メルセデス・ベンツ 4代目CクラスのAMGも併せた9つのグレードを徹底比較!
更新日:2024.09.09
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メルセデス・ベンツのスタンダードモデルとして君臨するCクラスは、2014年にメルセデス・ベンツ 4代目Cクラス(205076C/205077C/205077C/205078C/205014C/205014/205064/205086/205087型)へとフルモデルチェンジされました。
国産車では見ない型式など、さまざまな点で独特な4代目Cクラスにはどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。
国産車では見ない型式など、さまざまな点で独特な4代目Cクラスにはどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。
- Chapter
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C180【価格:489万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C180 AVANTGARDE【価格:530万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C350e AVANTGARDE【価格:686万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C43 4MATIC【価格:987万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス AMG C63【価格:1,271万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス AMG C63S【価格:1,447万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C200 Laureus Edition【価格:613万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C200 4MATIC Laureus Edition【価格:641万円】
- メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C220d Laureus Edition【価格:639万円】
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C180【価格:489万円】
「C180」は、メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのエントリーグレードとしてラインナップされたモデルです。
エンジンはターボチャージャーを装着した排気量1.5L 直列4気筒の264型で、最高出力115kW(156PS)/5,300~6,100rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500~4,000rpmを発生。
排気量を小さくしつつターボチャージャーによって低回転域でのトルクをアップさせたダウンサイジングターボのトレンドを体現するようなパワーユニットとなっていることが特徴的ですね。
駆動方式はFR(後輪駆動)のみとなり、適切なエンジン回転数を使えるようトランスミッションには電子制御9速AT(オートマチックトランスミッション)を組み合わせています。その恩恵により、ハイブリッドシステムを持たない純粋なガソリンエンジン車ながら燃費性能は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで12.7km/Lを達成しています。
また、アクティブクルーズコントロールにあたる、自動再発進機能付きアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックやステアリングアシスト、ブレーキアシスト、緊急回避時補助システムなどの機能が盛り込まれたレーダーセーフティパッケージを標準装備するなど、メルセデス・ベンツの事実上のスタンダードモデルであるCクラスにふさわしい仕上がりとなっています。
そのため、エントリーグレードながら価格も489万円と高額な値段設定です。
エンジンはターボチャージャーを装着した排気量1.5L 直列4気筒の264型で、最高出力115kW(156PS)/5,300~6,100rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500~4,000rpmを発生。
排気量を小さくしつつターボチャージャーによって低回転域でのトルクをアップさせたダウンサイジングターボのトレンドを体現するようなパワーユニットとなっていることが特徴的ですね。
駆動方式はFR(後輪駆動)のみとなり、適切なエンジン回転数を使えるようトランスミッションには電子制御9速AT(オートマチックトランスミッション)を組み合わせています。その恩恵により、ハイブリッドシステムを持たない純粋なガソリンエンジン車ながら燃費性能は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで12.7km/Lを達成しています。
