ホンダ 初代ゼスト(DBA-JE1/CBA-JE2型)のリアシートはアウトドアでも活躍できるポテンシャルを秘めている！

ホンダ ゼストは、2008年から2012年までホンダから発売されていた軽自動車です。

タイプはFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の2種類がありますが、それ以外の大きな差はありません。燃費性能が高いのが特徴で、FF車なら18.6km/L、4WD車なら16.8km/Lを誇っています。

大きさは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,645mmと、普通の軽自動車と同じぐらいです。 しかし、それを無駄にしない室内空間の広さは魅力的で、どんなシーンでもその室内空間を活かすことができます。

室内空間をフルに生かすための装備も充実しており、普段使いにうってつけのクルマでもあるのです。

ホンダ ゼストのリアシートは使い勝手抜群の機能を搭載しています。

フロントシート(前席)、リアシートともにベンチチートを採用しています。ベンチシートであるため片方から降りることができない場合は、もう片方からスムーズに降りること ができます。段差がないため、小さい子どもや高齢者にも配慮がされているのです。

また、このシートはクッション性にも優れており、乗り心地が十分確保されています。

加えて低床化技術を採用しているため、室内高1,340mmという高さを実現しているのです。この高さは非常に魅力的で、乗り降りで頭をぶつけたり、荷物の積み下ろしで少しかがんだりする必要がないのです。

リアシートの空間もきちんと確保されています。フロントシートのシート形状をアレンジしており、リアシートの膝回りスペースをしっかりと確保しています。

3段階開閉式ドアの採用で、最大965mm 開くため、荷物も人も楽に無理なく乗り降りすることができるでしょう。軽自動車特有の狭い感覚 は一切なく、乗り降りだけではなく乗り心地も十分に追求されているのです。

リアシートのシートアレンジも豊富で、抜群の機能性を誇っています。

リアシートはダイブダウン機構を持っており、それにより自転車をリアシートに積み込むことができるのです。このダイブダウン機構は片側だけでもできるため、3人乗っても広いスペースを確保することができます。

左リアシートと助手席シートを倒せば、2m越えの長い荷物もラクラク載せることが可能になります。低い車高で積み下ろしがしやすく、長い荷物も難なく載せることができるのは、ゼストが持つ最大の特徴とも言えるでしょう。

そして、ヘッドレストを外してリアシートとフロントシートを完全に倒せばリクライニング機能も兼ね備えるフラット機構に早変わりし、車中泊もこなせるのです。

大人2人が寝そべっても十分な広さがあるので、アウトドアでも大活躍してくれることでしょう。

非常に利便性の高いリアシートとそれを活かせる機構が装備されたゼストは、日常使いからアウトドアまで幅広く活躍してくれること間違いありません。

ホンダ 初代ゼストのリアシートについて詳しく紹介してきました。

多彩なシートアレンジと乗りやすさを追求した車高と天井の高さは、人だけではなく物の積み下ろしにも最適な大きさであることがわかりました。

生産が終わって10年ほど経つクルマですが、今でも中古車市場で見かけるクルマです。

もし日常でもアウトドアも活躍してくれるクルマを検討しているのなら、初代ゼストも検討に加えてみてはいかがでしょうか。

※2021年5月現在