ワインを飲んでも運転してよい?!世界の意外な交通ルールをご紹介!

交通違反

交通ルールは、一般公道での安全な通行を守り、危険な状況を防いで人々の安全を確保するために大切なモノです。

そんな交通ルールですが、世界には日本ではありえないような面白い交通ルールが存在します。

Chapter
日本の意外な交通ルール
世界の面白い交通ルール

日本の意外な交通ルール

まずは日本国内における意外な交通ルールをご紹介します。

1つ目は「70歳以上なら自転車で歩道を走行できる」というルール。

現在の交通ルールでは、基本的に自転車は車道を通るようになっていますが、自転車通行可の標識がある場合と小学生以下の子供・70歳以上の高齢者が運転する場合は歩道を走行してよいということになっています。

2つ目は「無免許運転と過労運転の違反点数は同じ」です。

一見無免許運転の方が罪は重そうですが、居眠り運転などによる重大事故を招く恐れのある過労運転は無免許運転と同じ罪の重さです。

道路交通法では「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められており、違反点数は25点です。

最後に3つ目は「はだしでの運転は違反ではない」です。

はだしでの運転はあまり感心できる事ではないですが、交通違反にはなりません。

ただ道路交通法には「ハンドルやブレーキなどを確実に操作し、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と定められているので、はだしで運転していて危険と判断されれば違反になる場合もあります。

世界の面白い交通ルール

ここからは世界の面白い交通ルールを国ごとにご紹介します。

まずはドイツ。

ドイツには「アウトバーン」と呼ばれる高速道路があり、アウトバーンには驚きの「速度無制限区間」が存在します。その名の通り速度制限はないので、時速200km/hで走ろうが300km/h以上で走ろうが違反にはならないということです。

また、アウトバーンでは渋滞の際には、緊急車両の道を確保するために左右に一般車両が広がって停止します。日本でも救急車などの緊急車両が通る際には同じ光景が見られますが、ドイツのアウトバーンでは、緊急車両が通る様子がなくても、一般車両が緊急車両の道を確保するために自主的に避ける習慣が浸透しています。

アメリカ

アメリカでは踏切を通る際は一時停止や外の音を確認する必要が一切なく、踏切で止まるとしたら警報機がなっている場合のみです。これはフランスやカナダも同じで、クルマが一時停止しない分、列車は踏切付近を通る際は非常に大きな音を鳴らしながら通過するので、踏切近くに住んでいる人は頭を抱えているようです。

また、アメリカでは前方に子供が乗り降りしているスクールバスが停車していたら、後続車は最低でも25フィート(約7m)離れて待っていないと交通違反になってしまいます。さらに、同じ車線の後続車だけでなく隣の車線や、中央分離帯がない反対車線を走るクルマも対象となるので驚きです。

中国

中国では赤信号でも右折が可能で、これはアメリカでも同様です。都市によっては禁止されている場所もありますが、基本的には問題ないようです。

さらに中国では歩行者よりクルマ優先という意識が強く、横断歩道に人がいようがスピードを緩めることはなく、反対に歩行者がクルマを気にして行動しないといけないという風潮になっています。中国へ行く際は気を付けましょう。

フランス

これはあまり面白いとは言えませんが、フランスは日本に比べると飲酒運転の基準が緩いです。日本では呼気中アルコール濃度が0.15mg/l以上で飲酒運転になりますが、フランスでは0.25mg/l以上になっています。フランスはワインが有名なこともあってか「男性はワイン2杯、女性は1杯までなら運転可能」と言われています。

他にもフランスやドイツなどのヨーロッパ諸国では日本では交通違反となる路上駐車が許される場所が多くあり、街づくりの段階で路上駐車を想定しておいる場合も多いそうです。

ウルグアイ

ウルグアイでは日本のタクシーのように手を上げることで、走っているバスが停車してくれます。またウルグアイのバスの中にはお菓子や雑貨を販売する売り子がいたりと、移動中も楽しめるサービスがあります。

タイ

タイの首都バンコクでは渋滞対策として、状況によって複数車線のうちの1つを、反対車線として利用します。日本でも時間帯で車線を使い分けている一般道はありますが、これをタイでは高速道路でも行っています。

今回は、日本や世界の面白い交通ルールをご紹介しました。

国によって交通ルールに対する考え方が全く異なることが分かりました。

もし海外で運転する機会があれば、ルールの異なる部分に注意して運転しましょう。

※2021年5月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道