ポルシェ 8代目911の長所をご紹介！デザイン、快適性が抜群で自分にあったグレードが選択できる！？

ポルシェ 911にはカレラ、カブリオレ、タルガという3つのモデルが設定されています。

カレラという単語は、スペイン語で「レース」を意味しており、1950年頃にメキシコで行われていたカレラ・パナメリカーナ・メヒコというレースにちなんで付けられたとされています。

カレラは、もともとは911のシリーズの中でも特に性能の高いモデルに付けられていましたが、現在では911のクーペモデルにその名称が付けられるようになっています。

カレラには、「911 Carrera」「911 Carrera 4」「911 Carrera S」「911 Carrera 4S」「911 Carrera GTS」「911 Carrera 4 GTS」の6つがラインナップされています。

カブリオレは屋根が開閉できる幌馬車を意味するフランス語で、フランスやドイツ圏のメーカーの、ベース車のあるオープンカーに付けられる言葉です。ポルシェはドイツの自動車メーカーであるため、カブリオレという言葉を使用しています。

911にはカレラというクーペモデルの名称があるため、そのオープンカーモデルはカブリオレという名称になっています。

カブリオレには、「911 Carrera Cabriolet」「911 Carrera 4 Cabriolet」「911 Carrera S Cabriolet」「911 Carrera 4S Cabriolet」「911 Carrera GTS Cabriolet」「911 Carrera 4 GTS Cabriolet」の6つがラインナップされています。

タルガは、911にオープンカーのなかった時代に生まれたモデルで、イタリアのシチリア島で開催されていたタルガ・フローリオという公道レースが名前の由来となっています。

タルガはBピラーを固定することでフロント乗車席頭上のパネルを取り外し可能としているのが特徴です。

タルガには「911 Targa 4」「911 Targa 4S」「911 Targa 4 GTS」の3つがラインナップされています。

上述したように、ポルシェ 911にはベースグレードの他に「4」「S」「4S」「GTS」「4 GTS」という5つのグレードが設定されています。

この5つのグレードにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

「4」というグレードの4という数字は駆動方式が四輪駆動である4WD(4輪駆動)モデルであることを表しています。4WDシステムとしてはポルシェトラクションマネジメントシステムが採用されており、パワフルな走りを確かなものとしています。

「S」はポルシェでは常に進化を続けるスポーツ性能を示す称号で、911においてはエンジン出力の向上、ブレーキシステムの進化、大経のホイールの装備を意味しています。

「911 Carrera S」ではフロントに20インチ、リアに21インチのホイールが装着されており、拡大された接地面がドライビングパフォーマンスを最適化することで、安定性と快適性を高めます。

「4S」は四輪駆動モデルに高められたパフォーマンスを組み合わせたグレードで、911においては4WDシステムであるポルシェトラクションマネジメントシステムに、パフォーマンスの限界域において車両の挙動を安定させるポルシェ・スタビリティ・マネジメントシステムを組み合わせています。

「GTS」は信じられないほどスポーティなスペックに、さらに強化されたパフォーマンスを加えたグレードであることを意味しています。

「4 GTS」は信じられないほどスポーティなスペックに、さらに強化されたパフォーマンスを加えたグレードである「GTS」に四輪駆動を組み合わせたグレードです。

911にはベースグレードに加えて、このような5つのグレードが設定されているため、用途や好みに合わせて自分にぴったりのグレードを選択できます。

ポルシェ 911のエンジンにはパワフルな水平対向6気筒ツインターボエンジンが採用されています。

水平対向6気筒ツインターボエンジンは、回転域全体で引き出される傑出したパワーや極めてダイレクトなレスポンス、低回転域から得られるフラットなトルク特性をもたらし、高いクオリティのパフォーマンスを引き出します。

さらに、水平対向構造にすることでエンジンの全長を短くし、リアの低い位置に搭載することで低重心を実現するとともに、車両のより中心近くにマウントすることで振動を抑えて安定性の向上をもたらしています。

