マセラティ 3代目ギブリの欠点は?

マセラティ 3代目ギブリ

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マセラティ 3代目ギブリはマセラティの情熱と伝統を受け継ぎ、走行性能と快適性を両立させた1台と言われていますが、欠点はないのでしょうか?

この記事ではマセラティ ギブリの特徴を初代、2代目、3代目と順を追って紹介していきます。

3代目ギブリについては、欠点は本当にないのか?という点にも触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
歴代マセラティ ギブリの特徴を確認!
マセラティ 3代目ギブリにはV8エンジンがラインナップされていない!
マセラティ 3代目ギブリはセダンなのにリヤシートが狭い?
マセラティ 3代目ギブリには欠点を補うだけの長所がある!

歴代マセラティ ギブリの特徴を確認!

初代ギブリが誕生したのは1966年のことです。2シーターのクーペで4.7LのV8エンジンを搭載していました。外見はロングノーズのファストバックスタイルが特徴的で、フェラーリ デイトナやランボルギーニ ミウラとともにスーパーカーブームの火付け役といえます。

今でもファンの間で語り継がれる1台であり、まさにマセラティが作り上げたヒット作といえるでしょう。

2代目ギブリは4人乗りの2ドアクーペとして1992年に誕生しました。ノッチバックスタイルを採用したことから、マセラティ 初代 ギブリとは見た目が大きく異なり、インテリア(内装)もスポーティーなものから、エレガントなものにデザインが一新されたことが特徴です。今でもギブリⅡの愛称で親しまれています。

2013年に登場したのが、現行モデルであるマセラティ 3代目ギブリです。ガソリン仕様とディーゼル仕様の2種類から選択可能な3.0LのV6エンジンを搭載し、マセラティらしいエンジンサウンドが乗る人全てを魅了します。

インテリアも徹底的にこだわりぬかれており、高級感あふれる1台に仕上がりました。最先端の安全機能も装備されている大型スポーツセダンに進化を遂げたといえるでしょう。

マセラティ 3代目ギブリにはV8エンジンがラインナップされていない!

マセラティ 3代目ギブリには3.0LのV6エンジンがフロントに搭載されています。ガソリン仕様とディーゼル仕様の2種類から選ぶことができるようになっており、マセラティ史上初めてディーゼルエンジンが採用された車種となります。

マセラティの熱烈なファンからすると、V8エンジンがラインナップに無いことが欠点かもしれません。他車種であるマセラティ レヴァンテの上位モデルには3.8LのV8エンジンが搭載されているものもあります。3代目ギブリに搭載されているV6エンジンは0から100km/hまでの加速時間が4.9秒で最高速度は286km/hです。

一方でマセラティ レヴァンテに搭載されるV8エンジンは0から100km/hまでの加速時間3.9秒、最高速度304km/hと驚異的なパフォーマンスを発揮します。とにかく加速とスピードにこだわりたいという人にとっては、3代目ギブリのVエンジンは少し物足りないと感じるかもしれません。

マセラティ 3代目ギブリはセダンなのにリヤシートが狭い?

マセラティ 3代目ギブリは全長4,985mm×全幅1,945mm×全高1,485㎜の5人乗り4ドアセダンです。全長5,000㎜にも迫る大型セダンですが、リヤシート(後席)は少し狭い作りとなっています。フロントシート(前席)は12ウェイ電動調節機能付きですが、リヤシートには調節機能が付いていないことも欠点といえるかもしれません。

フロントシートの位置にもよりますが、リヤシートのレッグスペースが少し狭い作りとなっています。次にリヤシートに座った人の頭と天井までのヘッドクリアランスですが、こぶし1個分程度の余裕となっています。圧迫感までは感じないかもしれませんが、ゆったりとした作りとは言い難いのが実状です。

マセラティ 3代目ギブリには欠点を補うだけの長所がある!

マセラティ 3代目ギブリの欠点として、V8エンジンがモデルに無いことと、リヤシートが狭いという点を挙げました。しかし、3代目 ギブリにはこれらの欠点を補うだけの長所があるのも、また事実です。

まずはエンジン仕様がガソリン仕様とディーゼル仕様の2種類から選ぶことができる点です。ディーゼル仕様のV6エンジンは、走行性能はもちろんのこと、経済的にも優れたエンジンといえます。

また、インテリアが高級感溢れる仕様になっていることもマセラティ 3代目 ギブリの魅力のひとつです。伝統のマセラティクロックは健在で、各シートのヘッドレストにはマセラティのシンボルであるトライデントの刺繍を施すこともでき、乗る人全てに満足感を与えてくれます。
マセラティ 3代目ギブリには高級感溢れる室内装備や十分な走行性能が用意されているので、大きな欠点と言えるほどのものは無いものの、加速スピードや広い室内スペースを求めるユーザにはやや物足りなさが感じられるかもしれません。

しかし、マセラティ 3代目 ギブリには欠点を補って余るほどの魅力があり、マセラティの伝統と情熱が凝縮されたモデルであることに違いは無いでしょう。

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