スズキ 3代目MRワゴン(MF33S型)の多彩なシートアレンジ

MRワゴン

今回は、スズキ 3代目MRワゴン(MF33S型)のシートアレンジについて紹介します。

MRワゴンはトールボックスデザインの軽ワゴンとして2001年から販売されていましたが、最終モ デルである3代目MRワゴンのモデルライフは、2011年から2016年まででした。

歴代に共通する個性的な内外装が3代目MRワゴンのもつ特徴のひとつですが、実用性という側 面から見ても優れた使い勝手も特徴にしています。

3代目MRワゴンはサイズが制限される軽乗用車のため、車内スペースを有効に活用するための シートアレンジ機能が豊富です。そのシートアレンジ方法や、それで実現するモードにはどのよう なものがあるのかを、詳しく見ていきましょう。

Chapter
スズキ 3代目MRワゴンってどんなクルマ?
スズキ 3代目MRワゴンのリヤシートアレンジ
スズキ 3代目MRワゴンのフロントシートはどのようなアレンジができるか

スズキ 3代目MRワゴンってどんなクルマ?

スズキ 3代目MRワゴンは、斬新で個性的なデザインを取り入れた上級志向の軽自動車、また、 顧客のターゲットを若い男女とした新感覚軽ワゴンとして、2011年に登場しました。

MRワゴンの初代が誕生したのは2001年のことですが、時代のニーズに合わせ新たな価値観を 提案する軽ワゴンとして、2代目・3代目と進化を続けていました。

3代目MRワゴンも個性的ながら広々としたキャビンをもち、発表時はNA(自然吸気)エンジンを搭載した「G」「X」と、ターボエンジンを搭載した「T」というラインナップでした。

その後様々な特別仕 様車が登場したりグレード改変を行ったりしながら、モデルライフ末期には「L」「X」の両グレード にFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)モデルが用意されていました。

3代目MRワゴンは日産へOEM供給もされており、モコという名前で本家MRワゴンと同様の人気を博しました。しかし軽乗用車のニーズはスーパートールワゴンに移りつつある時代に入っており、3代目MRワゴンは2016年、惜しまれつつ生産を終了しています。

スズキ 3代目MRワゴンのリヤシートアレンジ

それではスズキ 3代目MRワゴンのシートアレンジ機能について、はじめにリヤシート(後席)から 紹介します。

リヤシートにはスズキの他モデルや様々な自動車メーカーのモデルでも一般的な、分割可倒式 シートが採用されています。50:50で倒せるシートは必要に応じたアレンジをすることで、ラゲッジ ルーム(荷室)を広げることが可能です。

3代目MRワゴンは軽自動車のため、乗車定員は4人です。リヤシートの定員は2人になります が、3人乗車のときはリヤの片方を、2人乗車ではリヤシート左右両方を倒すことができます。

片方を倒せば乗車スペースとラゲッジルームのどちらも確保することが可能で、全体を倒せばラ ゲッジルームを拡大して使えます。

スライド機能がついているグレードもあります。上級グレードの「X」及びモデルライフ途中まで存 在した「T」のリヤシートは前後のスライド幅が160mmあり、リヤシート乗員の足元空間を広げたり ラゲッジルームを拡大したりという使い方ができます。

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スズキ 3代目MRワゴンのフロントシートはどのようなアレンジができるか

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道