スズキ 4代目スイフト(ZC53S/ZC83S/ZD53S/ZD83S型)のグレード間の違いは!?車中泊におすすめの型式はこれだ!!
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
2000年に登場したスズキ スイフトは、バランスの良いエンジンやボディーサイズなどの優れたパッケージングを持ち、欧州でも認められるコンパクトハッチバックとしてスズキを代表する車種の1つとなっています。
現在は初代から数えて4代目となるスズキ 4代目スイフト(ZC53S/ZC83S/ZD53S/ZD83S型)へとフルモデルチェンジしましたが、どのようなグレードが展開されているのでしょうか。今回は各グレードの特徴と比較を行い、4代目スイフトを紹介していきます。
現在は初代から数えて4代目となるスズキ 4代目スイフト(ZC53S/ZC83S/ZD53S/ZD83S型)へとフルモデルチェンジしましたが、どのようなグレードが展開されているのでしょうか。今回は各グレードの特徴と比較を行い、4代目スイフトを紹介していきます。
4代目スイフト XG【価格:153万5,600円〜】
スズキ 4代目スイフトのエントリーグレードに位置するモデルが「XG」です。
4代目スイフトでは「XG」を含む全てのグレードにスズキ独自の安全装備である「スズキ セーフティ サポート」を標準装備。誤発進抑制機能や後退時のブレーキサポート、車線逸脱警報と抑制機能が備わり、スズキを代表するコンパクトカーにふさわしい安全性能を完備しています。
エンジンは排気量1.2L 直列4気筒のKC12型で、最高出力67kW(91PS)/6,000rpm、最大トルク118Nm(12kgm)/4,400rpmを発生。
駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)をラインナップし、トランスミッションはCVTの他に、FFでは5速MT(マニュアルトランスミッション)を設定。さらに5速MTにもアダプティブクルーズコントロールが装着されている点は見逃せません。
4代目スイフトでは「XG」を含む全てのグレードにスズキ独自の安全装備である「スズキ セーフティ サポート」を標準装備。誤発進抑制機能や後退時のブレーキサポート、車線逸脱警報と抑制機能が備わり、スズキを代表するコンパクトカーにふさわしい安全性能を完備しています。
エンジンは排気量1.2L 直列4気筒のKC12型で、最高出力67kW(91PS)/6,000rpm、最大トルク118Nm(12kgm)/4,400rpmを発生。
駆動方式は2WD(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)をラインナップし、トランスミッションはCVTの他に、FFでは5速MT(マニュアルトランスミッション)を設定。さらに5速MTにもアダプティブクルーズコントロールが装着されている点は見逃せません。
燃費も実際の走行状況に近いWLTCモードで18.8~21.8km/Lと、ハイブリッドシステムを持たない純粋なガソリンエンジン車としては優秀な数値を達成しています。
ボディーカラーは上級グレードと同様の全7色をラインナップし、ボディーとルーフで異なる配色をしたツートンカラー2色も設定。最廉価グレードに少なくない低コスト故のカラーバリエーションの少なさや、装備の少なさといったネガティブなポイントが無いことも「XG」の魅力と言えます。
価格はCVTの2WDで154万円、4WDで169万7,000円、5速MTの2WDでは153万5,600円となっていますが、「XG」は4代目スイフトのなかで唯一スズキ セーフティ サポート非装着とすることも可能となっています。
その場合、価格はさらに下がり、CVTと5速MTの2WDが137万7,200円、4WDが153万4,500円と、2WDは140万円台を切る値段設定となっています。
ボディーカラーは上級グレードと同様の全7色をラインナップし、ボディーとルーフで異なる配色をしたツートンカラー2色も設定。最廉価グレードに少なくない低コスト故のカラーバリエーションの少なさや、装備の少なさといったネガティブなポイントが無いことも「XG」の魅力と言えます。
価格はCVTの2WDで154万円、4WDで169万7,000円、5速MTの2WDでは153万5,600円となっていますが、「XG」は4代目スイフトのなかで唯一スズキ セーフティ サポート非装着とすることも可能となっています。
その場合、価格はさらに下がり、CVTと5速MTの2WDが137万7,200円、4WDが153万4,500円と、2WDは140万円台を切る値段設定となっています。
