【走りの楽しさを追求した1台】日産 6代目フェアレディZ(Z34型)は快適な乗り心地を実現していた!

日産 6代目フェアレディZ

走り、デザイン、クオリティなどすべてにおいてスポーツカーとしてのこだわりを貫いた日産 6代目フェアレディZ(4BA-Z34型)。

7代目が発表された現在においても人気の高いクルマです。

今回は、そんなフェアレディZの乗り心地についてじっくり見ていきましょう。

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日産 6代目フェアレディZはどんなクルマ?
日産 6代目フェアレディZは快適な室内空間を実現している!
日産 6代目フェアレディZは走りの楽しさを徹底的に追求している!
日産 6代目フェアレディZはカーナビゲーションシステムが運転をサポート!
日産 6代目フェアレディZは圧倒的な臨場感を演出!

日産 6代目フェアレディZはどんなクルマ?

乗り心地について詳しく解説する前に、まずはフェアレディZの基本スペックを見ていきましょう。

フェアレディZのグレードは、標準車、豪華仕様のバージョンT、スポーツ仕様のバージョンS、両者を兼ね備えたバージョンST、レース技術を投入した最上級グレードのNISMOの全部で5種類です。

今回は、NISMO以外のバージョンに絞って見ていきましょう。

ボディーカラーには、バイブラントレッド、オーロラフレアブルーパール(P)、カーマインレッド、プレミアムアルティメイトイエローがあります。

フェアレディZは全長4,260mm×全幅1,845mm×全高1,315mmの2人乗りで、室内長は990mm、室内幅は1,495mm、室内高は1,090mmとなっています。

スポーツカーのため室内高は低めですが、大人2人が比較的ゆったりと足を伸ばせる広さといえるでしょう。

トランスミッションは、6速マニュアルと7速オートマが用意されているのがポイントです。

駆動方式はFR(後輪駆動)で、エンジンはDOHC・V型6気筒を搭載しており、最高出力は247kW(336PS)/7,000rpm、最大トルクは365Nm(37.2kgf)/5,200rpmを誇ります。

日産 6代目フェアレディZは快適な室内空間を実現している!

フェアレディZの魅力のひとつとして、運転のしやすさを第一に考えた装備を採用した快適な室内空間が挙げられるでしょう。

インテリア(内装)の中でも特にこだわっているのが、シートです。標準車とバージョンSではファブリックを、バーションSTとバージョンTでは本革・スエード調ファブリックを採用したシートを標準装備しています。

どちらも肌触りが良く、安心してドライブを楽しめること間違いありません。 

また、フェアレディZは全グレードに手動の運転席シートリフターを装備しているのも特徴です。シートサイドにあるダイヤルを回すことで座面を好みの高さに細かく調整でき、より快適なドライビングを楽しむことができるでしょう。 

バージョンTとバージョンSTでは、パワーシートが採用されています。シートサイドに装備されたスイッチを前後に押すことで、運転席と助手席の両方において、自動でスライドとリクライニングができる仕組みなのです。

さらに、バージョンTとバージョンSTでは、ヒーター付きの本革・スエード調ファブリックコンビシートも採用しています。早く温めたい場合はHIボタンを、保温したいときにはLOボタンを押すなどの設定ができるうえ、センターコンソールに装備されたスイッチを押すことでシートを温められるので、寒い冬場でも快適にドライブを楽しめるでしょう。

日産 6代目フェアレディZは走りの楽しさを徹底的に追求している!

フェアレディZは、スポーツカーならではの走りの楽しさを徹底的に追求したクルマでもあります。

運転する楽しさを最大限に高めるため、マニュアル車ではシンクロレブコントロールを世界で初めて6速マニュアルトランスミッションに搭載しているのです。これにより、シフトダウン時にはエンジンの回転を気にすることなく、シフトレバーを操作して即時にクラッチをつなぐことができます。

無意識にシフト操作できるので、ステアリングやブレーキングに集中し、安定した滑らかな走りを体験できるのが特徴といえるでしょう。特にシフトダウンの瞬間は、マニュアル車を操る楽しさを最大限に感じられること間違いありません。

オートマ車では通常のDレンジのほかに、任意のギアを自由に選択できるマニュアルモードを設定したマニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションを採用しているのもポイントです。これにより素早い変速が可能になり、きびきびとした走りを楽しめるでしょう。

