一発試験について解説!教習所に通わずに免許が取れる!?
更新日:2024.09.09
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教習所で学科と技能の教習を受けて仮免許を取り、路上教習の経て卒業検定で合格。運転免許センターなどで試験に合格し、ようやく免許証を手にする──このようにして自動車運転免許を取得した方は多いのではないでしょうか。
しかし、実は免許センターの試験を一発合格することで、教習所に通う費用や時間をかけずに免許を取るという方法があるのです。
俗に「一発試験」とよばれるこの方法について、特徴やメリット・デメリットを具体的にご紹介します。
しかし、実は免許センターの試験を一発合格することで、教習所に通う費用や時間をかけずに免許を取るという方法があるのです。
俗に「一発試験」とよばれるこの方法について、特徴やメリット・デメリットを具体的にご紹介します。
一発試験では、免許センターで実技・学科・適性検査全てに合格する必要がある
一発試験とはその名のとおり、教習所を経由せず免許センターの試験だけで免許を取るという方法で、飛び込み試験などとも呼ばれているものです。
自動車教習所では、交通標識の意味や解釈・交通法規の理解といった学科の教習や、S字・クランク走行や縦列駐車も含め、様々なシーンを想定した実技を学びます。
一般的な教習所の多くが実地免除(教習所を卒業することで、免許センターの試験での技能試験の受験が免除される)の指定を受けており、免許センターでは学科試験と適性検査だけで合否が判定されることになります。
これに対して、一発試験では実技の試験も受ける必要があります。加えて仮免許取得のためにも別途試験を受ける必要があり、教習所内の試験で仮免許を取得する場合より手間がかかります。
また一発試験の場合は、実技・学科・適性検査全てに合格した後に取得時講習を受講しなければならず、その後正式に運転免許が交付されるのも特徴です。
自動車教習所では、交通標識の意味や解釈・交通法規の理解といった学科の教習や、S字・クランク走行や縦列駐車も含め、様々なシーンを想定した実技を学びます。
一般的な教習所の多くが実地免除(教習所を卒業することで、免許センターの試験での技能試験の受験が免除される)の指定を受けており、免許センターでは学科試験と適性検査だけで合否が判定されることになります。
これに対して、一発試験では実技の試験も受ける必要があります。加えて仮免許取得のためにも別途試験を受ける必要があり、教習所内の試験で仮免許を取得する場合より手間がかかります。
また一発試験の場合は、実技・学科・適性検査全てに合格した後に取得時講習を受講しなければならず、その後正式に運転免許が交付されるのも特徴です。
一発試験を受けるための条件・試験の流れ
それでは一発試験の受験資格と、試験に関する一連の流れを確認しましょう。
受験資格は免許取得の条件と同一で、その内容は以下のとおりです。
・満18歳以上であること
・両眼で0.7以上、かつ一眼がそれぞれ0.3以上、または一眼の視力が0.3に満たない、もしくは一眼が見えない場合、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上
・免許の取消・停止処分中ではない
上記の条件を満たした人が仮免許を取得するところから始まりますが、初めに適性検査(視力検査)を受け、その後に仮免許学科試験および仮免許技能試験へと進むことになります。仮免許証は6ヶ月間有効で、有効期間内に路上練習を5回行い、その後本免許の試験を受験することになります。
本免許の試験に合格した後の取得時講習では、自動車等の運転講習及び応急救護処置講習を受けることになります。具体的な項目としては、
・普通自動車の運転に係る危険予測、その他の安全運転に必要な技能および知識
・高速道路における普通自動車の安全な運転に必要な技能および知識
・気道確保、人工呼吸、心臓マッサージおよび止血等の応急救護処置に必要な知識
などがあり、いずれも教習所を卒業した人は教習所で学習済みの内容です。
受験資格は免許取得の条件と同一で、その内容は以下のとおりです。
・満18歳以上であること
・両眼で0.7以上、かつ一眼がそれぞれ0.3以上、または一眼の視力が0.3に満たない、もしくは一眼が見えない場合、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上
・免許の取消・停止処分中ではない
上記の条件を満たした人が仮免許を取得するところから始まりますが、初めに適性検査(視力検査)を受け、その後に仮免許学科試験および仮免許技能試験へと進むことになります。仮免許証は6ヶ月間有効で、有効期間内に路上練習を5回行い、その後本免許の試験を受験することになります。
本免許の試験に合格した後の取得時講習では、自動車等の運転講習及び応急救護処置講習を受けることになります。具体的な項目としては、
・普通自動車の運転に係る危険予測、その他の安全運転に必要な技能および知識
・高速道路における普通自動車の安全な運転に必要な技能および知識
・気道確保、人工呼吸、心臓マッサージおよび止血等の応急救護処置に必要な知識
などがあり、いずれも教習所を卒業した人は教習所で学習済みの内容です。
一発試験では実技をどこで練習すればいいの?
