マツダ 初代RX-8(SE3P型)の特別仕様車を一挙紹介!最後の「SPIRIT R」は走行性能を徹底的に追求したモデル

マツダ 初代RX-8

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マツダ 初代RX-8(SE3P型)は、2003年~2012年まで発売されていたマツダ独自の技術を注ぎ込んだローターリーエンジン搭載のスポーツカーです。

4ドア4シーターにロータリーエンジン搭載という独自路線で人気を博したスポーツカーと言えます。

今回はマツダ 初代RX-8の特別仕様車を一挙ご紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
マツダ 初代RX-8の特別仕様車「Sport Prestige Limited II」
マツダ 初代RX-8の特別仕様車「True Red style」
マツダ 初代RX-8の特別仕様車「RX-8ロータリーエンジン40周年記念車」
マツダ 初代RX-8の特別仕様車「SPIRIT R」

マツダ 初代RX-8の特別仕様車「Sport Prestige Limited II」

「Sport Prestige Limited II」は、RX-8「Type S」および「Type E」グレードをベースに開発された特別仕様車です。

インテリア(内装)には、サンドベージュ色の本革にALCANTARA®(アルカンターラ)素材を組み合わせた専用シートを装備。同色の素材をドアトリムやフロント&リアコンソールボックスリッドなどにも採用して、車内を質感の高い統一感のある仕上がりにしています。

エクステリア(外装)は、高級感あふれるセミグロスメッキのヘッドランプベゼルおよびリアコンビネーションランプベゼルを装備。

専用デザインのリアスポイラーはリップタイプを採用。ダークシルバーの高輝度塗装を施した18インチアルミホイールでスポーティに足元を引き締めています。

マツダ 初代RX-8の特別仕様車「True Red style」

「True Red style」は、RX-8「Type S」および「Type E」グレードをベースに開発された特別仕様車です。

ブラックレザーで統一されたインテリアは、運転席8Way電動パワーシート・電動ランバーサポート付の本革シートを装備。ステアリングとパーキングブレーキレバーにも本革を採用したラグジュアリーな仕様となっています。

エクステリアには、セミグロス塗装を施したメッキヘッドランプベゼルとリアコンビネーションランプベゼルを装備。18インチアルミホイールで走りの質感を高めています。

ボディカラーは、通常のRX-8には無いトゥルーレッドを専用ボディカラーとして採用。スポーティーで華やかな印象の1台となっています。

マツダ 初代RX-8の特別仕様車「RX-8ロータリーエンジン40周年記念車」

「RX-8ロータリーエンジン40周年記念車」は、ロータリーエンジン車発売40周年を記念する特別仕様車です。

RX-8「Type S」および「Type E」グレードをベースとして、足回りには専用のビルシュタイン社製ダンパーや、発泡ウレタン充填フロントサスクロスメンバーなどを装備。上質な走りと乗り心地をさらなる高い次元で実現しています。

ロータリーエンジン初の搭載車であるコスモスポーツを連想させる専用本革ブラック&センター材ALCANTARAシートを装備したインテリアは、ライトシルバーの専用ドアトリムや専用黒革を奢ったステアリングホイール、パーキングブレーキレバーなどの採用で特別感を演出しています。

エクステリアには、特別感を演出するロータリーエンジン40周年記念専用オーナメントを配し、フロントフォグランプとダークシルバー高輝度塗装を施した18インチアルミホイールを装備。

ボディのカラーリングはマーブルホワイトを採用し、車両全体に落ち着いたクラシカルな印象を与えています。

マツダ 初代RX-8の特別仕様車「SPIRIT R」

「SPIRIT R」は、6MT車と6EC-AT(アクティブマチック)車で仕様が若干異なる、RX-8最後の特別仕様車です。

まずは、共通の装備について見ていきましょう。

エクステリアは専用オーナメント、フロントヘッドランプ/フォグランプリアコンビランプを採用。レッド塗装を施したフロント/リアブレーキキャリパー、大径ブレーキの装備といった走りに振った贅沢な仕様となっています。

「SPIRIT R」の6MT車では、RECARO社製バケットシートやハードサスペンション、ブロンズ塗装を施した19インチ鍛造アルミホイール、エアロパーツアルミペダルセット、本革巻シフトノブを装備した、スポーツ走行に特化した贅沢な装備となっています。

「SPIRIT R」の6EC-ATは、インテリアに高級感のある本革巻きを施したステアリング、パーキングブレーキレバーで上質な操作感を演出。フロントアームレスト付センターコンソールボックスやリッド付リアコンソールボックスを装備して実用性を高めています。

また、8Wayパワーシート&シートメモリー付本革ブラックシートにスポーツサスペンション、ガンメタ塗装を施した18インチアルミホイール、シートヒーター、本革巻シフトノブを装備した、走りと実用性のバランスが取れた1台となっています。
マツダ 初代RX-8は、ロータリーエンジンを搭載した最後の量産スポーツカーとして現在でも高い人気を誇り、特に近年ではその中古車相場は上昇し始めています。

4ドア4シーターという命題を課せられながらも、観音開きのドアや走行性能を追求した高性能シャシーによってスポーツカーとしてのピュアなドライビングフィールを実現。マツダがロータリーエンジンを再び市場に蘇らせた偉大な名車と言えます。

特に最後の特別仕様車である「SPIRIT R」は、RX-7の最後の特別仕様車と同じ名を冠するだけあって走行性能のさらなるグレードアップが抜かりなく行われました。

ロータリーエンジンの系譜は現在では途絶えてしまっているものの、近年ではRX-9の登場も噂されています。

マツダがどのような形でロータリーエンジンを復活させるのか、目を離せません。

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