また、アクティブクルーズコントロールにあたる、自動再発進機能付きアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックやステアリングアシスト、ブレーキアシスト、緊急回避時補助システムなどの機能が盛り込まれたレーダーセーフティパッケージを標準装備するなど、メルセデス・ベンツの事実上のスタンダードモデルであるCクラスにふさわしい仕上がりとなっています。
そのため、エントリーグレードながら価格も489万円と高額な値段設定です。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C180 AVANTGARDE【価格:530万円】
「C180 AVANTGARDE」は「C180」の上位グレードに位置づけられたグレードです。
エンジンスペックは「C180」と変わりませんが、アルミホイールが16インチから17インチへとサイズアップされ、スポーティーな印象を強めています。
インテリア(内装)では「C180」がファブリックシートだったのに対し、より高級なレザーツイン素材を採用。運転席の4ウェイパワーシートには新たにメモリー機能と電動ランバーサポート機能も追加されています。
その他にもステアリングはマニュアル式から電動式のチルトテレスコピックとなり、さらにシートとステアリングの位置を記憶するイージーエントリーも盛り込まれるなど、「C180」よりも充実した快適装備が魅力的な1台です。
また、下位グレードではラインナップされていない「AMGスタイリングパッケージ」もオプション設定されているなど、よりスポーティーなエクステリアに仕上げることも可能となっています。
そのぶん価格は530万円に上がり、「C180」から41万円アップしています。
エンジンスペックは「C180」と変わりませんが、アルミホイールが16インチから17インチへとサイズアップされ、スポーティーな印象を強めています。
インテリア(内装)では「C180」がファブリックシートだったのに対し、より高級なレザーツイン素材を採用。運転席の4ウェイパワーシートには新たにメモリー機能と電動ランバーサポート機能も追加されています。
その他にもステアリングはマニュアル式から電動式のチルトテレスコピックとなり、さらにシートとステアリングの位置を記憶するイージーエントリーも盛り込まれるなど、「C180」よりも充実した快適装備が魅力的な1台です。
また、下位グレードではラインナップされていない「AMGスタイリングパッケージ」もオプション設定されているなど、よりスポーティーなエクステリアに仕上げることも可能となっています。
そのぶん価格は530万円に上がり、「C180」から41万円アップしています。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C350e AVANTGARDE【価格:686万円】
「C350e AVANTGARDE」は、メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのプラグインハイブリッドモデルです。
パワーユニットはターボチャージャーを装着した2L 直列4気筒のM274型にハイブリッドモジュールを組み合わせ、エンジンは最高出力155kW(211PS)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,200~4,000rpmを発生し、ハイブリッドモジュールは最高出力90kW、最大トルク440Nm(44,9kgm)を発揮します。
下位グレードとの最大の違いであるプラグインハイブリッドシステムは、モーターのみでの走行はもちろん、エンジンとモーターを併用しての走行やエンジンのみでの走行も可能とするなど、シチュエーションに応じて適切なパフォーマンスを実現。燃費性能もWLTCモードで13.6km/Lを達成しています。
エクステリアではホイールが大径の18インチアルミホイールとなったほか、インテリアのトリムにはブラウンウォールナットウッドを採用するなど、プラグインハイブリッド車であると同時に上級グレードとして高級感あふれる演出がなされている点も見逃せません。
一方で価格は686万円に上がり、「C180」からは156万円高くなっています。
パワーユニットはターボチャージャーを装着した2L 直列4気筒のM274型にハイブリッドモジュールを組み合わせ、エンジンは最高出力155kW(211PS)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,200~4,000rpmを発生し、ハイブリッドモジュールは最高出力90kW、最大トルク440Nm(44,9kgm)を発揮します。
下位グレードとの最大の違いであるプラグインハイブリッドシステムは、モーターのみでの走行はもちろん、エンジンとモーターを併用しての走行やエンジンのみでの走行も可能とするなど、シチュエーションに応じて適切なパフォーマンスを実現。燃費性能もWLTCモードで13.6km/Lを達成しています。
エクステリアではホイールが大径の18インチアルミホイールとなったほか、インテリアのトリムにはブラウンウォールナットウッドを採用するなど、プラグインハイブリッド車であると同時に上級グレードとして高級感あふれる演出がなされている点も見逃せません。
一方で価格は686万円に上がり、「C180」からは156万円高くなっています。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C43 4MATIC【価格:987万円】
「C43 4MATIC」は、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスブランド「AMG」によるチューニングが施されたスポーツグレードです。
