安全のための監視とブレーキ制御を充実!日産 フェアレディZの安全機能と先進運転支援機能を紹介【プロ徹底解説】

フェアレディZ

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2022年に登場した日産の新型フェアレディZ。1969年の初代から50年以上の歴史を歩み、世界中で180万台以上が販売されてきた人気モデルです。そんなフェアレディZは、スポーツカーとはいえ、最新モデルらしい安全の機能や先進運転支援機能が数多く採用されています。どのような機能があるのかを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
衝突を回避する機能
快適なドライブをサポートする機能

衝突を回避する機能

インテリジェントエマージェンシーブレーキ

万一の衝突事故に備えた安全の機能が、インテリジェントエマージェンシーブレーキです。カメラとレーダーを使って、前方の歩行者や他車両を検知し、衝突の可能性が高まると、ドライバーに回避を促し、ドライバーが安全に減速できないときは、自動でブレーキを作動させます。

インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)

レーダーによって、自車の2台前を走る車両を監視。急な減速などがあると、ドライバーに注意を喚起。ブレーキ遅れによる玉突き事故の回避を支援します。

踏み間違い衝突防止アシスト

9速AT車に備わる機能で、駐車場などでペダルの踏み間違いによる急加速を抑制。さらに衝突の危険が高まると、ブレーキ制御を追加します。

後退時車両検知警報(RCTA)

レーダーによって後退時に、自車の後方を横ぎろうとする車両を検知すると警報を発して、ドライバーに注意喚起します。

後側方車両検知警報(BSW)

自車の斜め後方に、別車両を検知すると、ドライバーに表示で知らせ、その状態でウインカー操作をすると警報音をプラスして注意喚起します。

フロント&バックソナー

車両周囲の障害物をソナーで検知し、音とインジケーターでドライバーに知らせます。

快適なドライブをサポートする機能

インテリジェントクルーズコントロール

先行車に対して、設定した速度を上限に一定間隔で追従する機能。いわゆる全車速域追従機能(ACC)です。

車線逸脱警報(LDW)

自車の走行レーンからハミ出しそうになると、メーター内の表示と警報音で注意喚起します。

ヒルスタートアシスト

上り坂で発進するときに、ブレーキペダルから足を離しても2秒間ブレーキを維持します。坂道発進でも、車が後ろにズリ下がることなく、安心してスタートすることができます。

ハイビームアシスト

先行車や対向車の有無などを検知し、自動でヘッドライトをハイビームとロービームに切り替えます。ハイビームで走る時間を長くすることができ、暗い中での走行の安全性を高めます。
フェアレディZは、最新モデルということで、スポーツカーでありながらも、周囲を監視する安全機能を数多く備えています。ただし、ブレーキの自動制御は行いますが、ステアリング制御を行うことはありません。あくまでも運転の主体はドライバーであるという考えが、そこに見て取ることができます。ある意味、これがスポーツカーらしい判断なのでしょう。
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