トヨタ GR86の維持費はどれくらい?税金や任意保険料の相場は?

トヨタ GR86

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トヨタ GR86は、全グレードで2.4リッター水平対向4気筒のガソリンエンジン搭載モデルとなっています。

レギュラーではなくハイオクガソリンを使用するため、比較的維持費がかかるといわれていますが、どれくらいの維持費が必要なのでしょうか。

今回は、トヨタ GR86を新車で購入後、初めて車検を受ける3年のあいだに発生する維持費はどれくらいになるのか試算してみます。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
トヨタ GR86の自動車税
トヨタ GR86の任意保険の相場
トヨタ GR86のメンテナンス・消耗品料
トヨタ GR86のガソリン代

トヨタ GR86の自動車税

トヨタ GR86は、全車で2.4リッターの水冷直列4気筒エンジン搭載モデルとなっています。

自動車税の額は、その車の総排気量と用途によって異なります。自家用乗用車では2万9,500円が最低額、11万1,000円が最高額です。

その中で、GR86は2,400ccであるため、年間の自動車税の額は4万3,500円となり、3年間では合計13万500円となります。

トヨタ GR86の任意保険の相場

任意保険(自動車保険)は、人によってそれぞれ保険料が異なります。なぜなら、任意保険の保険料は年齢や免許証の種類、等級といったさまざまな条件によって決定されるためです。

車両保険が付いている任意保険で、20代で約10~20万円、30~50代なら約6万円、60代なら約5万円が、1年間にかかる任意保険料の相場と言われています。一方、車両保険なしであれば、上記のおよそ半分の額が目安となります。

つまり、20代で約5~10万円、30~50代なら約3万円、60代なら約2万5,000円です。

今回は試算を出すために、3年間でかかる任意保険を15万円として計算します。

トヨタ GR86のメンテナンス・消耗品料

GR86を新車で購入して、初めての車検となる3年の間に交換が必要となる消耗品は、ほとんどの場合エンジンオイルやフィルターといった部分です。

ハードな運転をして、タイヤやブレーキパッド、ディスクなどを頻繁に交換する必要性が出てくる場合もありますが、今回はサーキット走行に準ずるような激しい運転を行わないものとします。

エンジンオイルの交換が必要となるのは、走行距離で1万5,000kmほどとされており、車を預ける業者にもよりますが、オイルの交換工賃は1回につき5,000円ほどが一般的です。

加えて、オイルフィルターはオイル交換の2回に1度交換の必要があり、工賃は3,000円ほどが目安となります。これらを合計すると、3年間で1万8,000円の出費となります。

トヨタ GR86のガソリン代

トヨタ GR86は、カタログスペックで「SZ」および「RC」が、最も高い燃費性能を持っています。これら2つのグレードの燃費性能は、WLTCモードで12.0km/Lです。

一般的に、平均的な年間走行距離は1万km程度と言われており、現在ガソリンの販売価格は高騰していることから、販売価格を175円/1Lとします。

上記の数値から1年間のガソリン代を算出すると、1万(年間の走行距離)÷12(燃費性能)×175(ガソリン価格)で、14万5,833円が1年のガソリン代となります。

さらに、この数値を3倍にすることで3年分のガソリン代を算出すると、43万7,499円が初めて車検を受けるまでにかかる、おおよそのガソリン代ということが分かります。
ここまでの試算から、GR86を新車で購入してから初回車検までの3年間でかかる維持費は、73万5,999円となります。

この試算が、トヨタ GR86を購入してから3年後の初回車検までのおおよその維持費です。

なお、住んでいる場所によっては駐車場代がかかったり、他の要素で維持費に差額が生まれるケースもあるため、今回の試算を基準にして自分の状況と照らし合わせることで、より正確な維持費を計算することができるでしょう。
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