4代目スイフト RS【価格:178万2,000円〜】
ガソリンエンジンモデルの上位グレードに位置するモデルが「RS」です。
「RS」の名が示す通り、エクステリア(外装)にはスポーティーなエアロを装備。レッドセンターガーニッシュ入りのメッキフロントグリルや、空力を意識したエアロ形状のフロントとリヤバンパーにサイドアンダースポイラーとルーフエンドスポイラーが奢られています。
その他にもヘッドランプはハロゲンバルブからLEDへと変更され、ホイールは15インチから専用切削加工とブラック塗装が施された16インチアルミホイールとなり、「XG」とかなり異なる外観となっています。
一方でエンジンスペックは「XG」と変わらず、KC12型を搭載。トランスミッションもCVTと5速MTの2種類となっている点も変わりませんが、スポーティーなエアロに身を包んだコンパクトMT車というニーズを捉えています。また、「RS」は870~960kgと1tを切る車重を実現しているため、軽快な走りが期待できると言えるでしょう。
「RS」の名が示す通り、エクステリア(外装)にはスポーティーなエアロを装備。レッドセンターガーニッシュ入りのメッキフロントグリルや、空力を意識したエアロ形状のフロントとリヤバンパーにサイドアンダースポイラーとルーフエンドスポイラーが奢られています。
その他にもヘッドランプはハロゲンバルブからLEDへと変更され、ホイールは15インチから専用切削加工とブラック塗装が施された16インチアルミホイールとなり、「XG」とかなり異なる外観となっています。
一方でエンジンスペックは「XG」と変わらず、KC12型を搭載。トランスミッションもCVTと5速MTの2種類となっている点も変わりませんが、スポーティーなエアロに身を包んだコンパクトMT車というニーズを捉えています。また、「RS」は870~960kgと1tを切る車重を実現しているため、軽快な走りが期待できると言えるでしょう。
ここまで見ると外観以外は「XG」と同じクルマという印象を受けますが、「RS」では走行性能に大きな影響を与えるとされるサスペンションに変更が加えられています。
なかでもショックアブソーバーや電動パワーステアリングコントローラーは専用の欧州チューニングが施され、本場ヨーロッパ仕込みのスポーティーハッチバックともいうべき仕上がりとなっています。
それに合わせてステアリングも本革巻へ変更され、CVTモデルにはパドルシフトを標準装備。ダコメーターとスピードメーターの間のモニターがカラー表示ディスプレイとなるなど、単純な上位グレードとは言い切れない細やかな作りこみが魅力的ですね。
価格はCTVの2WDが178万6,400円、4WDが194万3,700円。5速MTは2WDのみとなり178万2,000円となっています。
加えて、クルマを真上から見ているかのような視点で確認できる「全方位モニター用カメラパッケージ」も用意され、この場合は各モデル5万2,800円アップとなります。
なかでもショックアブソーバーや電動パワーステアリングコントローラーは専用の欧州チューニングが施され、本場ヨーロッパ仕込みのスポーティーハッチバックともいうべき仕上がりとなっています。
それに合わせてステアリングも本革巻へ変更され、CVTモデルにはパドルシフトを標準装備。ダコメーターとスピードメーターの間のモニターがカラー表示ディスプレイとなるなど、単純な上位グレードとは言い切れない細やかな作りこみが魅力的ですね。
価格はCTVの2WDが178万6,400円、4WDが194万3,700円。5速MTは2WDのみとなり178万2,000円となっています。
加えて、クルマを真上から見ているかのような視点で確認できる「全方位モニター用カメラパッケージ」も用意され、この場合は各モデル5万2,800円アップとなります。
4代目スイフトHYBRID MG【価格:163万3,500円〜】
「HYBRID MG」は、その名の通りハイブリッドシステムを搭載したグレードですが、トヨタ プリウスなどに代表されるハイブリッドシステムとは異なり、EV(電気自動車)モードで走行可能な駆動用モーターを持たない「マイルドハイブリッド」を採用しています。
プリウスなどの一般的なハイブリッド車は発進や低速での加速をモーターで行い、一定速度や一定負荷以上でガソリンエンジンを始動させる仕組みとなっていますが、マイルドハイブリッドはどのクルマにも搭載されている「発電機」をモーターの代わりとし、タイヤを駆動させるためのモーターは装備されていません。
一方で、発電機を使うことでハイブリッド車のような専用モーターや大型のバッテリーを装備する必要がなく、最小限の装備変更でクルマをハイブリッド車にできることから価格を低く設定でき、燃費に悪影響を与える車重の増加を抑えられるなどのメリットもあります。
