iPhoneで施錠可能、先進運転支援技術全グレード標準装備…BMW 新型5シリーズ登場

BMWは7世代目5シリーズのマイナーチェンジを実施、本日(2020/09/28)日本での発表を行いました。世界で広く愛されているビジネスセダンは、運転支援技術、コネクテッド機能、そして駆け抜ける歓び、全ての面に置いて今日のビジネスセダンにふさわしい進化を遂げました。

文・西川 昇吾

Chapter
高度な運転支援技術を全車に標準装備
5シリーズ初のプラグインハイブリッドグレード「530e」
iPhoneで施錠可能
次世代のビジネスセダンのスタンダード

高度な運転支援技術を全車に標準装備

この新型モデルの大きな特徴は高性能の運転支援技術「BMWドライブアシストプロフェッショナル」を全車標準装備しているという点です。高性能3眼カメラとレーダー、そしてそれらの情報を1秒間で2兆5000億回も解析する高い処理能力により、制度の高い最先端の運転支援技術となっています。

具体的な内容としては、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)といったこれまでの支援技術はもちろん搭載。さらに高速道路運転時にドライバーはステアリングの手を添えるだけでよく、渋滞時にはステアリングから手を離してリラックスできるハンズオフ機能を搭載しています。これにより、長距離ドライブでの疲労はグッと減ることでしょう。

また、今回5シリーズに「BMWドライブアシストプロフェッショナル」が装備されたことにより、この運転支援技術を3シリーズ以上の全ての量販モデルへの標準装備化が完了しました。

5シリーズ初のプラグインハイブリッドグレード「530e」

今回用意されたグレードはセダンで16グレード、ツーリングで8グレードと豊富に用意されています。それに合わせてパワートレインはガソリンで3種、クリーンディーゼル1種、プラグインハイブリッド1種が用意されています。

注目は5シリーズ初となるプラグインハイブリッドの530eでしょう。このプラグインハイブリッドグレードは満充電時、WLTC基準で54kmの電力走行が可能となっており、12.8km/Lの燃費を実現しています。

BMWによると、日本市場でプラグインハイブリッドモデルを購入するお客様の、半数以上が自宅に充電設備を用意していないが、公共施設の充電スポットを上手く活用しているとのこと。今や充電設備を自宅に設置しなければならない、という考えはプラグインハイブリッドモデル購入のハードルではないということでしょう。

そして、このプラグインハイブリッドグレードの魅力は、環境性能を重視しながらも駆け抜ける歓びを忘れていないという点です。重たいバッテリーを後席下に配置するために、燃料タンクをトランク下へ移動、これにより更なる低重心を実現し、スポーティなハンドリング性能を実現。さらに。モーターをエンジンとダイレクトに直結させ、優れた制御技術により、無駄のないモーターアシストと滑らかな加速を実現しています。

この環境配慮したモデルを求めやすくするために、環境に優れたラインナップのBMWジャパン独自グレードEdition Joy+を530eにも用意。「530e Luxury Edition Joy+」で815万円となっており、減税考えれば実質的にガソリンモデルと同等の価格になります。

iPhoneで施錠可能

新型5シリーズが先進的なのは、運転支援技術や環境性能だけではありません。コネクテッド機能も最先端のものとなっています。特に注目度が高いのはiPhoneで車の施錠が可能という点でしょう。

iPhoneユーザーならばお手持ちのiPhoneをかざすだけでドアの施錠をすることができ、室内のセンターコンソールにiPhoneを置けばそのままエンジンを始動することができます。iPhoneユーザーでなくても、カードキーを用いて同じような施錠、エンジン始動が可能です。

もちろん、音声操作で各種操作が可能なBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントや。車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報を IT ネットワークで繋ぐBMWコネクテッドドライブも標準装備となっています。

次世代のビジネスセダンのスタンダード

運転支援技術やコネクテッド機能など目まぐるしく変化していく現在の自動車、今回発表された新型5シリーズはそんな現在の自動車の最先端を行く装備のほとんどが標準装備となっています。しかしながら、ドライバーのセンターにステアリングを置くドライビングポジション。重量配分を重視し、ギリギリまで後ろに搭載したエンジンなど運転する楽しみも忘れてはいません。

ビジネスセダンとして長く愛されている5シリーズ、今回の新型が次世代のビジネスセダンのスタンダードとなり、今後のセダンの新たなトレンドを作り出すのではないでしょうか?

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾|にしかわ しょうご