エンジンはツインターボを装着した3L V型6気筒の276M30型となり、最高出力287kW(390PS)/6,100rpm、最大トルク520Nm(53kgm)/2,500~5,000rpmまで強化され、駆動方式も4WD(4輪駆動)となり安定感を増しています。
足回りにはAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションを装備し、ブレーキにもフロントには対向ピストンを採用したAMGロゴ付きブレーキキャリパーと、ドリルドベンチレーテッドディスクブレーキを装備するなど、動力性能も高められています。
価格は下位グレードを突き放す987万円となり、「C350e AVANTGARDE」からは301万円高くなっています。
エンジンはツインターボを装着した3L V型6気筒の276M30型となり、最高出力287kW(390PS)/6,100rpm、最大トルク520Nm(53kgm)/2,500~5,000rpmまで強化され、駆動方式も4WD(4輪駆動)となり安定感を増しています。
足回りにはAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションを装備し、ブレーキにもフロントには対向ピストンを採用したAMGロゴ付きブレーキキャリパーと、ドリルドベンチレーテッドディスクブレーキを装備するなど、動力性能も高められています。
価格は下位グレードを突き放す987万円となり、「C350e AVANTGARDE」からは301万円高くなっています。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス AMG C63【価格:1,271万円】
「AMG C63」は、メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスのトップグレードにあたるスポーツモデルです。
エンジンは4L V型8気筒まで拡大されたツインターボの177型を搭載し、最高出力350kW(476)/5,500〜6,250rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1,750〜4,500rpmまでアップ。駆動方式はFRのみとなり、強大な出力とトルクを後輪のみに伝えるスポーツカーのような仕上がりとなっています。
そのパフォーマンスを制御するために、リヤディファレンシャルギアには専用装備として電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフを装着し、ブレーキも「C43 4MATIC」より大型のAMG強化ブレーキシステムを装備するなど、走行性能をさらに高めています。
そのぶん価格は上がり、ついに1,000万円を突破する1,271万円となりました。
エンジンは4L V型8気筒まで拡大されたツインターボの177型を搭載し、最高出力350kW(476)/5,500〜6,250rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1,750〜4,500rpmまでアップ。駆動方式はFRのみとなり、強大な出力とトルクを後輪のみに伝えるスポーツカーのような仕上がりとなっています。
そのパフォーマンスを制御するために、リヤディファレンシャルギアには専用装備として電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフを装着し、ブレーキも「C43 4MATIC」より大型のAMG強化ブレーキシステムを装備するなど、走行性能をさらに高めています。
そのぶん価格は上がり、ついに1,000万円を突破する1,271万円となりました。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス AMG C63S【価格:1,447万円】
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの最上級グレードが「AMG C63S」です。
エンジンは「AMG C63」と同じ177型ですがスペックはさらに強化され、最高出力375kW(510PS)/5,500〜6,250rpm、最大トルク700Nm(71,4kgm)/2,000〜4,500rpmまで高められています。これだけの出力とトルクを誇るにも関わらず駆動方式がFRのままとなっているのもAMGの魅力と言えますね。
エクステリアでもチタニウムグレーペイントが施された専用の大径19インチアルミホイールを装備し、フロントブレーキキャリパーにも専用のAMGレッドブレーキキャリパーが奢られるなど、名実ともに「最強のCクラス」となっています。
一方で価格は1,447万円と値段も最強クラスとなっています。
エンジンは「AMG C63」と同じ177型ですがスペックはさらに強化され、最高出力375kW(510PS)/5,500〜6,250rpm、最大トルク700Nm(71,4kgm)/2,000〜4,500rpmまで高められています。これだけの出力とトルクを誇るにも関わらず駆動方式がFRのままとなっているのもAMGの魅力と言えますね。
エクステリアでもチタニウムグレーペイントが施された専用の大径19インチアルミホイールを装備し、フロントブレーキキャリパーにも専用のAMGレッドブレーキキャリパーが奢られるなど、名実ともに「最強のCクラス」となっています。
一方で価格は1,447万円と値段も最強クラスとなっています。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C200 Laureus Edition【価格:613万円】
