なぜ5ナンバーSUVは激減?グローバル化と日本市場のいま
更新日:2025.10.29
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かつて日本車には5ナンバーサイズ(小型車枠)のSUVが数多く存在しました。ところが現在、街で見かけるSUVのほとんどはナンバープレートの最初の数字が「3」の3ナンバー車ばかり。5ナンバーSUVは激減し、「絶滅危惧種」とまで言われています。
いったいなぜ5ナンバーSUVが少なくなったのか?
その理由と背景には、日本独自の規格や自動車メーカーの戦略、ユーザーのニーズ変化など様々な要因が関係しています。この記事では、5ナンバーと3ナンバーの違いから始めて、5ナンバーSUVが激減した理由、現在買える5ナンバーSUVの一覧とメリット、そして今後の展望までを解説します。「へぇ〜、そうだったのか!」と思える豆知識も交えつつ、読み終えた後にスッキリ納得できる内容をお届けします。
いったいなぜ5ナンバーSUVが少なくなったのか?
その理由と背景には、日本独自の規格や自動車メーカーの戦略、ユーザーのニーズ変化など様々な要因が関係しています。この記事では、5ナンバーと3ナンバーの違いから始めて、5ナンバーSUVが激減した理由、現在買える5ナンバーSUVの一覧とメリット、そして今後の展望までを解説します。「へぇ〜、そうだったのか!」と思える豆知識も交えつつ、読み終えた後にスッキリ納得できる内容をお届けします。
- Chapter
- ナンバープレート区分の仕組み:5ナンバーと3ナンバーの違いとは?
- 税金や維持費の違いは?
- 5ナンバーSUVが減った3つの理由
- 理由1:グローバル化で「世界標準サイズ」へ
- 理由2:ユーザーニーズの変化で室内重視
- 理由3:5ナンバーへのこだわり低下と規制の影響
- 今でも買える5ナンバーSUV一覧(2025年版)
- トヨタ ライズ / ダイハツ ロッキー / スバル レックス
- スズキ ジムニーシエラ
- スズキ クロスビー(XBEE)
- 5ナンバーSUVのメリット:小回りの良さと維持費の安さは健在
- 狭い道や駐車場でも取り回しがしやすい
- ランニングコストが比較的安い
- 日本の環境にフィットする安心感
- 小型SUVの今後:復活の可能性はあるのか?
- 結論:爆発的復活は難しいが「細く長く」存続
- 日本独自需要の継続:扱いやすいサイズへの根強い声
- 供給側の方向性:世界戦略車ベース+軽SUV強化
- EV時代の視点:小型化に利点も
- 規制動向:小型車枠見直しの可能性と現実性
- 総括:ニッチ市場としての継続的な存在
- まとめ
ナンバープレート区分の仕組み:5ナンバーと3ナンバーの違いとは?
まずは基本知識として、5ナンバー車と3ナンバー車の違いをおさらいしましょう。
日本の自動車ナンバープレートの分類番号(地名の横の3桁/2桁数字)のうち、上1桁が「5」から始まるものが一般的に「5ナンバー車」と呼ばれます(※「7」で始まる番号も5ナンバーと同じ小型乗用車区分です)。一方、上1桁が「3」のものが「3ナンバー車(普通乗用車)」です。
5ナンバー(小型乗用車)の条件は法律で明確に決められており、以下のすべてを満たす車が5ナンバーになります。
日本の自動車ナンバープレートの分類番号(地名の横の3桁/2桁数字)のうち、上1桁が「5」から始まるものが一般的に「5ナンバー車」と呼ばれます(※「7」で始まる番号も5ナンバーと同じ小型乗用車区分です)。一方、上1桁が「3」のものが「3ナンバー車(普通乗用車)」です。
5ナンバー(小型乗用車)の条件は法律で明確に決められており、以下のすべてを満たす車が5ナンバーになります。
- 全長:4,700mm以下
- 全幅:1,700mm以下
- 全高:2,000mm以下
- 総排気量(ガソリン車):2,000cc以下
税金や維持費の違いは?
ところで、「5ナンバー車」と「3ナンバー車」で税金や維持費は違うのでしょうか?
