フィアット500との違いは何?アバルト595のメカニズムを徹底解説!
更新日:2024.09.09
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フィアット500をベースに、アバルト独自のチューニングが施されているアバルト595。そのメカニズムが気になるという人も多いことでしょう。
今回はブランドを代表するモデルであり、ホットハッチクラスの中でも話題に上がりやすいアバルト595のメカニズムに注目していきます。
今回はブランドを代表するモデルであり、ホットハッチクラスの中でも話題に上がりやすいアバルト595のメカニズムに注目していきます。
アバルト595はスペシャルなエンジンを搭載
コンパクトながら軽快な加速を見せるアバルト595。その加速を実現している最大の要因はやはりエンジンです。搭載されているエンジンは1.4L直列4気筒16バルブDOHCインタークーラーターボエンジン。
ベースとなる500が1.2L直列4気筒8バルブエンジンもしくは、0.9L直列2気筒8バルブエンジンであることを考えると、アバルト595は実にスペシャルなエンジンを搭載していることが分かると思います。
ベースとなる500が1.2L直列4気筒8バルブエンジンもしくは、0.9L直列2気筒8バルブエンジンであることを考えると、アバルト595は実にスペシャルなエンジンを搭載していることが分かると思います。
アバルト595にはノーマルモードとスポーツモードが存在し、スイッチ一つでエンジンの性格が変わります。
それはスペックにも表れていて、ノーマルモード時の最大トルクは180Nm/2,000rpmとなっているのに対してスポーツモード時は210Nm/3,000rpmとなっていて、30Nmもトルクアップします。最高出力は107kW(145PS)/5,500rpmで、リッターあたり106PSを発生するパワーユニットです。
それはスペックにも表れていて、ノーマルモード時の最大トルクは180Nm/2,000rpmとなっているのに対してスポーツモード時は210Nm/3,000rpmとなっていて、30Nmもトルクアップします。最高出力は107kW(145PS)/5,500rpmで、リッターあたり106PSを発生するパワーユニットです。
このパワーユニットが車重1,110kgという軽量な車体に搭載され、パワーウエイトレシオは7.7、0-100キロ加速は7.8秒という優れた性能を実現しているのです。
アバルト595にはデフの効きを変化させるトルク・トランスファー・コントロールが備わる
また、ベースとなる500と比べた場合アバルト595独自と言えるメカニズムがTTC(トルク・トランスファー・コントロール)です。電子制御式ディファレンシャルロックとも言われるこのメカニズムは、文字通りデフの効き具合を変化させるものです。
車内にあるTTCスイッチをオンにすると、機械式LSDのように…とまではいきませんが、デフの効きが強くなります。ジムカーナやサーキットといったスポーツ走行では大きな武器となるでしょう。スポーツモードもそうですが、スイッチ一つでクルマの性格が変わるという面白いメカニズムをアバルト595は採用しています。
車内にあるTTCスイッチをオンにすると、機械式LSDのように…とまではいきませんが、デフの効きが強くなります。ジムカーナやサーキットといったスポーツ走行では大きな武器となるでしょう。スポーツモードもそうですが、スイッチ一つでクルマの性格が変わるという面白いメカニズムをアバルト595は採用しています。
アバルト595のトランスミッション
アバルト595に採用されたトランスミッションは5速マニュアルと、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッションです。
ATモード付5速シーケンシャルトランスミッションの方はパドルシフトで操作が可能となっていて、レーシングカーのような雰囲気の変速が可能です。なお、日本市場では右ハンドルのみでしかこのトランスミッションは選択できません。
5速マニュアルの方は特出すべきポイントはあまりありませんが、こちらは左ハンドルを選択することも可能です。イタリアンベーシックを味わいたいならば、左ハンドルの5速マニュアルという選択肢も大いにありと言えます。
ATモード付5速シーケンシャルトランスミッションの方はパドルシフトで操作が可能となっていて、レーシングカーのような雰囲気の変速が可能です。なお、日本市場では右ハンドルのみでしかこのトランスミッションは選択できません。
5速マニュアルの方は特出すべきポイントはあまりありませんが、こちらは左ハンドルを選択することも可能です。イタリアンベーシックを味わいたいならば、左ハンドルの5速マニュアルという選択肢も大いにありと言えます。
アバルト595は官能的なエンジンサウンドが魅力
筆者の印象として、アバルトブランドのモデル全般的に言えることですが、フルノーマルの状態でも迫力のある官能的なエキゾーストサウンドを響かせます。その音を響かせているのが、ツインエキゾーストパイプです。
心地よいエキゾーストサウンドを響かせると共に、クローム仕上げのエキゾーストパイプフィニッシャーにより、見た目もバッチリと決まっています。
心地よいエキゾーストサウンドを響かせると共に、クローム仕上げのエキゾーストパイプフィニッシャーにより、見た目もバッチリと決まっています。
アバルト595は機能的なエアロパーツを装着
エアロシステムがしっかりとしているのもアバルト595のメカニズムの注目すべきポイントです。エクステリアはフィアット500と比べるとスポーティーでクールな印象を受けますが、単純なファッションだけでなく、しっかりと冷却と空力を考えてデザインされたものとなっています。
フロントバンパーは冷却効率を上げるとともに、インタークーラーに当たった風の「逃げ」も考えられている点に感銘を受けます。また、リアバンパーはディフューザー一体型となっているため、高速走行時の車体安定に一役買っています。
フロントバンパーは冷却効率を上げるとともに、インタークーラーに当たった風の「逃げ」も考えられている点に感銘を受けます。また、リアバンパーはディフューザー一体型となっているため、高速走行時の車体安定に一役買っています。
アバルト595は目新しいメカニズムこそないものの、各所の詳細を見てみるとスポーツモデルとして納得のメカニズムを与えられています。アバルト595の新車価格は2021年5月現在税込で300万円からです。
ベースである500の新車価格が税込200万円からということを考えると、プラス100万円でここまでメカニズムのバージョンアップされているのはバーゲンプライスと言える内容です。
ベースである500の新車価格が税込200万円からということを考えると、プラス100万円でここまでメカニズムのバージョンアップされているのはバーゲンプライスと言える内容です。