プリウスなどの一般的なハイブリッド車は発進や低速での加速をモーターで行い、一定速度や一定負荷以上でガソリンエンジンを始動させる仕組みとなっていますが、マイルドハイブリッドはどのクルマにも搭載されている「発電機」をモーターの代わりとし、タイヤを駆動させるためのモーターは装備されていません。
一方で、発電機を使うことでハイブリッド車のような専用モーターや大型のバッテリーを装備する必要がなく、最小限の装備変更でクルマをハイブリッド車にできることから価格を低く設定でき、燃費に悪影響を与える車重の増加を抑えられるなどのメリットもあります。
実際に、「HYBRID MG」の車重は900~960kgとなり、ガソリンエンジン仕様の「XG」や「RS」とほとんど差がなく、燃費もWLTCモードで2WDが21km/L、4WDも19.6km/Lを誇っています。
エンジンもガソリンエンジン仕様と同じKC12型を搭載し、ガソリンエンジン仕様の弱点である発進や加速時の燃費悪化という弱点を補ったモデルと言えるでしょう。
ただし、マイルドハイブリッド搭載にあたって5速MTが無くなるため、MTの購入を検討する場合は注意が必要です。
価格は2WDが163万3,500円、4WDが179万800円となり、全方位モニター用カメラパッケージ装着車の場合は下位グレード同様5万2,800円アップとなります。
エンジンもガソリンエンジン仕様と同じKC12型を搭載し、ガソリンエンジン仕様の弱点である発進や加速時の燃費悪化という弱点を補ったモデルと言えるでしょう。
ただし、マイルドハイブリッド搭載にあたって5速MTが無くなるため、MTの購入を検討する場合は注意が必要です。
価格は2WDが163万3,500円、4WDが179万800円となり、全方位モニター用カメラパッケージ装着車の場合は下位グレード同様5万2,800円アップとなります。
4代目スイフトHYBRID RS【価格:187万9,900円〜】
「HYBRID RS」は、ガソリンエンジン仕様「RS」のマイルドハイブリッド版に位置づけられたグレードです。
下位グレードの「HYBRID MG」は装備面で「XG」を踏襲しエクステリアとインテリアではほぼ同等の内容となっていましたが、「HYBRID RS」も「RS」と同様の関係となっています。
そのため、フロントとリヤバンパーには「RS」と同じエアロ形状のものを装着し、サイドアンダースポイラーにルーフエンドスポイラー、印象的なレッドセンターガーニッシュ入りメッキフロントグリルも標準装備となっています。
さらに、「RS」専用装備だった欧州チューニングを施されたショックアブソーバーや電動パワーステアリングコントローラーも標準装備。もちろん切削加工とブラック塗装された16インチアルミホイールも奢られています。
下位グレードの「HYBRID MG」は装備面で「XG」を踏襲しエクステリアとインテリアではほぼ同等の内容となっていましたが、「HYBRID RS」も「RS」と同様の関係となっています。
そのため、フロントとリヤバンパーには「RS」と同じエアロ形状のものを装着し、サイドアンダースポイラーにルーフエンドスポイラー、印象的なレッドセンターガーニッシュ入りメッキフロントグリルも標準装備となっています。
さらに、「RS」専用装備だった欧州チューニングを施されたショックアブソーバーや電動パワーステアリングコントローラーも標準装備。もちろん切削加工とブラック塗装された16インチアルミホイールも奢られています。
エンジンは「HYBRID MG」と同じマイルドハイブリッド化されたKC12型を搭載し、燃費も変わらずWLTCモードで4WDが19.6km/L、2WDが21km/Lとなっています。
ここまではマイルドハイブリッド化された「RS」と言えますが、「HYBRID RS」では運転席メーターにデジタル車速やパワー、トルク、走行時にかかったG(重力)の履歴を表示可能なマルチインフォメーションディスプレイが採用され、クルマを操る面白さを体感できる装備が追加されている点は見逃せません。
価格は2WDが187万9,900円、4WDが203万7,200円となり、「RS」と比べて2WDと4WDそれぞれ9万3,500円アップしています。
ここまではマイルドハイブリッド化された「RS」と言えますが、「HYBRID RS」では運転席メーターにデジタル車速やパワー、トルク、走行時にかかったG(重力)の履歴を表示可能なマルチインフォメーションディスプレイが採用され、クルマを操る面白さを体感できる装備が追加されている点は見逃せません。
価格は2WDが187万9,900円、4WDが203万7,200円となり、「RS」と比べて2WDと4WDそれぞれ9万3,500円アップしています。
