VIPカーとLUXURYカーの違いとは?それぞれの歴史と発祥を解説
更新日:2024.09.12
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VIPカーの現状について、以前記事にて紹介いたしましたが、こうしたカスタムの分野も細分化されており、VIP系以外にもLUXURY(ラグジュアリー)系、と呼ばれるものも存在しています。縁の無い方であれば、似たようなもの?と思ってしまいがちですが、それぞれにコンセプトの違いがあるようです。
VIPカーのコンセプト
ベース車両は国産セダン系が多く、ローダウン、マフラー、車高調、派手めなエアロパーツ、幅広アルミホイール(大径化)、オーバーフェンダー、スモークといったカスタムが基本。高級大排気量セダン(セルシオ、シーマ、セドリック、グロリア等)、またミニバンや軽ワゴンもこちらに属します。
現行車よりも、バブル期のものや旧型のセダンを用いるケースが多く見られます。またオーナーそれぞれの趣味で自由なカスタマイズをする事から、明確なコンセプトやカスタムに係るマナーといった縛りはないようです。
国産車ベースが非常に多い事からも、日本発祥のカスタム文化といえるでしょう。
現行車よりも、バブル期のものや旧型のセダンを用いるケースが多く見られます。またオーナーそれぞれの趣味で自由なカスタマイズをする事から、明確なコンセプトやカスタムに係るマナーといった縛りはないようです。
国産車ベースが非常に多い事からも、日本発祥のカスタム文化といえるでしょう。
ラグジュアリーカーのコンセプト
VIPカーと異なり、フェラーリ、ランボルギーニや、ハマー、シボレーアバランチ、ベンツ、レクサス、アキュラ、BMWといった外車をチョイス。またボディタイプも問わず、北米市場で販売されている高年式或いは現行の高級車がベース車両になっているといわれます。カスタムとしては、メッキーパーツ、スピンナーホイール、スモークも黒ではなく薄い青やグリーン系。オーディオのカスタム、ハイドロまたはエアサスで足回りはカスタム、内装はレザーで高級感を出すようです。
VIP系が日本の若者文化の中で生まれたのに対し、ラグジュアリー系は「DUBカスタム」(double dimeのスラングで、20インチ以上の大サイズのホイールを指すdime=ダイムからきているそう)がルーツ。
DUBカスタムは、高級車にさらにお金をかけ高級感ある雰囲気の演出となるカスタムである事から、セレブ、特にラッパーやスポーツ選手の間で流行した「成功の象徴」ともいえるカスタムスタイル。こうしたコンセプトのカスタムが日本に持ち込まれ、「ラグジュアリー系」と呼ばれるに至ったといわれております。
VIP系が日本の若者文化の中で生まれたのに対し、ラグジュアリー系は「DUBカスタム」(double dimeのスラングで、20インチ以上の大サイズのホイールを指すdime=ダイムからきているそう)がルーツ。
DUBカスタムは、高級車にさらにお金をかけ高級感ある雰囲気の演出となるカスタムである事から、セレブ、特にラッパーやスポーツ選手の間で流行した「成功の象徴」ともいえるカスタムスタイル。こうしたコンセプトのカスタムが日本に持ち込まれ、「ラグジュアリー系」と呼ばれるに至ったといわれております。
それぞれの歴史と発祥
VIPカーの起源と発祥については諸説ありますが、いずれにしても、かつての暴走族のカスタムスタイルから発祥し、生まれたスタイルとみて間違いないでしょう。それ故か、カスタムにも大きな縛りはなく「なんでもあり」というカスタム文化に発展してしまっています。
ベースカーも、値落ちした旧式の高級セダンを使用することが多く、比較的低コストからのスタートアップができる為、若者中心に根付いていったことも指摘できるでしょう。
ラグジュアリーカーはというと、前述のように北米にて生まれたローライダーをベースにしたカスタムスタイルであり、1990年代に入ってから、主に成功を手にした黒人たちにより、高級志向のものへと派生していった変遷があります。
ベースとなる車両が高価である事、ホイール等パーツは北米メーカーのものを使用する事が多く、カスタムには費用がかかり、高級感を出しつつシンプルで落ち着きのあるスタイルでまとめる、といった車のポテンシャルを損なわずにカスタムする場合が多く、比較的落ち着いた、また収入のある層に好まれるといえますね。
ベースカーも、値落ちした旧式の高級セダンを使用することが多く、比較的低コストからのスタートアップができる為、若者中心に根付いていったことも指摘できるでしょう。
ラグジュアリーカーはというと、前述のように北米にて生まれたローライダーをベースにしたカスタムスタイルであり、1990年代に入ってから、主に成功を手にした黒人たちにより、高級志向のものへと派生していった変遷があります。
ベースとなる車両が高価である事、ホイール等パーツは北米メーカーのものを使用する事が多く、カスタムには費用がかかり、高級感を出しつつシンプルで落ち着きのあるスタイルでまとめる、といった車のポテンシャルを損なわずにカスタムする場合が多く、比較的落ち着いた、また収入のある層に好まれるといえますね。
日本生まれのVIPスタイルは海外でも?
ラグジュアリー系が北米から日本に持ち込まれたスタイルという事はわかりました。では日本生まれのVIPスタイルも海外に持ち込まれているのでは!?と少し調べてると、例えばインドネシアでは日本車のチューニングスタイルとして、VIPカスタムを行っている方々がいるようです。
インドネシアの道路事情にそぐわない(ローダウン)事や、カスタムパーツの入手が困難だそうですが、「ジャパニーズ・カスタムスタイル」の模倣、として楽しんでいるんだとか。乗っている方の属性も少々違う様子ですし、なんとも不思議な気分になってしまいますね。
同質のイメージながら、まったく異質のカスタム
VIP系とラグジュアリー系の違いを調べてみましたが、知れば知るほど、まったく異質のコンセプトである事がわかりました。また恐らく乗っている層も属性がだいぶ違ってきそうですね…。ただ、ラグジュアリー系カスタムも「やりすぎる」と、VIPカーに属してしまうケースがあるようです。
以前も記したように、カスタムの楽しみ方は自由ですし、奥深いものです。しかし、くれぐれも迷惑をかけずに楽しむのがマナーであるといえますよね。
以前も記したように、カスタムの楽しみ方は自由ですし、奥深いものです。しかし、くれぐれも迷惑をかけずに楽しむのがマナーであるといえますよね。