「C200 Laureus Edition」は、メルセデス・ベンツ 4代目Cクラスの特別仕様車としてラインナップされたグレードです。
エンジンは「C180」と同じ264型ですが、「BSG」と呼ばれるマイルドハイブリッドシステムを搭載したことでスムーズな加速力を実現し、燃費性能もWLTCモードで12.9㎞/Lを達成。エンジンスペックも「C180」から引き上げられ、最高出力135kW(184PS)/5,800〜6,100rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/3,000〜4,000rpmを誇っています。
価格は613万円と、通常モデルとしてラインナップされている「C180」から124万円高くなっています。
エンジンは「C180」と同じ264型ですが、「BSG」と呼ばれるマイルドハイブリッドシステムを搭載したことでスムーズな加速力を実現し、燃費性能もWLTCモードで12.9㎞/Lを達成。エンジンスペックも「C180」から引き上げられ、最高出力135kW(184PS)/5,800〜6,100rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/3,000〜4,000rpmを誇っています。
価格は613万円と、通常モデルとしてラインナップされている「C180」から124万円高くなっています。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C200 4MATIC Laureus Edition【価格:641万円】
「C200 Laureus Edition」の4WD(4輪駆動)モデルとしてラインナップされている特別仕様車が「C200 4MATIC Laureus Edition」です。
エンジンやモーターなどパワーユニットのスペックを4WD化されていることが最大の特徴で、メルセデス・ベンツによれば前輪45%:後輪55%という後輪よりの駆動力配分となっていることもポイントですね。
価格は641万円と、FRモデルの「C200 Laureus Edition」から28万円アップとなりました。
エンジンやモーターなどパワーユニットのスペックを4WD化されていることが最大の特徴で、メルセデス・ベンツによれば前輪45%:後輪55%という後輪よりの駆動力配分となっていることもポイントですね。
価格は641万円と、FRモデルの「C200 Laureus Edition」から28万円アップとなりました。
メルセデス・ベンツ 4代目Cクラス C220d Laureus Edition【価格:639万円】
「C220d Laureus Edition」は、他グレードと異なるディーゼルエンジンを搭載した特別仕様車です。
エンジンはガソリンではなく軽油を使用するため経済性と燃費に優れ、WLTCモードで18.9km/Lを達成。また、ディーゼルエンジンは発進加速時のトルクがガソリンエンジンよりも大きく、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,200〜4,000を発揮するなど、少ないアクセルの踏み込みで充分な加速力を得られる点も魅力的ですね。
価格は639万円と、「C200 Laureus Edition」と「C200 4MATIC Laureus Edition」の間に位置する値段設定となっています。
エンジンはガソリンではなく軽油を使用するため経済性と燃費に優れ、WLTCモードで18.9km/Lを達成。また、ディーゼルエンジンは発進加速時のトルクがガソリンエンジンよりも大きく、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,200〜4,000を発揮するなど、少ないアクセルの踏み込みで充分な加速力を得られる点も魅力的ですね。
価格は639万円と、「C200 Laureus Edition」と「C200 4MATIC Laureus Edition」の間に位置する値段設定となっています。
4代目Cクラスは、もっとも価格の低い「C180」でも500万円近く、エクステリアやインテリアの質感もメルセデス・ベンツのスタンダードモデルにふさわしいクルマとなっています。さらに、1,000万円を超える「AMG」もラインナップされ、同じ「Cクラス」とは言ってもラインナップは非常に幅広いことがわかります。
特に「AMG」によるチューニングが施されたグレードは通常モデルとは別のクルマと錯覚してしまうような圧倒的なパフォーマンスを誇り、圧倒的な出力とトルク、スポーツカーのようなサスペンションから非日常的な雰囲気を味わえる1台となっています。
その一方で価格も通常グレードとはかけ離れており、おいそれと手が出せない存在ではありますが、出力とトルク、そして価格を抑えた「C43 4MATIC」は、AMGに興味のある人におすすめのエントリーグレートと言えるのではないでしょうか。
興味のある方は「実際はどのくらい違うのか」を、ぜひ販売店で確認してみてくださいね。
※ 2020年11月現在
特に「AMG」によるチューニングが施されたグレードは通常モデルとは別のクルマと錯覚してしまうような圧倒的なパフォーマンスを誇り、圧倒的な出力とトルク、スポーツカーのようなサスペンションから非日常的な雰囲気を味わえる1台となっています。
その一方で価格も通常グレードとはかけ離れており、おいそれと手が出せない存在ではありますが、出力とトルク、そして価格を抑えた「C43 4MATIC」は、AMGに興味のある人におすすめのエントリーグレートと言えるのではないでしょうか。
興味のある方は「実際はどのくらい違うのか」を、ぜひ販売店で確認してみてくださいね。
※ 2020年11月現在