アバルト 初代595(ABA-31214T)の乗り心地はいかに!?

まずはアバルト 初代595の走行性能について見ていきます。

初代595は全長3,660mm×全幅1,625mm×全高1,505mmというコンパクトなボディに秘めた高性能かつ心を突き刺す刺激的な走りが大きな魅力の一つとなっています。

初代595は総排気量1,368cc、最高出力145ps/5,500rpm、最大トルク180nm/2,000rpmと高性能となっています。発進から100km/hに達するまでわずか7,8秒しかかかりません。

日本の公道では初代595の高性能のエンジンを最大限発揮することは難しいですが、クルマ好きの方々にとってはとても魅力的な性能です。

また、現在のクルマでは少なくなった5速マニュアルトランスミッションを選択できる点も大きな魅力です。スポーティなクルマの性能はマニュアル車のほうがより発揮できますし、よりスポーティな感覚での運転が可能です。

運転しやすいコンパクトなボディに高性能で刺激的な走りだけでなく、5速マニュアルトランスミッションも選択可能ということで、初代595はとてもスポーティな1台となっています。

次にアバルト 初代595の室内について見ていきます。

フロントシート(前席)にはヘッドレスト一体型のスポーツシートを採用、スポーツシートにすることで走りだけでなく、室内にもスポーティさが演出されています。

運転席のシートには高さ調整機能も備わっており、ドライバーの好みに合わせた高さへとシートを調整することが可能です。

ステアリングにはチルトステアリングを採用しており、ドライバーに合わせた角度や位置へとステアリングを調整できます。シートの高さやステアリングの位置など、ゆったりと乗りたい日やスポーティに走りたい日など、その日の気分に合わせて変えられるのは嬉しいポイントです。

リアシート(後席)には高さ調整機能付きのヘッドレストが備わっています。ヘッドレストの位置はリアシートで快適に過ごすうえでとても重要な役割を担います。ヘッドレストの高さを調整できる初代595のリアシートでは快適に過ごせるでしょう。

また、リアシートは5:5分割可倒式になっており、シートを前面に倒すことでラゲッジルーム(荷室)を拡大できます。初代595の通常時のラゲッジルーム容量は185Lとなっています。このサイズであれば普段の買い物際には不便さを感じることはあまりないでしょう。しかし、大きな荷物は載せることができません。

大きな荷物を載せたいときにはリアシートを倒せば185Lだったラゲッジルームの容量は550Lまでアップします。550Lもあればスーツケースを複数積み込むことができるようになり、ちょっとした旅行の際にも大活躍するでしょう。

アバルト 初代595のインパネ中央には7インチタッチパネルモニター付Uconnectが装備されており、ラジオやUSB入力に対応したメディアプレイヤー機能Bluetoothやハンズフリー通話機能の他、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しています。

車内に装備されているUSBポートを通じてスマートフォンとUconnectを接続することでiPhoneならApple CarPlay、AndroidスマートフォンならAndroid Autoを利用できます。Uconnectとスマートフォンを接続することで、タッチパネルから直接スマートフォン内のマップやミュージック、電話などの機能を使用することが可能です。

また、ステアリングのボタンを押すことでSiriやGoogleアシスタントといった音声入力機能も利用できます。音声機能を使えば運転中にも安全な操作が行えるでしょう。

運転席前方にはマルチファンクションディスプレイが備わっており、外気温度や時刻、警告メッセージやクルマの点検時期などのさまざまな情報を確認できます。この他にもメーターパネルの照度や速度警報などの設定もできます。

ステアリング周りにはトリップコンピュータも装備されており、走行距離や平均燃費、平均速度や走行時間や瞬間燃費や区間距離なども表示できます。運転中に気になる情報も簡単に確認できるため、運転中も不便さを感じさせません。

初代595のインパネ周辺には充実の機能が備わっています。

今回はアバルト 初代595の乗り心地について紹介しました。

コンパクトなボディに刺激的な走りが魅力の初代595ですが、その室内にも充実の機能が備わっており、走行性能、室内ともに抜群の乗り心地であることがわかりました。

Uconnectはスマートフォンと連携しており、日頃から使い慣れたスマートフォンと同じ感覚で操作できます。初代595は所有者を満足させてくれるでしょう。

※ 2021年1月現在