実は後払いできる?高速道路の料金所でお金が足りない時の対処法

高速道路

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お出かけや仕事など、高速道路を日常的に利用する機会は多いでしょう。

通常は、高速道路の料金所にて支払いを行うことになりますが、ETC車載器が装備されていない車や、ETCカードを忘れてしまった時、誤って一般レーンを通過してしまった際に、持ち合わせの現金が足りないという事態に陥った場合はどうすればいいのでしょうか。

料金所で慌てなくて済むように、お金が足りなかった場合の対処法を知っておきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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実は未払いでも手続きをすれば後払いができる
後払いをした時の注意点

実は未払いでも手続きをすれば後払いができる

高速道路の料金所でお金が足りなかったり、クレジットカードを忘れてしまったことに気が付いた場合、料金所の事務室で所定の手続きを行うことで通行料金を後払いすることができるようになっています。

まずは、料金所で持ち合わせの現金が足りない旨を申告しましょう。

氏名や住所などの必要な情報を確認してもらい、後で最寄りの料金所にて現金で支払うか指定の料金所に現金書留で送ることで支払いを行うのが基本的な後払いの方法となっています。

また、現金での支払いの他、ETCカードを利用した後払いが可能になっている区間も存在しています。こちらも、現金での後払いと同じく通行した日時や高速道路に乗った場所、ETCカードの番号などを伝えることで後払いが可能になります。

後払いをした時の注意点

もちろん後払いに変更したとしても、支払い期限があることを忘れてはいけません。

例えばNEXCO中日本では、支払いまでの猶予は10日としており、期限を過ぎてしまうと不正通行と見なされてしまうケースもあるようです。不正通行は道路整備特別措置法にて定められた犯罪であり、正規の料金に加え、支払われなかった通行料金の2倍に当たる割増料金を支払わなければなりません。

さらに督促状まで発行されてしまい、督促状の納入期限すら過ぎてしまうと、国土交通省が定める高速道路営業規則第第19条第3項に基づいて、未払いの通行料金と割増金を合計した金額に、年10.75%の割合を乗せて計算した額を延滞金として徴収されることになります。

このような事態にならないために、料金所でお金が支払えなかったら、早めに手続きをして支払いを済ませる必要があります。とはいえ、料金の未払いは避けるべき行為なので、ETC車載器の装備や、クレジットカード・現金などを忘れないようにしましょう。
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