【プロ解説】日産 フェアレディZ NISMO(Z34)をベースにZ34の安全装備を徹底解説!!
更新日:2021.12.07

日産 フェアレディZ (Z34)は、2008年から販売されているロングセラーモデルとなっています。フェアレディZ NISMOもベースが同じですから、安全装備も同様の装備となっています。2020年現在から数えて約12年の期間、販売されているフェアレディZの安全装備は、2020年現在のスポーツカーとしても戦えるのでしょうか?詳しく解説していきます。
文/写真・萩原 文博
フェアレディZ (Z34)の運転席・助手席SRSエアバッグシステム
運転席・助手席SRS エアバッグは、車両前方(時速25km/h以上の速度で厚いコンクリートのような壁に正面衝突したときや車両前方左右、約30度以内の方向から強い衝撃(上記と同等)を受けたとき) から強い衝撃を受けたときにSRSエアバッグが瞬時に膨らみ、樹陰の頭部にかかる衝撃を緩和するシステムです。
運転席SRSエアバッグはハンドル部に格納され、助手席SRSエアバッグは助手席側インストルメントパネル部に格納されています。この助手席SRSエアバッグシステムは乗員がいなくても運転席と同時に作動します。
フェアレディZ (Z34)の運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムは、停車中や走行中にクルマ同士による正面衝突したときや後ろから追突されたときに加えて、車両側面から強い衝撃(一般的な乗用車に時速25km/h以上の速度で側面に真横から衝突されたとき)を受けたとき、衝撃を受けた側のSRSサイドエアバッグが瞬時に膨らみ、乗員の主に胸部に掛かる衝撃を緩和するシステムです。
なお、SRSサイドエアバッグはシート背もたれ側面(外側)に格納されており、助手席は乗員がいなくても作動します。
<次のページに続く>