トヨタの社名はどうして「トヨダ」じゃないの?そのロゴに込められた意味とは?
更新日:2024.09.09

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日本の大手自動車メーカーであり、今やその名前を知らない方はいないであろうトヨタ。
豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツと日野自動車の親会社、スバルの筆頭株主でもあります。
普段何気なく目にするトヨタの名前やロゴには、どんな意味が込められているのでしょうか。
今回は、トヨタの社名とロゴの由来について詳しく見ていきます。
豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツと日野自動車の親会社、スバルの筆頭株主でもあります。
普段何気なく目にするトヨタの名前やロゴには、どんな意味が込められているのでしょうか。
今回は、トヨタの社名とロゴの由来について詳しく見ていきます。
そもそもトヨタとはどんな会社なのか?
トヨタは、創業者である豊田佐吉の苗字である「豊田(トヨダ)」に由来しています。
自動車メーカーとして名を馳せているトヨタですが、実は造船部門であるトヨタ・マリンのほか、トヨタ・パートナー・ロボットなどのロボット開発事業も手がけているのです。
過去には2輪販売や航空機製造、鉄道車両製造なども手がけていたことから、トヨタの守備範囲の広さがうかがえるでしょう。
トヨタの人気車種といえばアクアやカローラスポーツ、パッソやヤリスなどが挙げられます。
実際に乗ったことはなくとも、クルマの名前を聞いたことがある、またはCMなどで見たことがある、という方も多いかもしれません。
自動車メーカーとして名を馳せているトヨタですが、実は造船部門であるトヨタ・マリンのほか、トヨタ・パートナー・ロボットなどのロボット開発事業も手がけているのです。
過去には2輪販売や航空機製造、鉄道車両製造なども手がけていたことから、トヨタの守備範囲の広さがうかがえるでしょう。
トヨタの人気車種といえばアクアやカローラスポーツ、パッソやヤリスなどが挙げられます。
実際に乗ったことはなくとも、クルマの名前を聞いたことがある、またはCMなどで見たことがある、という方も多いかもしれません。
トヨタの社名の由来とは?
前項でも少し触れたように、トヨタの社名は創業者である豊田佐吉の苗字である「豊田(トヨダ)」に由来しています。
実は初期の乗用車に添えられたエンブレムは、「トヨダ」という漢字の読みをそのままローマ字で表記した「TOYODA」だったのです。
しかし、この会社名でありながらかつブランド名であった「トヨダ」は、1936年に行われた「トヨダ・マーク」の懸賞募集を経て「トヨタ」へと変わることになります。
では、なぜ「トヨダ」ではなく「トヨタ」へと変更されることになったのでしょうか。
それには、大きく分けて3つの理由があります。
まず1つ目は、「トヨダより「トヨタ」の方が濁音がなく爽やかで、言葉の調子も良いということ。
2つ目は、日本語で「トヨタ」と書いた場合に総画数が縁起が良いとされる8画になるということにあります。
そして3つ目は創業者の苗字である「トヨダ」から離れることで、個人の会社から世界的企業へと発展する、という意味が込められているという点にあるのです。
実際、トヨタグループ全体の2019年の世界販売台数は約1074万台で2位、2020年は952万台で1位と、トヨタが生産するクルマは日本のみならず世界中で愛されているのです。
実は初期の乗用車に添えられたエンブレムは、「トヨダ」という漢字の読みをそのままローマ字で表記した「TOYODA」だったのです。
しかし、この会社名でありながらかつブランド名であった「トヨダ」は、1936年に行われた「トヨダ・マーク」の懸賞募集を経て「トヨタ」へと変わることになります。
では、なぜ「トヨダ」ではなく「トヨタ」へと変更されることになったのでしょうか。
それには、大きく分けて3つの理由があります。
まず1つ目は、「トヨダより「トヨタ」の方が濁音がなく爽やかで、言葉の調子も良いということ。
2つ目は、日本語で「トヨタ」と書いた場合に総画数が縁起が良いとされる8画になるということにあります。
そして3つ目は創業者の苗字である「トヨダ」から離れることで、個人の会社から世界的企業へと発展する、という意味が込められているという点にあるのです。
実際、トヨタグループ全体の2019年の世界販売台数は約1074万台で2位、2020年は952万台で1位と、トヨタが生産するクルマは日本のみならず世界中で愛されているのです。
トヨタのロゴに込められた想いとは?
