メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの乗り心地を支えるのは最新鋭のテクノロジー!?その全容を解説

メルセデス・ベンツ Cクラスは、1982年にメルセデス・ベンツ初のDセグメントモデルとして誕生した、W201型「190シリーズ」から始まったモデルです。

ボディタイプは主力となるセダンをはじめ、実用性の高いステーションワゴン、流麗なフォルムが美しいクーペ、開放感あふれるカブリオレの4種類があります。

4代目Cクラスは、日本には2014年7月にセダンを筆頭として各ボディタイプが順次導入されました。インテリア・エクステリア(外装)ともに先代よりも質感を高め、大幅にグレードアップしたことが特徴です。

パワートレインに関しても多彩なラインアップが用意されており、標準系グレードとなる「C180」と「C180 AVANTGRADE」は、1.5L DOHC 直列4気筒直噴ターボチャージャー付きエンジンを採用しています。

エンジンはパワーやトルクだけでなく、振動の吸収や静粛性の向上などを追求し快適な乗り心地を実現しています。

Cクラスには、乗り心地を高める革新的なテクノロジーが投入されています。

ボディはアルミの使用率が50％で、軽量化による低重心化と高性能サスペンションにより、俊敏でレスポンスの良いハンドリングを可能にしています。

メルセデス・ベンツ伝統のフルタイム4輪駆動システムとなる4マティックは、雨や雪などの悪天候や未舗装などの悪路でも、非常に優れた安定性とトラクションを実現し、様々な状況において安心のハンドリングを提供します。

また、1.5L 直列4気筒直噴ターボエンジンと組み合わされた48V電気システム+BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)は、アイドリングストップからのスムーズなエンジン始動や、タイムラグの少ないストレスフリーなシフトチェンジなど、ドライブコントロールにおいても快適性を向上しています。

電子制御9速A/Tとなる9G-TRONICを採用しエンジン性能を余すことなく引き出すことで、心地の良い静かなクルージングからダイレクトに感じるスポーティなドライビングまで、ドライバーの意思に応じた乗り味を実現しているのです。

昨今のクルマでは、セーフティ機能とインフォテインメント機能も乗り心地を左右する大切な要素と言えます。ここで、Cクラスのセーフティ機能とインフォテインメント機能をチェックしていきましょう。

Cクラスにはセーフティ機能となる、インテリジェントドライブが採用されています。インテリジェントドライブとは、クルマに知性を持たせるという発想から始まったメルセデス・ベンツならではのセーフティ機能です。

車体の周囲を検知するレーダーと、3D視を含むステレオカメラという最先端のセンサーシステムを搭載し、車両が置かれている状況を常に把握します。危険を察知した際にはアラート、必要な場合は自動ブレーキなどで、事故の回避や被害の軽減を図ります。

また、ステアリングに手を添えているだけで自動運転に近い適切な走行を維持します。このようにインテリジェントドライブは、快適性と安全性を進化させ、乗り心地をワンランク上へと押し上げてくれるのです。

Cクラス専用デザインの12.3インチコクピットディスプレイと、インパネのセンターにレイアウトされた10.25インチディスプレイをスマートフォンと連携させることで、最新のナビゲーションシステムの表示やトラブル時の24時間緊急通報サービスなど、使い勝手の良さと安心を提供してくれます。

4代目Cクラスには多くのバリエーションがあり、標準装備やオプションも多岐に渡ることがわかりました。

メルセデス・ベンツが蓄積してきた最新鋭のテクノロジーが先進のセーフティとインフォティメントを両立させた、ハイエンドカーならではの快適な乗り心地を実現したクルマと言えるでしょう。

※2021年5月現在