「カーブ」と「コーナー」の意味の違いを説明できますか?

コーナー

カーブとコーナーは、呼び方が異なるだけで、いずれも道が曲がっていることを指す同じ言葉と捉えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、厳密にはカーブとコーナーは意味が違うものです。一体、どのような違いがあるのでしょうか。

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混同されがちだが、厳密には異なるもの

混同されがちだが、厳密には異なるもの

カーブとコーナーは、厳密にいえば異なるものです。

まず、コーナーとは道路やサーキットにおいて、直線から徐々に曲がっていき、次の直線になるまでの区間を指しています。

一方、カーブは道路やサーキットが曲がっていること、つまり形状そのものを表現するための言葉です。

例えば、モータースポーツの聖地として知られている三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットには、複数のカーブが連なりS字を描くS字コーナーが存在しています。

さらに、さまざまなサーキットで設置されているコーナーの順番によって、1コーナーや2コーナーと呼ぶ場合もあります。

このようなコーナーの呼び方は、サーキット以外でも使われています。例えばJRAが運営する競馬場でも同様の使い方をしています。

競馬場では、最初に迎えるカーブを1コーナーと呼び、続くカーブを2コーナー、奥の直線を通ってホームストレッチに戻る際に回る2つのカーブを、それぞれ3コーナー、4コーナーと呼んでいるのです。

日本では上記のような使い分けがなされるカーブとコーナーですが、英語表現ではさらに異なる使い分けとなります。

カーブ“curve”は曲線を意味するのに対し、コーナー“corner”は角(かど)や隅(すみ)、曲がり角を意味する英語です。

そのため、アメリカなどで日本におけるコーナーと同じ意味で用いるのは、ターン“turn”が一般的のようです。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道