現在誰しもが目にするトヨタマークは、1989年10月の会社創立50周年を記念して発表されたもの。
このトヨタマークのデザインに費やした時間は企画から完成まで約5年と、非常に長い時間をかけて制作されたロゴマークなのです。
まずデザインを進めるにあたって考慮されたのは、当時海外でも知名度を上げつつあったトヨタにふさわしいマークを考える、というものでした。
中でも重視されたポイントは、「遠くからでもトヨタのクルマだとわかるということ」、加えて「他メーカーのクルマと並んだ際、いっそう輝いて見えるような強い個性があること」だったのです。
試行錯誤を繰り返す中で完成した現在のトヨタマークは、3つの楕円を左右対称に組み合わせたデザインに仕上がりました。
楕円が持つふたつの中心点にも、しっかりと意味が込められています。
まずひとつがクルマのユーザーであるお客様の心を表し、もうひとつがクルマのメーカー、つまりトヨタの心を示しているのです。
そして2つの中心点を生み出す楕円の輪郭が、ふたつの心をつなぐ世界を表現しています。
加えて、マーク内部のふたつの楕円の組み合わせはトヨタの「T」を表現すると同時に、ステアリングホイール、つまり自動車そのものも意味しているというのですから驚きでしょう。
外側の楕円はトヨタをとりまくお客様や世界を象徴するものであり、それぞれの楕円を形作る輪郭には、太さの異なった線を採用。
これは、日本の文化である「毛筆」を参考にしているとされます。
また、マーク背後の空間は「卓越した品質」「期待を超える価値」「クルマの歓び」「革新性」「安全、環境・社会への誠実さ」の、トヨタが「お客さまに伝えるべき5つの価値」の無限の広がりを暗示しているのです。
このトヨタマークのデザインに費やした時間は企画から完成まで約5年と、非常に長い時間をかけて制作されたロゴマークなのです。
まずデザインを進めるにあたって考慮されたのは、当時海外でも知名度を上げつつあったトヨタにふさわしいマークを考える、というものでした。
中でも重視されたポイントは、「遠くからでもトヨタのクルマだとわかるということ」、加えて「他メーカーのクルマと並んだ際、いっそう輝いて見えるような強い個性があること」だったのです。
試行錯誤を繰り返す中で完成した現在のトヨタマークは、3つの楕円を左右対称に組み合わせたデザインに仕上がりました。
楕円が持つふたつの中心点にも、しっかりと意味が込められています。
まずひとつがクルマのユーザーであるお客様の心を表し、もうひとつがクルマのメーカー、つまりトヨタの心を示しているのです。
そして2つの中心点を生み出す楕円の輪郭が、ふたつの心をつなぐ世界を表現しています。
加えて、マーク内部のふたつの楕円の組み合わせはトヨタの「T」を表現すると同時に、ステアリングホイール、つまり自動車そのものも意味しているというのですから驚きでしょう。
外側の楕円はトヨタをとりまくお客様や世界を象徴するものであり、それぞれの楕円を形作る輪郭には、太さの異なった線を採用。
これは、日本の文化である「毛筆」を参考にしているとされます。
また、マーク背後の空間は「卓越した品質」「期待を超える価値」「クルマの歓び」「革新性」「安全、環境・社会への誠実さ」の、トヨタが「お客さまに伝えるべき5つの価値」の無限の広がりを暗示しているのです。
今回は、トヨタの社名やロゴマークの由来、込められた意味について詳しく紹介してきました。
普段何気なく目にするトヨタの社名やロゴには、様々な意味や願いが込められているということがわかりました。
中でもロゴマークは企画から完成に至るまで約5年の時間を要しているなど、当時の社員のこだわりと想いが詰まったデザインなのです。
これからトヨタのクルマを購入する、または購入を検討している方は、ロゴや社名に込められた意味を思い返してみるのも良いかもしれません。
※2021年7月現在
普段何気なく目にするトヨタの社名やロゴには、様々な意味や願いが込められているということがわかりました。
中でもロゴマークは企画から完成に至るまで約5年の時間を要しているなど、当時の社員のこだわりと想いが詰まったデザインなのです。
これからトヨタのクルマを購入する、または購入を検討している方は、ロゴや社名に込められた意味を思い返してみるのも良いかもしれません。
※2021年7月現在