ステアリングの奥にある大型3連メーターでは、立体感のある構造を採用して見やすさを向上させています。

プッシュエンジンスターターを押すと、3連メーターとセンタークラアスラー上部にある3連サブメーターの針が一瞬振り切るため、ドライブへの期待感を感じさせてくれるのです。また、3連メーターの1番左に配置された車両情報ディスプレイには、平均燃費や平均車速、航続可能距離など各種車両情報がわかりやすく表示されます。

大型メーターをより見やすくするため、リム形状の一部を微妙に膨らませたステアリングも採用しているのです。

クルマの構造に注目すると、フロント・リアともにワイドトレッド化し、コーナリングや高速域での操縦安定性とスタビリティを向上させた点が特徴といえるでしょう。大型タイヤを採用することで、乗り心地の良さと操縦安定性の両立も追求しています。

さらに、リアの接地荷重を維持するためにリアタイヤを100mm前方に移動させ、ショートホイールベース化したことによりさらに機敏なハンドリングを実現。フェアレディZではヒップポジションを低くしているため、コーナリング中でも体が左右にぶれにくく、ドライバーの姿勢が安定するでしょう。

日産 6代目フェアレディZはカーナビゲーションシステムが運転をサポート!

フェアレディZの車内空間の快適性をさらに高めてくれるのが、カーナビゲーションシステムです。標準車以外のバージョンT、バージョンS、バージョンSTにおいて、NissanConnect(カーウイングス)ナビゲーションシステムを標準搭載しました。

このサービスの特徴は、最速ルート検索やオペレータサービス、情報チャンネルなどを利用できる点です。

まず、VICS交通情報や過去の渋滞情報などを組み合わせた最速ルートを教えてくれる最速ルート検索も搭載されています。オペレータサービスは、24時間365日、オペレータに行きたい場所を口頭で伝えるだけで、ナビの目的地設定をサポートしてくれる仕組みです。

情報チャンネルでは、近くのレストラン情報や観光施設を音声で読みあげる情報チャンネルがダウンロードでき、ドライブがより楽しいものになるでしょう。コントロールパネルでは、目的地設定やガイド設定などのナビ操作ができるほか、ラジオやテレビなどのオーディオ・映像操作ができます。

ステアリングスイッチでは、音声調整やハンズフリーフォン操作などができます。

このナビゲーションシステムでは、高精細ワイドVGAディスプレイを採用しており、細かい道路やVICS交通情報が鮮明に見られるのが特徴です。使用できる地域は限られますが、主要箇所約2,000件が登録されたリアル3D交差点案内も採用しました

3Dで実際の町並みを表現しルート案内してくれるため、ストレスのないドライブができるでしょう。

また、ナビゲーションシステムがついているバージョンT、バージョンS、バージョンSTでは、ナビの下部に装備された操作スイッチを使用してエアコンなどの設定ができます。操作スイッチには内外気切り替えスイッチのほか、フロントガラスのくもりが取れるデフロスタースイッチ、リアガラスのくもりがとれるリアウインドーデフォッガースイッチなどがまとめられています。

自動制御モードにすることで、吹き出し温度、吹き出し口、風量を自動で制御し、設定した温度に保つオートエアコン機能をつかえる点も大きな魅力でしょう。操作スイッチで設定した風量や設定温度、吹き出し口状態などの情報はわかりやすくディスプレイに表示される仕組みです。

さらに、ナビゲーションシステムが搭載されていない標準車でも、オートエアコン機能が使えます。

日産 6代目フェアレディZは圧倒的な臨場感を演出!

車両空間を活かしたスピーカーレイアウトと専用開発のサウンドシステムにより、自然な音源再生と迫力あるサウンドを実現しているのもフェアレディZの魅力です。

Boseサウンドシステムが付いているバージョンSTとバージョンTでは、アクティブ・サウンド・コントロールとアクティブ・ノイズ・コントロールを装備しています。これは、走行時のエンジン回転数に応じた音を、車内に複数装備されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから出力するシステムです。

これにより、車内で聞こえるエンジンサウンドの音質を高め、臨場感を演出してくれるでしょう。

アクティブ・ノイズ・コントロールでは、天井に設置されたマイクでエンジンのこもり音を検知します。

車内に複数設置されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから自動的にこもり音を打ち消す音を出すことで、車内の静粛性が高まり、運転に集中できること間違いありません。

ここまで、フェアレディZの乗り心地についてご紹介しました。

フェアレディZは、シートの細やかなアレンジや走りの楽しさなどにこだわったクルマです。

最先端のカーナビやオーディオシステムも搭載しており、走りと利便性を兼ね備えたクルマといえるのではないでしょうか。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道