結論から言うと、現在の日本の税制では「3ナンバーだから税金が高い」ということはありません。自動車税(種別割)はエンジンの総排気量で決まるため、排気量が同じであれば5ナンバーでも3ナンバーでも年税額は同じです。
例えば1.5リッターエンジンのSUVなら、5ナンバーサイズでも3ナンバーサイズでも自動車税は年間の水準は同等です。ただし、昭和の時代には「3ナンバーにするだけで税金が跳ね上がる」制度だったため、その名残で今でも「3ナンバー車は維持費が高い」と思い込んでいる人も少なくありません。
昭和末期までは同じ1リッターエンジンでも、車幅が1,700mmを超えて3ナンバーになると自動車税が約3倍にもなっていたのです。「5ナンバー信仰」は当時の名残とも言えるでしょう。
さらに、日本の道路事情やインフラ面でも5ナンバーサイズにはメリットがあります。例えば昭和〜平成に建てられた古い自宅のガレージや機械式駐車場には「5ナンバーサイズの車までしか入らない」制限が残っている場合があります。
そのため車幅の広いSUVだと駐車できないケースもあり、「大きすぎると困るから5ナンバーにこだわる」というベテランドライバーも存在します。このように、日本では5ナンバー枠という独自の車両区分が長く根付いてきました。
結論から言うと、現在の日本の税制では「3ナンバーだから税金が高い」ということはありません。自動車税(種別割)はエンジンの総排気量で決まるため、排気量が同じであれば5ナンバーでも3ナンバーでも年税額は同じです。
例えば1.5リッターエンジンのSUVなら、5ナンバーサイズでも3ナンバーサイズでも自動車税は年間の水準は同等です。ただし、昭和の時代には「3ナンバーにするだけで税金が跳ね上がる」制度だったため、その名残で今でも「3ナンバー車は維持費が高い」と思い込んでいる人も少なくありません。
昭和末期までは同じ1リッターエンジンでも、車幅が1,700mmを超えて3ナンバーになると自動車税が約3倍にもなっていたのです。「5ナンバー信仰」は当時の名残とも言えるでしょう。
さらに、日本の道路事情やインフラ面でも5ナンバーサイズにはメリットがあります。例えば昭和〜平成に建てられた古い自宅のガレージや機械式駐車場には「5ナンバーサイズの車までしか入らない」制限が残っている場合があります。
そのため車幅の広いSUVだと駐車できないケースもあり、「大きすぎると困るから5ナンバーにこだわる」というベテランドライバーも存在します。このように、日本では5ナンバー枠という独自の車両区分が長く根付いてきました。
5ナンバーSUVが減った3つの理由
理由1:グローバル化で「世界標準サイズ」へ
日本の5ナンバー枠(全幅1,700mm以下)は海外には存在せず、多くの日本車が最初から世界戦略車として開発されます。
その結果、SUVは欧米・新興国の需要や衝突安全・快適性への対応で車体が拡大。ヤリスクロス1765mm、ヴェゼル1770mm、キックス1760mmなど、コンパクトSUVでも枠外が一般的です。
国内専用の小型ボディを別設計すると採算が合いにくく、5ナンバー専用車は作りにくいのが現状。実際、初代1695mmだったRAV4は現行1855mmへ拡大し、モデルチェンジのたびに大型化が進んでいます。
その結果、SUVは欧米・新興国の需要や衝突安全・快適性への対応で車体が拡大。ヤリスクロス1765mm、ヴェゼル1770mm、キックス1760mmなど、コンパクトSUVでも枠外が一般的です。
国内専用の小型ボディを別設計すると採算が合いにくく、5ナンバー専用車は作りにくいのが現状。実際、初代1695mmだったRAV4は現行1855mmへ拡大し、モデルチェンジのたびに大型化が進んでいます。
理由2:ユーザーニーズの変化で室内重視
駐車場や道路環境の改善、運転支援・駐車アシストの普及により、多少大きくても扱いやすいと感じるユーザーが増加。
SUVはファミリー・レジャー用途で後席や荷室の広さが重視され、結果として3ナンバーが主流に。エクストレイルやハリアーなどミドルサイズSUVの人気は、快適性と積載性を優先する流れの象徴です。