学科試験や適性検査は一発試験でも教習所卒業でも同じですが、一発試験の実技では、教習所の教官ではなく現職の警察官が助手席に乗ることになります。そのため精神的なプレッシャーも大きく、教習所以上に運転操作に慣れておかなければなりません。
一発試験では、仮免許を取得してからは路上での練習を行えますが、その前はどこで実技練習をすればいいのかという疑問が残ります。
無免許ではもちろん公道での運転・走行ができないため、基本的には私有地などで練習するしかありませんが、私有地といっても運転技術の練習ができるほど広い敷地を持っている人はなかなかいないでしょう。また、無免許であれば自動車を持っていない場合も多いため、練習する車両も確保しなければなりません。
その場合は、非公認自動車学校を使って運転の練習をするという方法があります。
非公認という呼称のとおり教習所としての指定を受けていないため、仮免許を含め試験を別途受けなければならないという最大のデメリットがありますが、時間単位で受講できるというメリットもあります。
費用的にも公認教習所よりも低額なため、以前免許を持っていた人やペーパードライバーが、実技だけを練習することも可能です。
しかし非公認自動車学校では、全ての試験を免許センターに行って受ける必要があり、特殊な事情のない人にとってメリットはあまりありません。
あくまで、イレギュラーな選択肢として頭に入れておく程度でいいでしょう。
一発試験では、仮免許を取得してからは路上での練習を行えますが、その前はどこで実技練習をすればいいのかという疑問が残ります。
無免許ではもちろん公道での運転・走行ができないため、基本的には私有地などで練習するしかありませんが、私有地といっても運転技術の練習ができるほど広い敷地を持っている人はなかなかいないでしょう。また、無免許であれば自動車を持っていない場合も多いため、練習する車両も確保しなければなりません。
その場合は、非公認自動車学校を使って運転の練習をするという方法があります。
非公認という呼称のとおり教習所としての指定を受けていないため、仮免許を含め試験を別途受けなければならないという最大のデメリットがありますが、時間単位で受講できるというメリットもあります。
費用的にも公認教習所よりも低額なため、以前免許を持っていた人やペーパードライバーが、実技だけを練習することも可能です。
しかし非公認自動車学校では、全ての試験を免許センターに行って受ける必要があり、特殊な事情のない人にとってメリットはあまりありません。
あくまで、イレギュラーな選択肢として頭に入れておく程度でいいでしょう。
自動車教習所に通わず運転免許を取得する方法として、一発試験についてご紹介しました。
教習所と比較してそれぞれメリット・デメリットがありますが、一発試験の場合ゼロから取得するにはハードルが高く、どちらかといえば免許を再取得する場合の選択肢と考えた方がいいのかもしれません。
それでも一発で免許が取れるというという特徴から、高い運転スキルを身につけている人にとってそのメリットは非常に大きいでしょう。
新規での取得にはあまり向いている方法とは言えませんが、免許を失効した場合や返納した後に再取得したい場合なども考えられるので、後々の選択肢のひとつとして覚えておくのも良いかもしれません。
※2021年5月現在
教習所と比較してそれぞれメリット・デメリットがありますが、一発試験の場合ゼロから取得するにはハードルが高く、どちらかといえば免許を再取得する場合の選択肢と考えた方がいいのかもしれません。
それでも一発で免許が取れるというという特徴から、高い運転スキルを身につけている人にとってそのメリットは非常に大きいでしょう。
新規での取得にはあまり向いている方法とは言えませんが、免許を失効した場合や返納した後に再取得したい場合なども考えられるので、後々の選択肢のひとつとして覚えておくのも良いかもしれません。
※2021年5月現在