Mシリーズで登場したBMWの高級SUV…X5MとX6Mの違いは?

BMWでも人気の高級SUVモデル、X5、X6シリーズに昨年「Mシリーズ」フルモデルチェンジの新型が投入されました。ここ日本でも今年デリバリーが行われています。このモデルの進化・真価とは…。

Chapter
二代目となるBMW X5M・X6M
X5MとX6Mの違いは?
大柄ボディでも軽快に走れる先進技術…
気になるお値段は…
【動画】BMW X6Mエンジンサウンド

二代目となるBMW X5M・X6M

初代のX5M、X6Mは2009年に投入されました。X5自体は2000年にデビューしており、2007年のフルモデルチェンジ後の二代目からMシリーズが投入されています。高級SUVの高い人気とニーズから、「勝機あり」としたと考えられますし、上位セグメントのX6の投入もそれを物語っているといえます。

X5M、X6Mともに共通のエンジンを搭載していますが、いずれもM社によるチューニングにより、極めて優れたスペックを叩きだしています。

エンジン:V型8気筒DOHC
排気量(cc):4,394
最高出力(kW〔ps〕/rpm(EEC)):423〔575PS〕/6,000rpm
最大トルク(Nm〔kgm〕/rpm(EEC)):750〔76.5kgm〕/2,200-5,000rpm
0-100km/h加速性能(秒):4.2秒
※BMW公式HPより抜粋

出力は前モデル比+18馬力、トルクは+7.2kgmというパワーアップを果たしています。また驚くべきは、出力を向上させながら環境性能も約20%の向上を実現させ、燃費も9.0km/L(+1.8km/L)前モデルを上回っているのです。

これは高精度ダイレクト・インジェクション・システムを導入したことや、8速 M スポーツ・トランスミッション、また30kgのボディ軽量化があいまった結果といえそうです。プライスタグが1500万円を超えるクルマではありますが、環境性能を重んじ、また長距離走行が必要となる欧州などの地域では歓迎すべき改善だといえます。

それにしても2トンを優に超える車体で、0-100km加速が4.2秒というのは凄まじいスペックです…。

X5MとX6Mの違いは?

前述のようにエンジンは両車同じスペックのものを搭載しています。それであれば、少し小柄であるX5Mのほう軽量で、動力性能も優れていて良いのでは?と思うところですが、ボディを見て貰えばわかるように、その立ち位置は少し違うようですね。

まずX5Mの車体ですが、
全長(mm)4,895、全幅 1,985、全高1,755、ホイールベース、2,935
車両重量:2,360kg
となっています。

対してX6Mは
全長(mm)4,925、全幅1,990、全高1,690、ホイールベース 2,935
車両重量:2,330kg
と、大型であるX6Mの方が30kg軽量であり、また全高も65mm低くなっています。この辺りは一目してわかるように、X5とX6の性質の違いでもありますね。

X5の方が本来のSUVとしての性質が残っているといえます。対してX6は都市部で使用するスタイリッシュかつ極めて高い走行性能を兼ね備えた高級クロスオーバーSUVといったテイスト。SUVと呼んでよいのかわからないほど、スポーツテイストを感じるエクステリアです。

大柄ボディでも軽快に走れる先進技術…

足回りにはBMW自慢のインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」と、優れたコーナリング性とハンドリングを実現する「ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」が搭載されています。

高速でのコーナリング時には後輪駆動に切り替えるなど、シーンにあわせた駆動力を配分するM専用設定のxDrive。ステアリングの切れ角、ホイールの回転速度などの車両データから、オーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると、電子制御式多板クラッチを装備したトランスファー・ギアボックスを介して瞬時に前後アクスルへの駆動トルクを「可変配分」する事ができます。

その対応速度は「1/1000秒」ともされていますから、まさに先端の技術が採用された一台といえますね。

気になるお値段は…

X5M…1561万円、X6M…1588万円、となっています。このクルマを選択できる方にとってはそれほど大きな金額差になっていませんね。パワートレインも同じ。つまりユーザーがどのような「テイスト」をチョイスするか、という点がこの二台を選ぶポイントとなりそうです。室内空間も広く、SUV然としたX5M、またどこかクーペ的な美しさもある、どのカテゴリとも少し違うスポーツテイストを持ったX6M…。

いずれも魅力的なエクステリアデザインと、先進技術を持ったクルマといえますね。

【動画】BMW X6Mエンジンサウンド

BMW X6Mのエンジンサウンドとエクステリア、インテリアをチェックできます。一度乗ってみたいと思わずにおれませんね!