レクサスは高級感がイマイチ?ドイツ高級車にブランドで勝てない理由

レクサス RX450h

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日本発の世界的な高級車ブランドを目指してレクサスは1989年に始まりました。そして、発足から25年。世界的に知名度は上がってきているものの、レクサス=高級車というブランドイメージに関しては満足する評価が得られていません。一体どういうことなのでしょうか。
Chapter
アメリカでの販売台数は好調だが・・・
トヨタのイメージが付きまとう
見習うべきはアウディ?
日本勢VSドイツ勢の高級車対決

アメリカでの販売台数は好調だが・・・

レクサスはアメリカ市場で好調です。
年間販売台数で見てみると、BMWとベンツが約33万台、レクサスは約31万台で僅差に迫っています。
ただ、ブランドに関しては中々数値で捉えられない点が難しいところです。
しかも、アメリカはブランド云々よりも自動車の実力があれば売れる市場。
アメリカ市場で好調であることは高級車としてのイメージの高さとイコールではありません。
レクサスが「値段に見合う実用的な車」と見られて好調なのかもしれません。

トヨタのイメージが付きまとう

世界トップクラスの高級車と比べると、レクサスは「品質は高いけど、高級感がいま一つ」というのが現状ではないでしょうか。
そして、「品質が高い」はトヨタの特徴。世界でもトヨタ車が現在のブランド力を維持しているのは、壊れにくさという質の高さあってのことです。レクサスはトヨタから発足したブランドであることで、知名度を活かして優位なスタートラインの位置から始められました。しかし、高級車としてはトヨタのイメージが足かせになっています。

見習うべきはアウディ?

メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWとどれも100年以上の歴史を持つドイツ高級車勢たち。
その中でも、アウディは大衆車から高級車へとイメージチェンジを果たしています。
アウディは1960年代にVWの傘下に入り、1970年代にお手頃かつデザインに優れた「80 1st」で大衆車としての認知を高めました。
1980年代には独自のクワトロシステムによるWRCレースの活躍でブランドを高め、1990年代にはA6、A8、A4といったセダンシリーズで現在のプレミアムブランドへと名を上げました。
アウディには、大衆車であるトヨタのイメージからレクサスが脱却するためのヒントがあるかもしれません。

日本勢VSドイツ勢の高級車対決

しかし、一方で1980年代の終わりに発足したレクサス、アキュラ、インフィニティの日本勢以降は世界規模の高級車ブランドがほとんど発足していません(テスラ・モーターズぐらい)。
それだけ新しい高級車ブランドを立ち上げるのは難しいということではないでしょうか。
積み上げてきた歴史の長さはこの先も埋まらないですが、ドイツ高級車勢にレクサスを始めとする日本車が並べるよう応援していきましょう。
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