「日本は狭いから小さい車」という価値観は相対化し、大は小を兼ねる方向にシフトしました。
SUVはファミリー・レジャー用途で後席や荷室の広さが重視され、結果として3ナンバーが主流に。エクストレイルやハリアーなどミドルサイズSUVの人気は、快適性と積載性を優先する流れの象徴です。
「日本は狭いから小さい車」という価値観は相対化し、大は小を兼ねる方向にシフトしました。
理由3:5ナンバーへのこだわり低下と規制の影響
同一排気量なら税額差が小さい現在、メーカーもユーザーも「1700mmの壁」に固執しなくなりました。
以前のようにフェンダーを削ってまで枠内に収めるメリットが薄れ、保安基準や運用面でも幅1.8m前後なら通行・保管の実務的デメリットが少ないのが実情。
セダンではプレミオ/アリオン終了後、5ナンバー新車は実質カローラアクシオのみという状況で、SUVも同様の潮流に。こうして「SUV=ほぼ3ナンバー」が定着しました。
以前のようにフェンダーを削ってまで枠内に収めるメリットが薄れ、保安基準や運用面でも幅1.8m前後なら通行・保管の実務的デメリットが少ないのが実情。
セダンではプレミオ/アリオン終了後、5ナンバー新車は実質カローラアクシオのみという状況で、SUVも同様の潮流に。こうして「SUV=ほぼ3ナンバー」が定着しました。
今でも買える5ナンバーSUV一覧(2025年版)
トヨタ ライズ / ダイハツ ロッキー / スバル レックス
いずれもダイハツが開発したコンパクトSUVで、兄弟車関係にあります。
全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと5ナンバー枠ギリギリのサイズながら、大人4人が乗れて荷室も十分な実用性を実現。1.0Lターボまたは1.2Lハイブリッドの小排気量で低燃費、価格も200万円前後と手頃です。
発売は2019年末ですが、2025年に入っても国内SUV販売台数トップクラスの人気を維持しており、「日本の道路にジャストサイズなSUV」として定着しています。
スバル・レックスは長年3ナンバー車のみ展開してきたスバルが約30年ぶりに投入した5ナンバー車として話題になりました。
全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと5ナンバー枠ギリギリのサイズながら、大人4人が乗れて荷室も十分な実用性を実現。1.0Lターボまたは1.2Lハイブリッドの小排気量で低燃費、価格も200万円前後と手頃です。
発売は2019年末ですが、2025年に入っても国内SUV販売台数トップクラスの人気を維持しており、「日本の道路にジャストサイズなSUV」として定着しています。
スバル・レックスは長年3ナンバー車のみ展開してきたスバルが約30年ぶりに投入した5ナンバー車として話題になりました。
スズキ ジムニーシエラ
軽オフローダー「ジムニー」の兄貴分にあたる小型クロカンSUVです。
全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmと非常にコンパクトながら本格4WD性能を備え、悪路走破性は折り紙付き。
1.5Lガソリンエンジン搭載でパワーに余裕があり、高速走行時の安定感もジムニー(軽自動車版)より優れています。
1970年代から続くジムニーシリーズの伝統を受け継ぎつつ最新安全装備も搭載し、アウトドア好きから絶大な支持を得ています。
全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmと非常にコンパクトながら本格4WD性能を備え、悪路走破性は折り紙付き。
1.5Lガソリンエンジン搭載でパワーに余裕があり、高速走行時の安定感もジムニー(軽自動車版)より優れています。
1970年代から続くジムニーシリーズの伝統を受け継ぎつつ最新安全装備も搭載し、アウトドア好きから絶大な支持を得ています。
スズキ クロスビー(XBEE)
ハスラーを一回り大きくしたようなトールワゴン型クロスオーバーSUVです。
