トヨタ ヤリス をライバル 日産 ノート との違いを比較!
更新日:2024.09.09
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販売開始から新車販売台数でトップを快走するトヨタ ヤリス。
トヨタのクルマ構造改革である「TNGA]を導入し、基礎から作り直した高い走行&安全性能が高く評価されています。
そんなベストセラーコンパクトカーであるヤリスのライバル車とは一体どんなクルマなのでしょう。
文・写真/萩原 文博
トヨタのクルマ構造改革である「TNGA]を導入し、基礎から作り直した高い走行&安全性能が高く評価されています。
そんなベストセラーコンパクトカーであるヤリスのライバル車とは一体どんなクルマなのでしょう。
文・写真/萩原 文博
ヤリス のライバルとは?
トヨタ ヤリスのライバルとしてピックアップしたのは、日産 ノートです。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2021年7月の新車販売台数で、ヤリスは2万3200台(ヤリスクロスを含む)の国産コンパクトカーでトップ。そして日産ノートは6,657台で2位となっているからです。それでは、ヤリスとノートを徹底比較してみましょう。
まずボディサイズですが、ヤリスは全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mm(4WD車は1,515mm)です。対してノートは全長4,045mm×全幅1,685mm×全高1,520mm(Xグレード)とノートのほうが全長で105mm、全高20mm大きくなっています。
このボディの大きさに比例して室内の広さはヤリスの室内長が1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,190mm。対してノートは室内長2,030mm×室内幅1,420mm×室内高1,240mmと室内幅はヤリスが10mm上回っていますが、室内長と室内高はノートが広く、室内空間の広さはノートの勝ちと言えます。
まずボディサイズですが、ヤリスは全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mm(4WD車は1,515mm)です。対してノートは全長4,045mm×全幅1,685mm×全高1,520mm(Xグレード)とノートのほうが全長で105mm、全高20mm大きくなっています。
このボディの大きさに比例して室内の広さはヤリスの室内長が1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,190mm。対してノートは室内長2,030mm×室内幅1,420mm×室内高1,240mmと室内幅はヤリスが10mm上回っていますが、室内長と室内高はノートが広く、室内空間の広さはノートの勝ちと言えます。
クルマの取り回しの目安となる最小回転半径は、ヤリスが4.8~5.1mに対して、ノートは4.9mと装着されるタイヤに左右されるヤリスに比べて、ノートはタイヤサイズによる差がないのが特徴です。
搭載されているパワートレインはヤリスが、最高出力69psを発生する1L直列3気筒ガソリンエンジンをはじめ、最高出力120psを発生する1.5L直列3気筒ガソリンエンジンそしてそのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの3種類です。駆動方式は1Lと1.5LのMT車は2WDだけですが、1.5LのCVT車とハイブリッド車では2WD(FF)と4WDが設定されています。
一方のノートはe-POWERと呼ばれる1.2L直列3気筒エンジンで発電した電力を使用しモーターを駆動させて走行するシリーズハイブリッド1種類。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意しており、降雪地のユーザーのニーズにもしっかりと対応しています。
搭載されているパワートレインはヤリスが、最高出力69psを発生する1L直列3気筒ガソリンエンジンをはじめ、最高出力120psを発生する1.5L直列3気筒ガソリンエンジンそしてそのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの3種類です。駆動方式は1Lと1.5LのMT車は2WDだけですが、1.5LのCVT車とハイブリッド車では2WD(FF)と4WDが設定されています。
一方のノートはe-POWERと呼ばれる1.2L直列3気筒エンジンで発電した電力を使用しモーターを駆動させて走行するシリーズハイブリッド1種類。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意しており、降雪地のユーザーのニーズにもしっかりと対応しています。
運転支援システムは、ヤリスはプリクラッシュセーフティをはじめ、5つの機能がパッケージ化されたトヨタセーフティセンスを核としてインテリジェントクリアランスソナーやブラインドスポットモニターを用意しています。
トヨタセーフティセンスは1.0X Bパッケージを除いて標準装備となりますが、インテリジェントクリアランスソナーやブラインドスポットモニターなどは多くのグレードでオプションとなっています。
一方ノートは、衝突被害軽減ブレーキシステムのインテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防止アシストなど7つの運転支援機能は全車標準装備となっていますが、注目の高度運転支援システムであるプロパイロットは最上級グレードのX/X FOURしか装着することができません。
さらに、後側方衝突防止支援システムのインテリジェントBSIをはじめとした後方の検知機能はFを除く全グレードでオプション設定となっています。
トヨタセーフティセンスは1.0X Bパッケージを除いて標準装備となりますが、インテリジェントクリアランスソナーやブラインドスポットモニターなどは多くのグレードでオプションとなっています。
一方ノートは、衝突被害軽減ブレーキシステムのインテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防止アシストなど7つの運転支援機能は全車標準装備となっていますが、注目の高度運転支援システムであるプロパイロットは最上級グレードのX/X FOURしか装着することができません。
さらに、後側方衝突防止支援システムのインテリジェントBSIをはじめとした後方の検知機能はFを除く全グレードでオプション設定となっています。
ヤリス と ノート を比較してヤリスが良い点は?
