スズキ ワゴンRの現行モデルとモデルチェンジ前の違い

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ハイトワゴンの代名詞とも言えるスズキのワゴンRは、コストパフォーマンスの高さが魅力で、初代が発売されてから20年以上たった今でも幅広い層から人気があり、支持され続けています。

2017年2月に発売され6代目となった新型ワゴンRは、それまでのデザインや機能などの点を見直しさらなる進化を遂げることに成功しました。今回は新型ワゴンRと旧型モデルの違いを比較しながらご紹介していきます。

文・PBKK
Chapter
フェイスデザインが初代らしくなった
スズキ セーフティ サポートとは?
ワゴンRの外部寸法や重量などを比較
スズキの次世代テクノロジー「マイルドハイブリッド」

フェイスデザインが初代らしくなった

新型ワゴンRは、フェイスデザインを新らしく変更し、様々な顧客のニーズに対応できるようにしています。ワゴンRらしさはそのまま残し、より現代風にアレンジされたデザインは、幅広い層に受け入れられるものになっています。

旧型の、ひし形寄りの吊り目で大きいフロントライトや面長な見た目は、最近のワゴン車ではよく見られるデザインでそれほど個性がありません。そこで新型のワゴンRのFAモデルとFXハイブリッドモデルは、原点に戻るように初代ワゴンRの四角いデザインを踏襲したものを採用しています。

FAモデル / FXハイブリッドモデル
FAモデルとFXハイブリッドモデルは、オールラウンドな位置に考えられており、幅広い年齢層に向けてシンプルで飽きのこないデザインが意識されています。旧型のひし形寄りの吊り目から、四角形寄りの吊り目ライトに変更されより初代に近づいています。

FZハイブリッドモデル
FZハイブリッドモデルは、FAモデルとFXモデルとは逆に、スタイリッシュでクールなイメージでデザインされ、個性を出したいけど過剰には出したくないユーザーに向けて販売されています。上下2灯に分けられたライトが、FAモデルとFXモデルと大きく異なっています。

また新型ワゴンRは、全てのモデルでリアのテールランプが初代の頃のようなリアバンパー近くに設置位置がかわりました。それによりバックドアの形状がより四角に近いものになり、荷室の間口が広がったことによって荷物の出し入れが容易になっています。

スズキ セーフティ サポートとは?

スズキが、安心して楽しくスズキのクルマに乗ってほしいという想いから誕生した「スズキ セーフティ サポート」は、事故を未然に防ぎ、万一のときの安全を確保するために運転をサポートする安全技術です。

新たに追加された「デュアル センサー ブレーキ サポート」は、自動車も歩行者もしっかり認識しながら、緊急でブレーキを掛けたりという動作も可能になっています。他にもハイビームとロービームの自動切り替えを行ったりと、安全に配慮したさまざまな機能が追加されています。

スズキ セーフティ サポート機能一覧
・衝突被害軽減ブレーキ:デュアルセンサー ブレーキ サポート / 後退時ブレーキサポート
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
・ハイビームアシスト
・全方位モニター用カメラ
・ヘッドアップディスプレイ
・エマージェンシーストップシグナル
・4輪ABS
・ヒルホールドコントロール(CVT車)
・ESP 「車両走行安定補助システム」

など、様々な安全技術がワゴンRには搭載されており、「スズキ セーフティ サポート」が徹底されています。

ワゴンRの外部寸法や重量などを比較

新型のワゴンRは、新世代プラットフォーム「ハーテクト」の採用により、軽量化と共に燃費や空間効率の改善に効果が現れています。

FFモデル
旧型:FX 5MT / CVT 全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,640mm
  :FZ 5MT / CVT 全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,660mm
新型:FA 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm
  :HYBRID FX 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm
  :HYBRID FZ 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm

4WDモデル
旧型:FX 5MT / CVT 全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,640mm
  :FZ 5MT / CVT 全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,660mm
新型:FA 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm
  :HYBRID FX 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm
  :HYBRID FZ 5MT / CVT  全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,650mm

車両重量
FFモデル
旧型:FX 5MT 750kg / CVT 780kg
新型:FA 5MT 730kg / CVT 750kg
  :HYBRID FX CVT 770kg
  :HYBRID FZ CVT 790kg

4WDモデル
旧型:FX 5MT 800kg / CVT 830kg
  :FZ CVT 830kg
新型:FA 5MT 780kg / CVT 800kg
  :HYBRID FX CVT 820kg
  :HYBRID FZ CVT 840kg

全長・全幅・全高に関しては大きな違いはありません。重量に関しては、現行モデルのほうが前モデルよりも軽くなります。

■ JC08モード(走行燃料消費率)
FFモデル
旧型:FX 5MT 25.8km/L / CVT 30.6km/L
  :FZ CVT 33.0km/L
新型:FA CVT 26.8km/L
  :HYBRID FX CVT 31.0km/L
  :HYBRID FZ CVT 31.0km/L

4WDモデル
旧型:FX 5MT 24.2km/L / CVT 29.0km/L
  :FZ CVT 30.8km/L
新型:FA CVT 25.8km/L
  :HYBRID FX CVT 29.4km/L
  :HYBRID FZ CVT 29.4km/L

新型と旧型の燃費性能にそれほど大きな差は出ていませんが、新型にマイルドハイブリッドが搭載されたことで安定した燃費性能を実現できています。

スズキの次世代テクノロジー「マイルドハイブリッド」

低燃費で走りもスムーズ、環境にも配慮して家計にも優しいと至れり尽くせりな「マイルドハイブリッド」とはどんな技術なのでしょう。マイルドハイブリッドは、発電効率に優れたISG (モーター機能付発電機)により、減速時のエネルギーを利用して発電・充電します。

加速時にその電力を活用してエンジンをモーターがアシストし、ガソリンの消費を抑え燃費を向上させるハイブリッドシステムです。

・発進後から加速時のモータアシストで燃費が向上
・減速時のエネルギーで発電、充電し低燃費に貢献
・居住性に影響を与えない軽量・コンパクトなシステム
・静かでスムーズなエンジン始動

※ HYBRID FXとHYBRID FZに搭載されています。
ワゴンRは、軽自動車ワゴンの代表といっても過言ではない存在です。長年つちかわれてきた技術や経験が新型ワゴンRになり、さらに進化と発展を続けています。セーフティサポートやハイブリッドシステムを搭載したことにより、安心して楽しく、そして家計に優しいクルマになりました。
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