全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mmという5ナンバーサイズに収まるボディに、SUVらしいタフな意匠のフロントマスクやルーフレールを装備しています。
1.0Lターボ+マイルドハイブリッドのエンジンは低燃費と力強さを両立し、見た目以上に走りもしっかりしています。室内空間は高さがあり意外な広さで、後席を倒せばアウトドアギアも積める実用派です。
「SUV風味のコンパクトカー」として街乗りからレジャーまで活躍する隠れた人気モデルです。
全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mmという5ナンバーサイズに収まるボディに、SUVらしいタフな意匠のフロントマスクやルーフレールを装備しています。
1.0Lターボ+マイルドハイブリッドのエンジンは低燃費と力強さを両立し、見た目以上に走りもしっかりしています。室内空間は高さがあり意外な広さで、後席を倒せばアウトドアギアも積める実用派です。
「SUV風味のコンパクトカー」として街乗りからレジャーまで活躍する隠れた人気モデルです。
5ナンバーSUVのメリット:小回りの良さと維持費の安さは健在
狭い道や駐車場でも取り回しがしやすい
日本の都市部には細い路地やコンパクトな駐車場がまだまだ多く存在します。そうした場所で全幅1.7m未満の5ナンバーSUVはやはり有利です。運転に自信がない方や高齢ドライバーでも扱いやすく、小回りの良さは最大の武器と言えます。
例えばスズキ・ハスラー(軽SUV)ほどのサイズ感では物足りないが、全幅1.8m超のSUVはちょっと怖い…という人にとって、5ナンバーSUVはまさに「ちょうどいいサイズ」でしょう。実際、前述のトヨタ・ライズが売れている理由の一つも「運転のしやすさ」にあります。
例えばスズキ・ハスラー(軽SUV)ほどのサイズ感では物足りないが、全幅1.8m超のSUVはちょっと怖い…という人にとって、5ナンバーSUVはまさに「ちょうどいいサイズ」でしょう。実際、前述のトヨタ・ライズが売れている理由の一つも「運転のしやすさ」にあります。
ランニングコストが比較的安い
自動車税や重量税は排気量や車重で決まるため、5ナンバーか3ナンバーか自体で差はありません。しかし5ナンバーSUVは総じて車両が小さくエンジン排気量も抑えめなので、結果的に税金や燃料代を含めた維持費が安くなる傾向があります。
例えばスズキ・ジムニーシエラの1.5Lエンジンは、自動車税が2.5L級エンジンのSUVより低く抑えられますし、燃費も良好です。タイヤやオイル交換など消耗品の費用も小さい車ほど安いので、長い目で見ると経済的なメリットは無視できません。
「コンパクトで経済的、だけどSUVらしさも楽しめる」というのが5ナンバーSUVの魅力なのです。
例えばスズキ・ジムニーシエラの1.5Lエンジンは、自動車税が2.5L級エンジンのSUVより低く抑えられますし、燃費も良好です。タイヤやオイル交換など消耗品の費用も小さい車ほど安いので、長い目で見ると経済的なメリットは無視できません。
「コンパクトで経済的、だけどSUVらしさも楽しめる」というのが5ナンバーSUVの魅力なのです。
日本の環境にフィットする安心感
全幅が小さいことで心理的な安心感も得られます。例えば運転中にすれ違いや車線の狭さでヒヤヒヤする場面が減りますし、自宅の駐車場にもゆとりを持って停められるでしょう。
車庫が幅ギリギリの家庭でも、5ナンバーSUVなら収まるケースがあります。また実用面では、車幅が抑えられている分だけ細い山道や林道に分け入る際の接触リスクも下がります。
日本の道路事情にジャストフィットするサイズ感はやはり捨て難い長所です。「5ナンバーSUVは日本にピッタリ」と言われるのも頷けます。
車庫が幅ギリギリの家庭でも、5ナンバーSUVなら収まるケースがあります。また実用面では、車幅が抑えられている分だけ細い山道や林道に分け入る際の接触リスクも下がります。
日本の道路事情にジャストフィットするサイズ感はやはり捨て難い長所です。「5ナンバーSUVは日本にピッタリ」と言われるのも頷けます。
小型SUVの今後:復活の可能性はあるのか?
