基本的な安全装備は全てのグレードに標準装備!ザ・ビートルの安全装備について徹底解説

ザ・ビートル 西川撮影

フォルクスワーゲンタイプ1は約60年に渡り生産され、世界で最も生産台数の多い自動車として有名です。

そんな偉大な名車をモチーフにし、リバイバルカーとして販売されていたのがザ・ビートルです。

見た目はタイプ1を彷彿とさせますが、現代の自動車として見るならば安全装備は必須のチェック項目です。

ザ・ビートルの安全装備について見ていきましょう。

写真/文・西川昇吾

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パッシブセーフティーについては全て標準装備
マイナーチェンジ後は先進運転システムも装備

パッシブセーフティーについては全て標準装備

もし事故が起こってしまった場合の安全性、パッシブセーフティーに関してのザ・ビートルの装備は全てのグレードに標準装備となっています。具体的な内容としてはフロントエアバック、頭部保護機能付きサイドエアバッグ(運転席と助手席)、むち打ち軽減ヘッドレストなどです。

オープンボディであるカブリオレには、これらに加えてオープンカーならではの安全装備として、センサーが横転を感知するとリアヘッドレスト背後に内蔵されたロールオーバーバーが瞬時に飛び出し、乗員の安全確保に寄与する(ロールオーバープロテクションシステムが採用されています。

また、危険回避時や滑りやすい低ミュー路走行時にドライバーを手助けしてくれるシステムも備わっています。横滑り防止装置やドライバー・ステアリング・リコメンデーションがそれに当たります。

ドライバー・ステアリング・リコメンデーションは、低ミュー路でハンドルが取られる力を抑えるシステムで、雨の日や雪道などでドライバーに安心感をもたらします。

このような安全装備が全てのグレードで標準装備となっているのは、新車購入時はもちろん、中古車購入時にも安全装備を気にしてグレード選択をする必要がなく、安心して購入できるポイントと言えるでしょう。

マイナーチェンジ後は先進運転システムも装備

近年、自動車の安全装備となれば先進運転支援システムなどが話題の中心となっています。ザ・ビートルは2012年に登場したモデルであるため、初期のモデルは現代的な先進運転支援システムが備わっていません。

しかし、2015年7月の一部改良で、若干ながら安全装備の内容も変更を受けました。具体的な内容としては、ベースグレードの登場によりミドルグレードとなったデザインと上級スポーツグレードのターボでレインセンサーとオートライトシステムが標準装備となりました。

しかし、ザ・ビートルの安全装備の面で見逃せないのが2016年9月に行われたマイナーチェンジです。このマイナーチェンジで先進運転支援システムの装備がグッと充実しました。

主な内容としてはドライバー疲労検知システムである“Fatigue Detection System”を全車に新しく標準装備。その他ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)やリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)をスポーツグレード2.0R-Lineでは標準装備、その他のグレードではオプション装備としました。

なお、このオプションはバイキセノンヘッドライトパッケージと呼ばれるパッケージオプションの内容に含まれていて、オプション金額としてはベースグレード「ベース」で194,400円、ミドルグレードとなるデザインで151,200円となっていました。

もしザ・ビートルを中古車で購入することを検討している人で安全装備にこだわりたい人は、マイナーチェンジ後の個体でバイキセノンヘッドライトパッケージのオプションが装備されているかどうかをチェックすることをオススメします。

ザ・ビートルは2019年に生産を終了した一世代前のモデルであり、現代の水準からみると安全装備はやや乏しい内容となっています。しかし、もしもの時の安全装備はしっかりと備わっているのは運転していて安心感が得られるポイントと言えるでしょう。

先にも述べましたが、もし安全装備を気にするのであればマイナーチェンジ後で、バイキセノンヘッドライトパッケージがオプション装備されている個体がオススメです。

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