ホンダ ステップワゴン・ステップワゴンスパーダの今後とモデルチェンジを予想する

ホンダ ステップワゴン スパーダ 2017

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東京モーターショーで新型フィットが登場、以前よりも親しみやすいフロントマスクをはじめ、日本発のグローバルカーとしての気合を感じさせるものがありました。

このモデルチェンジを受け、他のホンダのモデル、ステップワゴンなどはどんなモデルチェンジ?

動きを見せていくのでしょうか。

文・YOSHIT

YOSHIT

しがない古物商。中古車をたまに販売。愛車遍歴は、いすゞPAネロ、ホンダZ360、ランチア・デルタ・インテグラーレ16V、アルピーヌ・ルノーV6ターボ等々、一貫性もなく。現在はルノー・ルーテシア(CLIO4 120TCe)、KTM RC250(2輪)が愛車。旧車、ラテン車に目がないオッサンです。

YOSHIT
Chapter
ステップワゴンはどうなる!?どんなクルマ?
ステップワゴンスパーダの存在
諸元表
ステップワゴンはどんなモデルになっていくのか!?

ステップワゴンはどうなる!?どんなクルマ?

2019年のホンダブースには、さまざまな仕様の新型フィットが展示してあり、ホンダの並々ならぬ気合を感じた方も多かったのではないでしょうか。

これに呼応するように、トヨタは新型ヤリス(旧名ヴィッツ)を発表、両車ともに2020年の2月に販売とのことですから、日産ノートやスズキ スイフトあたりとコンパクトカーのカテゴリで熾烈なシェア争いが繰り広げられそうです。

さて、ホンダといえばミニバン、ステップワゴンもあります。1996年に初代デビュー、使い勝手のよさから好評を博し、2019年現在では5代目モデル(2015年~)へと進化を続けています。

パワーユニットは当時新開発の直噴1.5L VTEC TURBOエンジン「L15B」を搭載、従前モデルのNA2.0Lエンジンからダウンサイジングかつ出力・環境性能の向上を図っています。

また2017年のマイナーチェンジでは待望のハイブリッド仕様をラインナップ、「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載し、また安全装備のHONDA SENSINGも全グレードに装備されており、高い商品力のモデルとなっています。

ステップワゴンスパーダの存在

2代目モデルからラインナップされたのが、ステップワゴンスパーダです。ダーク系のカラーに、特別なエアロパーツをおごり、よりスタイリッシュなモデルとした仕様となっています。スポーティーな雰囲気を醸すところから、比較的に若年層へ訴求するモデルという位置づけといえるでしょう。

現行のステップワゴンスパーダもより精悍なフロントマスクに加え、エアロパーツ・ダーク基調のインテリア・専用デザインのアルミホイールがポイントです。さらに、1.5Lターボ仕様のみ、パドルシフトの設定があるのもドライビングプレジャーを高めるアイテムです。
※ ハイブリッド仕様にはパドル設定なし

また特別仕様車となる「COOL SPRIT」は…
・1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
・運転席&助手席シートヒーター
・17インチアルミホイール

などの装備をそなえており、よりスペシャルな仕様となっています。

諸元表

■ ステップワゴン B・HONDA SENSING(1.5Lターボ仕様)
エンジン:1.5L DOHC VTEC TURBO
トランスミッション:CVT
JC08モード燃費:FF17.0km/L 4WD15.4km/L
最高出力:110kW[150PS]/5,500rpm
最大トルク:203N・m[20.7kgf・m]/1,600-5,000rpm
乗車定員:7名/8名

■ ステップワゴン・スパーダハイブリッド B・HONDA SENSING
エンジン:2.0L DOHC i-VTEC+i-MMD
トランスミッション:電気式無段変速機
JC08モード燃費:FF25.0km/L WLTCモード燃費 FF20.0km/L
エンジン最高出力:107kW[145PS]/6,200rpm
エンジン最大トルク:175N・m[17.8kgf・m]/4,000rpm
モーター最高出力:135kW[184PS]/5,000-6,000rpm
モーター最大トルク:315N・m[32.1kgf・m]/0-2,000rpm
乗車定員:7名

ステップワゴンはどんなモデルになっていくのか!?

前述のスペックをみてわかるように、ミニバンモデルとしては環境性能に優れ、またターボによるパワフルな走りもパドルシフトで楽しめる、稀有なモデルとなっているステップワゴン/スパーダ。

ライバルはトヨタのノア/ヴォクシーあたりになるといえます。こちらも若者向けにスタイリッシュなヴォクシーを用意しいるところも、ステップワゴンスパーダとマーケットを競合させているのは言うまでもありません。

ノア/ヴォクシーは現在2014年に発表の3代目モデルのマイナーチェンジが続いており、それぞれガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様を用意。置かれているシチュエーションとしてはステップワゴン/スパーダと非常に近いといえます。

これまでステップワゴンは4年ほどのモデルチェンジサイクルですから、その考えでいけば、2020年にニューモデル投入…といった流れもあるかもしれません。とはいえ、経済状況や会社をとりまく状況なども勘案しなければなりませんから、どうなるかはまだ断言できません。おそらくこの2年の間あたり…には期待できるのではないでしょうか。
※ 2019年12月16日現在

パワーユニットはハイブリッドとダウンサイジングターボが想定されますが、ホンダは高性能な1.0L 3気筒VTECターボエンジンの開発を成功しています。これを搭載したさらなるダウンサイジングモデルとして、環境性能を訴求していく可能性もあるかもしれません。
新型フィットと新型ヤリスが全くの同時期にニューモデルを発表・リリースというバチバチのコンパクトカーに続いて、5ナンバーサイズミニバンもこれから熱い戦いが繰り広げられるのではないでしょうか。

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