結論:爆発的復活は難しいが「細く長く」存続
結論からいえば、「爆発的に増えることは考えにくいが、ニッチな需要に応えるモデルは存続し続ける」といったところでしょう。自動車メーカー各社の視線は依然として海外市場に向いており、グローバル展開を優先すると車体はどうしても大きめになります。
日本の道路事情だけを理由に開発サイズを小さくするケースは稀でしょう。したがって劇的に5ナンバーSUVが復権する未来は想像しにくいのが正直なところです。
日本の道路事情だけを理由に開発サイズを小さくするケースは稀でしょう。したがって劇的に5ナンバーSUVが復権する未来は想像しにくいのが正直なところです。
日本独自需要の継続:扱いやすいサイズへの根強い声
しかし、一方で日本独自の需要が完全になくなることもありません。実際、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーのヒットやスズキ・ジムニーシエラの根強い人気を見ると、「扱いやすいサイズのSUVが欲しい」という声は確実に存在します。メーカーもその声を無視できないからこそ、細々とでもモデルを投入しているわけです。
供給側の方向性:世界戦略車ベース+軽SUV強化
今後も各社が世界戦略車を基本としつつ、例えばダイハツのように新興国向け小型SUVを開発して国内にも展開したり、軽自動車ベースのSUVを強化したりする動きは続くでしょう。
EV時代の視点:小型化に利点も
電気自動車(EV)の時代になっても、バッテリーの重量増を考えればむやみに車体を大きくしない方が有利な場合もあります。都市部の過密や環境意識の高まりから「適度なサイズのクルマ」に再び注目が集まる可能性もゼロではありません。
規制動向:小型車枠見直しの可能性と現実性
規制面では、現在の小型車枠(全幅1700mmなど)の基準が将来、緩和・見直しされるかどうかも気になるところです。もし例えば全幅の上限が拡大されれば、新たに「◯ナンバー」区分が生まれるかもしれません。
ただ、今のところそのような具体的な動きは聞こえてきませんし、国内市場の縮小傾向を踏まえると優先順位は高くなさそうです。
ただ、今のところそのような具体的な動きは聞こえてきませんし、国内市場の縮小傾向を踏まえると優先順位は高くなさそうです。
総括:ニッチ市場としての継続的な存在
総合すると、5ナンバーSUVは細く長く生き残っていくと考えられます。大量生産・大量販売の主役ではなくとも、日本の一部ユーザーからの支持を集める隙間市場として、今後も途絶えることなくモデルが投入され続けるでしょう。
例えばスズキやダイハツといった小型車を得意とするメーカーは、引き続きこのカテゴリーを守っていくはずです。「小さいけれど光るものがあるSUV」がこれからも出てくることに期待したいですね。
例えばスズキやダイハツといった小型車を得意とするメーカーは、引き続きこのカテゴリーを守っていくはずです。「小さいけれど光るものがあるSUV」がこれからも出てくることに期待したいですね。
まとめ
現在、新車で選べる5ナンバーSUVは数車種に限られますが、どれも日本の道路環境にマッチした実力派ばかりです。
かつて初代RAV4が切り開いた「気軽に乗れるSUV」の流れは形を変え、軽自動車SUVやコンパクトSUVといった分野に受け継がれています。時代の主流は3ナンバーSUVとはいえ、日本人の心情にフィットする小さなSUVはこれからも細く長く生き残っていくでしょう。
「最近見なくなったなぁ」と思われがちな5ナンバーSUVですが、背景を知ると現在の自動車業界の潮流が浮き彫りになります。車選びの際にはぜひ、こうしたナンバー区分の歴史やメリットにも思いを巡らせてみてください。5ナンバーSUVには、数字以上に奥深いドラマが秘められているのです。
かつて初代RAV4が切り開いた「気軽に乗れるSUV」の流れは形を変え、軽自動車SUVやコンパクトSUVといった分野に受け継がれています。時代の主流は3ナンバーSUVとはいえ、日本人の心情にフィットする小さなSUVはこれからも細く長く生き残っていくでしょう。
「最近見なくなったなぁ」と思われがちな5ナンバーSUVですが、背景を知ると現在の自動車業界の潮流が浮き彫りになります。車選びの際にはぜひ、こうしたナンバー区分の歴史やメリットにも思いを巡らせてみてください。5ナンバーSUVには、数字以上に奥深いドラマが秘められているのです。