ヤリスとノートを比較してみて、まずヤリスの良い点は、グレード構成が充実していることです。パワートレインは1L&1.5Lガソリンエンジンそして1.5Lエンジンのハイブリッドの3種類を用意し、駆動方式も2WD(FF)と4WDを選ぶことができます。
さらに、1.5Lガソリン2WD車には6速MTも用意されています。先代のヴィッツハイブリッドは2WD車のみでしたが、現行型のヤリスはE-fourという電気式4WDを搭載し、降雪地のユーザーでもハイブリッド4WDを選べるようになりました。
一方のノートは駆動方式を2WD(FF)と4WDが選べますが、パワートレインは1.2Lエンジンのe-POWERのみとグレード構成を絞っています。その結果、価格帯もヤリスが145万5000円~255万2200円なのに対して、ノートは205万4800円~244万5300円となっています。
ヤリスをハイブリッド車に絞っても199万8000円~255万2200円です。最上級グレードのハイブリッドZ 4WDはノートX FOURより高くなっていますが、その分、運転支援機能が充実しています。高速道路などで追従走行が可能なプロパイロットを装着すると一気に価格差が広がります。
また、燃費性能もWLTCモードでヤリスのハイブリッド車は30.2~36.0km/L。対してノートは23.8~29.5km/Lで、特に4WD車の燃費差が大きくなっています。
さらに、1.5Lガソリン2WD車には6速MTも用意されています。先代のヴィッツハイブリッドは2WD車のみでしたが、現行型のヤリスはE-fourという電気式4WDを搭載し、降雪地のユーザーでもハイブリッド4WDを選べるようになりました。
一方のノートは駆動方式を2WD(FF)と4WDが選べますが、パワートレインは1.2Lエンジンのe-POWERのみとグレード構成を絞っています。その結果、価格帯もヤリスが145万5000円~255万2200円なのに対して、ノートは205万4800円~244万5300円となっています。
ヤリスをハイブリッド車に絞っても199万8000円~255万2200円です。最上級グレードのハイブリッドZ 4WDはノートX FOURより高くなっていますが、その分、運転支援機能が充実しています。高速道路などで追従走行が可能なプロパイロットを装着すると一気に価格差が広がります。
また、燃費性能もWLTCモードでヤリスのハイブリッド車は30.2~36.0km/L。対してノートは23.8~29.5km/Lで、特に4WD車の燃費差が大きくなっています。
ヤリスとノート を比較してノートが良い点は?
ヤリスとノートを比較して、ノートの良い点は、モーターによる発進加速の鋭さと高い静粛性でしょう。モーターは0~2,900という低回転のワイドレンジで、最大トルクの280Nmを発生しますので、スムーズな加速とキビキビとした走りを実現しています。
そして何と言っても室内空間の広さでしょう。ヤリスは高い走行性能に特化させるため、リアシートの居住性は及第点程度です。その点、ノートはリアシートの居住性に余裕がありくつろいで移動することができます。リアシートに人を乗せることが多いという人はノートを選んだほうが、喜ばれることでしょう。
そして何と言っても室内空間の広さでしょう。ヤリスは高い走行性能に特化させるため、リアシートの居住性は及第点程度です。その点、ノートはリアシートの居住性に余裕がありくつろいで移動することができます。リアシートに人を乗せることが多いという人はノートを選んだほうが、喜ばれることでしょう。
エンジンで発電してモーターで走行するノートのスムーズな加速性能は非常に魅力ですが、ヤリスの燃費性能の高さにはまだ肩を並べるところまで行きません。
その一方で、同じ5ナンバーサイズながら、室内空間の広さはノートが有利となっています。
国産コンパクトカーの中でトップを争う2台だけに、実力伯仲と言えるでしょう。
その一方で、同じ5ナンバーサイズながら、室内空間の広さはノートが有利となっています。
国産コンパクトカーの中でトップを争う2台だけに、実力伯仲と言えるでしょう。