多彩なパワートレインと3つのグレード!レクサスNXのグレード比較!【プロ徹底解説】

NX

レクサス初のコンパクトSUVとして2014年に初代がデビューしたNX。以来、世界市場で約105万台を売り上げるレクサスの基幹モデルに成長しました。2021年秋には新世代となる2代目のNXが日本に上陸しています。その新型NXのグレード編成と、その違いを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
4種のパワートレインと3つのグレード
基本となるスタンダード・グレード
ラグジュアリーな雰囲気のversion L
特別装備を満載した“F SPORT”

4種のパワートレインと3つのグレード

新型NXは、数多くのパワートレインを用意しているのが特徴のひとつとなります。レクサス初のPHEV(プラグインハイブリッド)にハイブリッド、2.4リッターのターボ・エンジン、2.5リッターの自然吸気エンジンがあり、計4種のパワートレインを擁します。さらに駆動方式としては、4WDを基本としつつ、ハイブリッドと2.5リッター自然吸気エンジンにはFFも用意されます。つまり、PHEV(プラグイン)は4WD、ハイブリッドは4WDとFF、2.4リッター・ターボは4WD、そして2.5リッターには4WDとFFが用意されているのです。

そして、PHEV(プラグインハイブリッド)には「NX450h+」、ハイブリッドには「NX350h」、2.4リッター・ターボには「NX350」、2.5リッターには「NX250」の名称が与えられています。

さらに装備の異なるグレードとして、名称のない標準グレード、充実した装備の“version L”、スポーティな“F SPORT”という3つのグレードが用意されています。ちなみに、「N450h+」は標準グレードがなく、「NX350」は“F SPORT”のみ、「NX250」は逆に“F SPORT”がありません。

並べてみれば、そのグレード編成と価格は以下のようになります。

NX450h+ version L   4WD  714万円
NX450h+ F SPORT 4WD 738万円
NX350h version L  4WD 635万円
NX350h version L  FF   608万円
NX350h  F SPORT  4WD  635万円
NX350h  F SPORT  FF    608万円
NX350h            4WD  547万円
NX350h            FF    520万円
NX350 F SPORT   4WD   599万円
NX250  version L  4WD   570万円
NX250  version L  FF      543万円
NX250       4WD    482万円
NX250        FF      455万円


非常にラインナップは豊富なのですが、装備関係に関すれば、標準グレードとversion L、そしてF SPORTの3グレードの内容はほぼ同じとなっています。

基本となるスタンダード・グレード

標準グレードがあるのは、NX350hとNX250のFFと4WDです。

標準グレードの外観で、このグレードならではとなるのがヘッドライトとアルミホイールです。

ヘッドライトは1眼のLEDで、アルミホイールは18インチ、タイヤは235/60R18を装着します。

インテリアでは、シート素材が合成皮革のL texとなりシートヒーターはなく、メーターにカラーヘッドアップディスプレイが装備されていません。センターディスプレイは9.8インチになります。

ステアリングとシフトノブは本革で、スカッフプレートにLEXUSロゴが入っているのは、version Lと同じとなります。

ラグジュアリーな雰囲気のversion L

version Lグレードの外観の特徴は、ヘッドライトが三眼フルLEDヘッドライトになっていることと、20インチのアルミホイールが装着されていることです。タイヤは235/50R20サイズとなります。

インテリアでいえば、シートが本革になって、前後シートにヒーター機能が付随します。ステアリングにもヒーターが付きます。メーターにはヘッドアップディスプレイ機能が追加され、センターディスプレイは14インチに。エアコンは、レクサスクライメイトコンシェルジェ(運転席・助手席独立温度調整オートエアコン)となります。

特別装備を満載した“F SPORT”

スポーティ・グレードとなる“FSPORT”には、数多くの専用装備が用意されています。外観でいえば、フロントのフェンダーに専用のエンブレムが装着されており、スピンドルグリルもフロントロアバンパーモールもリヤロアバンパーモールも20インチのアルミホイールも専用品となります。

ヘッドライトは、NX450h+は三眼フルLEDとなりますが、NX350hとNX350では単眼のLEDとなります。

ステアリングとシフトノブ、本革シート、メーター、ペダル&フットレスト、スカッフプレートは、すべて“F SPORT”の専用品。メーターにはヘッドアップディスプレイが装備されています。センターディスプレイは14インチ。シートのヒーター機能は、NX450h+では前後席に、NX350hとNX350には前席のみの装備となります。

また、ボディの前後に「パフォーマンスダンパー」を装備するのも“F SPORT”だけ。走行中に生じるボディのしなりや微振動を、ダンパーが吸収して、シャープなハンドリングを実現します。さらにサスペンションには、減衰力の切り替えに優れたリニアソレノイド式のNAVI-AI-AVSを採用。ドライブモードセレクトスイッチにより2段階の減衰力制御モードを選べるようになっています。

標準グレード、上級のversion L、そしてスポーティな“F SPORT”という3つのグレードを用意するNX。“F SPORT”は、特別装備を満載していますが、標準とversion Lはヘッドライトやアルミホイール、そして本革シートなどが主な違いで、その実、安全装備はほぼ同じで、内容的な差はあまり大きくはありません。標準グレードでも内容が充実しているというのがレクサスらしい部分とも言えるでしょう。

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