マセラティ 3代目ギブリ(MG30C/MG30D/MG30A/MG30AA型)とモデルチェンジ前の違いはどこにある?

マセラティ  ギブリ

2021年2月現在、市場で販売されているのはマセラティ 3代目ギブリ(MG30C/MG30D/MG30A/MG30AA型)です。初代、2代目、3代目の違いはどこにあるのでしょうか?

この記事では、イタリア老舗スポーツカーメーカーであるマセラティが生み出した伝統モデルであるマセラティ ギブリの歴史を振り返ります。それぞれの世代のモデルと比較し、現行車種である3代目ギブリとの違いを確認していきましょう。

Chapter
マセラティ 初代ギブリはスーパーカー!
マセラティ 2代目ギブリのモデルはギブリじゃない?
マセラティ 3代目ギブリは走りと快適性を兼ねそろえている!
マセラティ 3代目ギブリには最新機能も追加!

マセラティ 初代ギブリはスーパーカー!

1966年にマセラティ 初代ギブリは産声をあげました。全長4,690mm×全幅1,800㎜×全高1,160㎜で、フロントに4.7LのV8エンジンを搭載した初代ギブリは最高速度266km/hを誇り、ファンを魅了した2シーターのクーペでした。

初代ギブリの最大の特徴はロングノーズでファストバックスタイルの外観です。イタリアの天才デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインしたことで知られており、フェラーリ デイトナやランボルギーニ ミウラと同様にスーパーカーブームの火付け役となりました。

初代ギブリは誰もが憧れたスーパーカーで、圧倒的な走りが魅力の1台ですが、インテリア(内装)にもこだわりがありました。全てがレザーで覆われたシートは乗る人を包み込み、ラグジュアリー感を演出。乗る人全てに幸福感を与える1台だったといえるでしょう。

マセラティ 2代目ギブリのモデルはギブリじゃない?

マセラティ 2代目ギブリは1992年に誕生した4人乗りの2ドアクーペです。全長4,210mm×全幅1,770㎜×全高1,310㎜であり、ギブリⅡの愛称で親しまれました。フロントに2.8LのV6エンジンを搭載し、ノッチバックスタイルを採用したため、初代ギブリとは見た目も大きく異なります。

2代目ギブリはギブリの名前を継承していますが、モデルとなったのはマセラティ ビトゥルボだと言われています。デザインを手がけたのは、ジョルジェット・ジウジアーロ氏と共に世界を代表するカーデザイナーといわれるマルチェロ・ガンディイーニ氏です。

2代目ギブリはインテリアにレザーやウッドトリムが多用されており、高級感あふれる作りとなっています。特徴的なのは、インパネ中央部に設置されたマセラティクロックです。シンプルなアナログ時計ですが、盤面にマセラティのシンボルであるトライデントが刻まれています。

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マセラティ 3代目ギブリは走りと快適性を兼ねそろえている!

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道