全てのグレードで、最大出力318ps最大トルク46.9kg・m/3,400pmの6速。2007年9月発売のモデルは最大出力288ps/5,400、最大トルク45,7kg・m/3,400psの5速となります。

エンジンの型式については、「GX」、「AX(2009年以降発売)」、「AX G セレクション(2009年以降発売)」のグレードでショートストローク型の1UP-FE型エンジンを採用しており、それ以外のグレードでは静粛性に優れた2UZ-FEが採用されています。

価格に関しては、新車価格で「GX」が435万円〜473万円、「AX」が470万円~513.5万円、「AX G セレクション」が540万円~585.5万円、「ZX」が690万円~682.6万円となります。

ランクル200の走行性能について

ランドクルーザー200 AX

  駆動方式 エンジン排気量 最大出力 kW(PS)/rpm 最大トルク N・m(kgf・m)/rpm トランスミッション
ZX 4WD 4.6リッター V型8気筒DOHC 234(318)/5,600 460(46.9)/3,400 6 Super ECT
AX“Gセレクション” 4WD 4.6リッター V型8気筒DOHC 234(318)/5,600 460(46.9)/3,400 6 Super ECT
AX 4WD 4.6リッター V型8気筒DOHC 234(318)/5,600 460(46.9)/3,400 6 Super ECT
GX 4WD 4.6リッター V型8気筒DOHC 234(318)/5,600 460(46.9)/3,400 6 Super ECT


車体とグレードによって異なりますが、最大2,690kgという重たい車体を悪路や一般道で快適に動かせるように、強大なパワーを発揮する4,6L V8エンジンを搭載。その走行性能は他の同クラスエンジンと比べても最高水準のスペックを有します。

吸・排気連続可変バルブタイミング機構(Dual VVT-i)を採用することによって低回転から高回転域まで滑らかなトルクカーブを描き、扱いやすいエンジンになっています。

また、ハイパワーなスペックを持つエンジン特性を受け止めるトランスミッションには駆動ロスを抑えた、最新のスーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)が採用されており、ワイドなギア比にすることによって高速走行においても低回転に抑え静粛性や燃費向上にも貢献しています。

シーケンシャルトランスミッションも採用されており、ドライバーの意図するギアポジションへ素早く変速され、ストレスなく操作が可能です。

オフロードでの走行性能も4WDの特性を最大限に引き出すため、路面状況に応じトラクションやブレーキを最適な状況に制御するシステムも備わっています。

ランドクルーザー200のエクステリア・インテリアギャラリー

新型ランドクルーザー200になってからの改良点

トヨタ ランドクルーザー

今回の改良は内外装のデザイン変更が主体となっており、例えば、フロントマスクのデザインが一新されました。

エンジンフード、フロントフェンダーなどの外板パネル、さらにヘッドライト、ラジエーターグリル、フロントバンパー、ハッチゲート、マッドガードなども変更。ヘッドライトはLED化され悪路での破損を回避するデザインとなり、AHB(オートマチックハイビーム)も装備。

そしてフォグランプ、リアのエクステリアも大幅変更。「ファンクショナル・ビューティ」をキーワードに、より完全に生まれ変わり、キング・オブ・オフローダーにふさわしい風格をアピールしています。ホイールはデザインがより高級なものに変更。ボディカラーには新色カッパーブラウンマイカ、ダークブルーマイカの2色が新設定されました。

新装備①トヨタ セーフティセンスP

セーフティセンス

現在話題の『トヨタ セーフティ センスP』をはじめとする最新の装備が新たに導入されました。

ミリ波レーダーと単眼カメラで構成されているので遠くの障害物もより速く検知。自動ブレーキ作動範囲の最高速度は180㎞/hに引き上げられ、歩行者検知機能、レーダー式クルーズコントロールも備わりました。なお、セーフティセンスPは全グレードに標準装備となり、従来の性能と比べて大幅に守備範囲が拡大しています。

さらに、車線変更時に死角の車両情報をアシストするブラインドスポットモニターや、駐車場で後退時に接近車両を知らせるリヤクロストラフィックアラートもオプション設定しました。

新装備②世界初の「アンダーフロアビュー」

ランドクルーザー200

今回のマイナーチェンジではメーカーオプションのマルチテレインモニター(64万440円〜77万1120円)の新機能に世界初のアンダーフロアビューが採用されました。

オフロード車としての機能をさらに充実するもので、運転席からは確認しづらい、車両下部の路面の状態を3メートル先からあらかじめ撮影し、その映像に車両位置やタイヤ位置を表示させるという画期的なアイデアです。これにより、より素早く、的確な危険回避が可能となりました。

さらに、ディスプレイに水平線を表示させることで、路面形状や傾きを表現した「フロントビュー回転表示」も世界初採用の運転支援機能として採用されました。従来同様、「ロック」や「モーグル」など5パターンから選べるオフロード走行モード「マルチテレインセレクト」も全車に標準装備となっています。

価格差はどれくらいあるのか?

トヨタ ランドクルーザー

今回のマイナーチェンジでは、それぞれのグレードで20〜30万円の価格アップとなっています。最上級グレードZXを例に、これまでの価格変更について調べてみました。

フルモデルチェンジで2007年に、それまでのランドクルーザー100から、ランドクルーザー200に車名も変更して登場。以下は、第1回から今回の第5回までのマイナーチェンジや車両価格の改訂の経緯です。

【最上級グレード ZXの価格推移】

1回目:2009年05月-2011年12月 → 6,900,000円
2回目:2012年1月-2013年1月 → 6,300,000円
3回目:2013年1月-2014年3月→ 6,350,000円
4回目:2014年4月-2015年8月→ 6,531,429円
5回目:2015年8月- → 6,825,600円

エンジンはすべて「1UR-FE」を搭載。排気量4,608cc、最高出力318ps/5,600rpm 、最大トルク46.9kg・m/3,400rpmに 6速ATを組み合わせています。

こうしてみると、5回目となる今回のマイナーチェンジで約30万円高、ベースグレードのGXでは、約20万円高となっています。数々の新装備や内外装の大幅変更を施して20〜30万円アップというのはむしろ安い方なのかもしれません。

また、もともと600万円台後半という国産車最高ランクの価格帯ですから、ランクル200の購買層はほぼ間違いなく富裕層となれば20〜30万円の値上がりも意に介さないのでは、と感じてしまいます。

世界的に大人気で、リセールバリューも高いので問題なさそうです。

ランクル200の中古価格は?

ランクル200の中古相場は平均価格で565.9万円となります。

そのうち最安値が127万円、最高値が958万円。ランクル200はSUV車の中でも比較的壊れにくく、中古で販売されている車体の中には走行距離40万kmを超えるものも300万円以上で、取引されることが多いようです。

また、中古で販売されている車体の中で一番在庫数が多いものは2007年、2008年に発売されたモデルの「AG」グレードになります。多くの車体の中から、自分の気に入った装備やデザインの車体を見つけたいという方は「AG」グレードをお勧めします。

値引きに関しては、新車の購入時は新車を購入するという意思をしっかりと営業に伝えた上で交渉してみることが大切です。また、中古車を購入する場合は、トヨタのディーラーにて、ライバル車であるジープ グランドチェロキーと競合にかける交渉や下取り価格の増額を狙う方法も効果的です。

下取り価格と車両の本体値引きを合わせ、約10万円〜15万円程の値引きは可能かもしれません。

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