ジャガー 2代目XFの欠点・デメリットは？

ジャガー 2代目XFの室内は「XF SALOON」がフロントヘッドルーム953〜991mm、リアヘッドルーム970mm、フロントレッグルーム1,054mm、リアレッグルーム957mm、「XF SPORTBRAKE」はフロントヘッドルーム989〜991mm、リアヘッドルーム991〜994mm、フロント最大レッグルーム1,054mm、リア最大レッグルーム957mmとなっています。

2代目XFはフロントシート(前席)に2人、リアシート(後席)に3人乗車できる5人乗りのクルマで、広い室内空間を有していることがわかります。

フロントシートは運転席と助手席のどちらにも12ウェイ電動フロントシートを採用しており、クッションの高さやリクライニング、ランバーなどを細かく調整することが可能です。

リアシートは室内サイズを見てわかるようにゆとりのある空間が確保されており、成人男性でも快適にくつろげます。しかし、2代目XFのリアシートにはリクライニング機能がありません。疲れて休みたくなった際にリアシートを後ろに倒せないのは欠点の一つと言えそうです。

ですが先述したように、2代目XFのリアシートには広々とした空間が確保されています。頭上と足元のスペースにはゆとりがあり、シートの座面も角度のついた設計となっているため窮屈さを感じさせません。

2代目XFのリアシートはリクライニング機能はありませんが、乗車した人が快適に過ごせるような工夫が施されています。

ジャガー 2代目XFのサイズを確認すると、「XF SALOON」が全長4,962mm×全幅2,089mm×全高1,456mm、「XF SPORTBRAKE」が全長4,964mm×全幅2,089mm×全高1,494mmとなっています。

トヨタ クラウンのサイズを見てみると、全長4,910mm×全幅1,800mm×全高1,455mmとなっています。このようにクラウンよりも「XF SALOON」は52mm、「XF SPORTBRAKE」は54mmも長くなっており、全長の長いクルマであることがわかります。

しかし、2代目XFには充実の安全装備が備わっているので、サイズ間からのドライビングに大きな不安を感じることはないでしょう。

2代目XFにはクルーズコントロールやエマージェンシーブレーキ、レーンキープアシストやフロント&リアパーキングエイドなどの安全機能が標準装備されています。さらに、駐車の際に360°オーバーヘッドビューで狭いスペースでも安全、確実な操作を行える3Dサウンドカメラも標準装備されています。

これだけ充実した安全装備が備わっていれば全長の長さを気にすることはないでしょう。

「XF SPORTBRAKE」のリアシートは40:20:40分割可倒式になっており、リアシートを倒すことでラゲッジルーム(荷室)を拡大することができます。「XF SPORTBRAKE」のラゲッジルームは通常時でも745Lありますが、リアシートを倒すことで最大1,695Lまで拡大することが可能です。

このように「XF SPORTBRAKE」ではリアシートのシートアレンジでラゲッジルームを拡大できますが、「XF SALOON」は純正ではリアシートを倒すことができません。「XF SALOON」のラゲッジルームの容量は459Lと日常での利用を考えると十分ですが、家族での旅行などを考えると少し心もとないでしょう。

ただし、「XF SALOON」もオプションにはなりますが「XF SPORTBRAKE」同様の40:20:40分割可倒式のリアシートを装備できます。オプションで装備することで、リアシートを倒してラゲッジルームを拡大できるため安心です。

今回はジャガー 2代目XFの欠点について紹介しました。

3つの欠点を紹介しましたが、2代目XFはそれ以上に長所と呼べる魅力がたくさん詰まった1台となっています。また、そのどれもがしっかりと補われており、所有していても欠点と感じることはあまりないでしょう。

実際に2代目XFに触れることで、今回紹介した欠点を忘れてしまうほどの長所に気づくことができるでしょう。

※ 2021年1月時点