4代目スイフトHYBRID SZ【価格:208万7,800円〜】ハイブリッド
「HYBRID SZ」は、スズキ 4代目スイフトの最上級グレードです。
下位グレードとの最大の違いは、専用の駆動用モーターや大型リチウムイオンバッテリーを搭載した本格的なハイブリッド車となっている点で、さまざまな装備が異なっています。
エンジンこそ他グレードと同じKC12型を搭載していますが、駆動用モーターは最高出力10kW(13.6PS)/3,185~8,000rpm、最大トルク30Nm(3.1kgm)/1,000~3,185rpmを発生し、エンジンと組み合わせた場合はシステム最高出力70kW(104.6PS)、最大トルク148Nm(15.1kgm)を発揮。
低回転から大きなトルクを発生させるモーターによって、ガソリンエンジンやマイルドハイブリッドには無い鋭い加速力を見せます。
駆動方式は2WDのみですが、組み合わされるトランスミッションは「AGS」と呼ばれるMTと同様の内部構造をした専用のAT(オートマチックトランスミッション)が装備され、ハイブリッドシステムの長所と効率を最大限に引き出すパッケージングとなりました。
下位グレードとの最大の違いは、専用の駆動用モーターや大型リチウムイオンバッテリーを搭載した本格的なハイブリッド車となっている点で、さまざまな装備が異なっています。
エンジンこそ他グレードと同じKC12型を搭載していますが、駆動用モーターは最高出力10kW(13.6PS)/3,185~8,000rpm、最大トルク30Nm(3.1kgm)/1,000~3,185rpmを発生し、エンジンと組み合わせた場合はシステム最高出力70kW(104.6PS)、最大トルク148Nm(15.1kgm)を発揮。
低回転から大きなトルクを発生させるモーターによって、ガソリンエンジンやマイルドハイブリッドには無い鋭い加速力を見せます。
駆動方式は2WDのみですが、組み合わされるトランスミッションは「AGS」と呼ばれるMTと同様の内部構造をした専用のAT(オートマチックトランスミッション)が装備され、ハイブリッドシステムの長所と効率を最大限に引き出すパッケージングとなりました。
また、最上級グレードということもありエクステリアやインテリアでも特別感が演出されています。
例えばヘッドランプは視認性の良好なLEDタイプとなり、インテリアでは本革巻ステアリングホイールやシルバー加飾されたコンソールやインパネ(インストルメントパネル)オーナメントが奢られ質感を向上。
さらに「HYBRID SZ」専用装備として、電気で空気を暖める「PTCヒーター」が装備されウィンターレジャーや積雪地での利便性を高めています。
そのぶん価格は全グレードのなかでもっとも高価な208万7,800円となり、全方位モニター用カメラパッケージ装着車は214万600円に。最廉価の「XG」との価格差は最大で80万3,400円に達しています。
例えばヘッドランプは視認性の良好なLEDタイプとなり、インテリアでは本革巻ステアリングホイールやシルバー加飾されたコンソールやインパネ(インストルメントパネル)オーナメントが奢られ質感を向上。
さらに「HYBRID SZ」専用装備として、電気で空気を暖める「PTCヒーター」が装備されウィンターレジャーや積雪地での利便性を高めています。
そのぶん価格は全グレードのなかでもっとも高価な208万7,800円となり、全方位モニター用カメラパッケージ装着車は214万600円に。最廉価の「XG」との価格差は最大で80万3,400円に達しています。
4代目スイフトはガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、そしてハイブリッドと3種類のパワートレーンをラインナップし、価格や用途に応じた幅広いラインナップを展開しています。
フロントシート(前席)とリヤシート(後席)をフルフラットにすることはできませんが、フロントシートを最大まで寝かせた場合は車中泊に充分なスペースを確保可能となっており、特に燃費に優れる「HYBRID SZ」なら冬場に嬉しい「PTCヒーター」が装備されていることから、車中泊には最上級グレードがおすすめと言えるかもしれません。
※ 2020年10月現在
フロントシート(前席)とリヤシート(後席)をフルフラットにすることはできませんが、フロントシートを最大まで寝かせた場合は車中泊に充分なスペースを確保可能となっており、特に燃費に優れる「HYBRID SZ」なら冬場に嬉しい「PTCヒーター」が装備されていることから、車中泊には最上級グレードがおすすめと言えるかもしれません。
※ 2020年10月現在