また、エンジンにはインタークーラーを持つ2基のターボチャージャーを装備しています。インタークーラーはターボ過給における重要なエレメントで、パフォーマンスの向上とエミッションの低減に大きく貢献しています。

最高出力は「ベースグレード」「4」では283kW(385PS)/6,500rpm、「S」「4S」では331kW(4,500PS)/6,500rpm、「GTS」「4 GTS」では353kW(480PS)/6,500rpm、最大トルクは「ベースグレード」「4」では450NM/1,950~5,000rpm、「S」「4S」では530Nm/2,300~5,000rpm、「GTS」「4 GTS」では570Nm/2,300~5,000rpmとなっています。

ポルシェ 911のインテリア(内装)は、デザイン性に優れるとともに、使い勝手の良い装備が数多く備わっています。

911のインテリアは先進的なデザインで、911の長所を生かしながら、走りの可能性を広げるものとなっています。

マルチファンクションスポーツステアリングの左右スポークには、さまざまな設定に関連するスイッチ類を配置することで、ステアリングホイールを握ったままでの操作を可能にしています。

アナログ式 レブカウンターと2つの7インチディスプレイが組み込まれたメーターパネルは、運転席前方に配置されており、視界にダイレクトに収まる形状です。

センターコンソールは前方に向かって上昇するような形状で、ダッシュボードから切り離されています。センターコンソールはダッシュボードとドアパネルの仕上げ同様に、水平方向のインテリアデザインを強調して作られています。

シートとして採用されているスポーツシートは完全に新しく設計されたもので、ダイナミックなコーナリングにおいても確実なサポート性を実現します。

スポーツシート プラスでは、座面とバックレストのサイド部のクッションを硬めに仕上げることで一層優れたサポート性を実現した、よりスポーティな設計のシートが採用されています。

また、メモリー機能付のエレクトリックコントロールスポーツシートも設定されています。エレクトリックコントロールスポーツシートは、広範囲にわたる電動調節を可能にしており、自分にあったドライビングポジションを実現できます。

ポルシェ 911には周囲に即座に把握し、走りをサポートする充実のアシスタンスシステムが備わっています。

アシスタンスシステムとしては、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトアシスト、ウェットモードがラインナップされています。

アダプティブクルーズコントロールは、先行するクルマの速度に合わせて自車の走行速度を自動的にコントロールしながら先行車両を自動で追従します。一定の走行速度を設定していても、それよりも遅い速度で走行している先行車両との距離が縮まった際には、スロットルやブレーキの調節でシステムが自動で減速させます。

レーンキープアシストは、カメラによって前方車線を検知することで、自車が車線を逸脱しそうになった際にはステアリング操作に介入することで走行車線を維持します。このシステムにより、ロングドライブ時の負担を軽減し、快適性が高まります。

ナイトアシストは夜間での安全性を高めるシステムで、ヘッドライトが照射する前に赤外線カメラが歩行者や動物を検知し、検知時にはメーターパネルのサーマルイメージにより、ドライバーに警告します。

ウェットモードは、濡れた路面の走行時にドライバーをサポートする革新的なシステムです。フロントホイールハウジング内の音響センサーが水しぶきを検知して路面が濡れていることを認識すると、ドライバーにウェットモードへの切替を推奨します。

ウェットモードになった際には、シャーシコントロールシステムやドライブトレインのレスポンスを状況に応じて制御することで、濡れた路面でも快適な走りを実現します。

今回はポルシェ 911の長所について紹介しました。

911にはエンジンやインテリア、アイスタンスシステムといった長所がありましたが、カレラ、カブリオレ、タルガという3つのボディモデルや、個性豊かな6つのグレードが設定されている点が1番の長所でしょう。

6つのグレードはそれぞれが違った良さを持っているため、用途や好みに合わせて自分にぴったりのグレードを選択できます。

※ 2021年7月現在