ロータリーエンジンはなぜ生産が終了したのか?ロータリーエンジンのデメリットとは?
更新日:2024.09.09
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ロータリーエンジンは、世界に類を見ない高い技術と存在感を発揮しながらも、2012年に生産を終了しました。その理由は何だったのでしょうか?
※ 2019年12月現在
※ 2019年12月現在
ロータリーエンジンのデメリット① 燃費が悪い
ロータリーエンジンのデメリットは、燃費の悪さに尽きるといっても良いでしょう。
運転の仕方などでも大きく変わってきますが、たとえば最近まで生産されていたRX-8でも街乗りの実用燃費がだいたい6-8km/lと言われています。車に求めるものが運転の楽しさやスポーティな走りという人が減り、燃費の良さや使いやすさに変わってきた現代では、さすがに厳しかったのでしょう。
運転の仕方などでも大きく変わってきますが、たとえば最近まで生産されていたRX-8でも街乗りの実用燃費がだいたい6-8km/lと言われています。車に求めるものが運転の楽しさやスポーティな走りという人が減り、燃費の良さや使いやすさに変わってきた現代では、さすがに厳しかったのでしょう。
ロータリーエンジンのデメリット② メンテナンスがしづらく、自動車税が高い。
ロータリーエンジンはコンパクトなサイズで部品点数も少ないのですが、その分個々の部品に対する負担はきわめて厳しいと言えます。個々のパーツの値段も高額になるので、メンテナンスがしづらいというデメリットもあります。
また、通常のレシプロエンジンとは構造が異なるため、税金(自動車税)の区分が特殊です。 「単室容積」×「ローター数」×「1.5」の計算式で排気量を計算するので13Bを搭載するRX-7やRX-8では「654」cc×「2」ローター×「1.5」=1962となり2000ccクラスとして計算されます。エンジンの寿命もやや短いとされています。
また、通常のレシプロエンジンとは構造が異なるため、税金(自動車税)の区分が特殊です。 「単室容積」×「ローター数」×「1.5」の計算式で排気量を計算するので13Bを搭載するRX-7やRX-8では「654」cc×「2」ローター×「1.5」=1962となり2000ccクラスとして計算されます。エンジンの寿命もやや短いとされています。
ロータリーエンジンのデメリット③ オイル管理が難しい
通常のレシプロエンジンの場合、エンジンオイル=潤滑油という役割が主体となります。しかし、過去発売されたロータリーエンジン車全車種にオイルクーラーが標準装備されていることからもわかる通り、ロータリーエンジン車ではエンジンオイルに対する負担や働きがレシプロエンジンとはかなり違うのです。
たとえば、ローターの頂点部分を通るアペックスシールの摺動(しょうどう・しゅうどう)速度は、レシプロエンジンの約2倍近く。潤滑オイルも同時に燃焼するので酸化が早く、オイルの性能が著しく低下しやすいのです。それゆえオイルの管理が大変重要なのです。
たとえば、ローターの頂点部分を通るアペックスシールの摺動(しょうどう・しゅうどう)速度は、レシプロエンジンの約2倍近く。潤滑オイルも同時に燃焼するので酸化が早く、オイルの性能が著しく低下しやすいのです。それゆえオイルの管理が大変重要なのです。