BMW X5のインテリア(内装)と荷室(ラゲッジルーム)を徹底解説!機能性と豪華さが融合した空間【プロ解説】
更新日:2024.09.09
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現行型X5のインテリアは、上質さと洗練されたデザインが際立ち、まるでエグゼクティブ・オフィスのようです。そして2枚のディスプレイを採用したBMWコクピット先進性が際立っています。ここでは現行型X5のインテリアについて解説します。
文/写真・萩原文博
文/写真・萩原文博
BMW X5 インパネの特徴
現行型X5のインテリアは、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした新しいBMW の表示・操作システム「BMW Operating System 7.0」を導入。ドライバー自身がカスタマイズすることが出来る10.25 インチのコントロール・ディスプレイ及び12.3 インチのフル・デジタル・メーター・パネルの2枚のディスプレイが特徴のBMWライブ・コクピットを採用しています。コントロール・ディスプレイは、より使いすく最適化されたメニュー表示により、様々な機能や設定にアクセスしやすくなりました。
加えてステアリング・ホイールのボタン、センター・コンソール付近に配置されているiDrive コントローラー、タッチ操作に対応したディスプレイ、さらに音声コントロール及びジェスチャー・コントロールを備え、状況に応じてドライバーが最も操作しやすい方法で、必要な情報や設定にストレス無くアクセスすることが可能です。また12.3 インチのフル・デジタル・メーター・パネルは、速度や回転数を表示する左右のメーターの中央に、ナビゲーション・マップの一部などが表示可能で、さらに、改良されたヘッドアップディスプレイを装備することで、より視認性が向上し、ドライバーは運転に集中しながら、前方向を向いたまま必要な情報を受け取ることが可能となりました。
BMW X5のフロントシート
アップライトにレイアウトされたシートポジションにより、運転席からの視界はSUVらしく広く開放的となっています。フロントガラスには、ヘッドアップディスプレイが装備され、前方から目線を移動することなく、速度やナビ情報などが認識できるようになっています。機能別にレイアウトされたスイッチ類はほとんどがボタン式で、触感によって確実に操作できるように工夫されています。2枚のディスプレイに表示される様々な情報はドライバーの好みに応じて自由に表示できるようになっています。
新シャシーに加えて、スタンダードグレードを除いたモデルにはXシリーズとして初めて4輪アダプティブ・エア・サスペションを導入。各ホイールに設置されたセンサーが、常に路面状況および荷重を検知し、必要に応じて上下40mm の間でホイール毎の高さ調整を自動で行うため、フラットライドで安定感のある快適な走りを維持することができます。また、上級モデルのシートにはヒーター機能に加えてベンチレーション機能やマッサージ機能も追加され、快適に移動することが可能です。
BMW X5の後部座席(リアシート)
先代モデルに比べて、全長で25mmホイールベースが40mm延長され、リアの居住性は向上しています。また、リアシートは4:2:4の分割可倒式となっており、乗員の人数と荷物の多さにあわせて多彩なシートアレンジが可能です。そしてオプション装備として、リア・エンター・テイメントシステム・プロフェッショナルを設定。運転席、助手席のシートバックには左右独立した10.2インチのカラーディスプレイを装着できますし、リアシートの空調も左右個別に調整できる4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナーを設定しています。
BMW X5の荷室(ラゲッジルーム)
現行型のラゲッジ容量は5人乗車時で650L(xDrive45eは500L)を確保し、後席を全て倒すと最大で1870L(xDrive45eは1720L)まで拡大します。また床下にスライド式のデッキボックスを装備。濡れたものなどが収納できます。さらに、一部グレードにはスマートキーを携帯していれば、リアバンパー下に足を出し入れするだけで、バックドアを自動開閉できる便利なハンズフリーバックドア機能を装備しています。
現行型X5のインテリアは先進性を感じられる2つの大型ディスプレイによって構成されるBMWライブコクピット。手作業のガラス仕上げによって格別の美しさと滑らかなタッチを持つクラフテッド・クリスタル・フィニッシュなど、機能性と豪華さの2つの要素が見事に融合した空間となっています。