日産 セレナとトヨタ ノア/ヴォクシーを比較|どっちが良い?
更新日:2024.09.09
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車内空間の広さが何より魅力の”ミニバン”。小さなお子さんがいらっしゃる方向けのファミリーカーとして、またお仕事用の荷物を運ぶ商用車として、幅広い用途を持つ非常に便利なクルマですね。しかし、日産セレナがいいのか、トヨタのノア/ヴォクシーがいいのか、どちらも良さそうで迷ってしまいます。今回はセレナとノア/ヴォクシーを比較しながらご紹介します。
日産 セレナとトヨタ ノアの名前の由来は?
日産セレナは、日産自動車が販売するミニバンです。1969年に登場したダットサン・サニーキャブがセレナのルーツ。セレナという名前はスペイン語のSERENA(穏やかな)に由来します。
一方、トヨタ ノアはトヨタ自動車が販売している5~8人まで乗車可能なミニバン。乗りやすく、積みやすく、和みやすいをコンセプトに作られました。名前の由来は「ノアの方舟」かと思いきや特に意味はないそうです。ヴォクシーは「BOXY」から”箱”を連想させる目的に加え、若々しい響きの語感から命名されました。
一方、トヨタ ノアはトヨタ自動車が販売している5~8人まで乗車可能なミニバン。乗りやすく、積みやすく、和みやすいをコンセプトに作られました。名前の由来は「ノアの方舟」かと思いきや特に意味はないそうです。ヴォクシーは「BOXY」から”箱”を連想させる目的に加え、若々しい響きの語感から命名されました。
セレナとヴォクシーの価格の違い
積載量や走行性能も気になりますが、やはり一番気になるのはお値段です。
今回はセレナとノアの最低級グレードの新車価格を比較してみましょう。
「セレナ」S 2,435,400円
「ノア」X "Vパッケージ" 2,254,255円
廉価グレードで比較するとそこまで違いはありませんね。新車価格での差別化は難しいのでしょうか。
今回はセレナとノアの最低級グレードの新車価格を比較してみましょう。
「セレナ」S 2,435,400円
「ノア」X "Vパッケージ" 2,254,255円
廉価グレードで比較するとそこまで違いはありませんね。新車価格での差別化は難しいのでしょうか。
セレナとヴォクシーの積載量・シートアレンジの違い
アウトドアでも大活躍のミニバン。当然積載量も重要になってきます。
【セレナ】
全長4,690mm-4,770mm
全幅1,695mm-1,740mm
全高1,865/1,875mm
【ノア】
全長4,690mm/4,710mm
全幅1,695mm/1,730mm
全高1,825mm/1,865mm/1,870mm
サイズはほとんど変わりませんね。双方とも相当量の荷物を積むことが可能ですが、シートアレンジに関してはセラナに軍配が上がります。
セレナのシートアレンジは変幻自在という言葉がぴったりです。センターシートを移動させることで2列目、3列目をさらにアレンジできます。折りたたむことで積載性も高まりますし、何より女性の力でも簡単にアレンジ出来る点もセレナが有利な点です。
一方のノアは、シートアレンジそのものに関してはセレナの方が多種多様ではあるものの、レバー操作一つだけでシートを畳めるため手間がかかりません。また、3列目のシートを折りたたむことで2列目のキャプテンシートの位置を自由に配置出来ますので、まるでVIPカーに乗っているのではと思わせてくれるほどの室内空間を演出することも可能です。
アレンジのバリエーションではセレナに軍配が上がりますが、操作の簡単な点や広々としたスペースという点ではノアといった所でしょうか。
【セレナ】
全長4,690mm-4,770mm
全幅1,695mm-1,740mm
全高1,865/1,875mm
【ノア】
全長4,690mm/4,710mm
全幅1,695mm/1,730mm
全高1,825mm/1,865mm/1,870mm
サイズはほとんど変わりませんね。双方とも相当量の荷物を積むことが可能ですが、シートアレンジに関してはセラナに軍配が上がります。
セレナのシートアレンジは変幻自在という言葉がぴったりです。センターシートを移動させることで2列目、3列目をさらにアレンジできます。折りたたむことで積載性も高まりますし、何より女性の力でも簡単にアレンジ出来る点もセレナが有利な点です。
一方のノアは、シートアレンジそのものに関してはセレナの方が多種多様ではあるものの、レバー操作一つだけでシートを畳めるため手間がかかりません。また、3列目のシートを折りたたむことで2列目のキャプテンシートの位置を自由に配置出来ますので、まるでVIPカーに乗っているのではと思わせてくれるほどの室内空間を演出することも可能です。
アレンジのバリエーションではセレナに軍配が上がりますが、操作の簡単な点や広々としたスペースという点ではノアといった所でしょうか。
セレナとヴォクシーの装備や燃費の違い
快適装備ついて見ていきましょう。
セレナには自動車業界のみならず、一般マスメディアをも賑わせた「プロパイロット」が搭載されています。いわば「半自動運転」と言っても良いこちらの機能はセレナの売りの一つです。プロパイロットだけではありません。ワンプッシュするだけで駐車サポートが可能ですので、駐車が苦手な人であっても快適に駐車が出来るでしょう。
そしてセレナはスライドドアの底部にセンサーを装備。足を反応させると自動でドアが開くため、子供を両手で抱きかかえている親がドアを開けなければならない場合、簡単に足だけでドアを開けられるのです。
他に、デュアルバックドアにも注目です。狭い場所では上半分だけが開くバックドアは、ミニバンのバックドア問題を解消。それまでミニバンのバックドアはそれなりのスペースがなければ開けられませんでしたが、デュアルバックドアの登場により、狭いスペースでもコンパクトにバックドアを開けられるようになったのです。
更に2列目や3列目にもUSB電源ソケットが用意されているため、どの座席でもスマートフォンの充電が可能。手を汚さずに給油出来るキャップレス給油など、新型となったセレナにはさまざまな快適装備が用意されています。
一方のノアですが、S-FLOWと呼ばれる一席集中の空調が用意されています。独立式のフルオートエアコンで、室内温度や助手席の人員を自動で検知してくれますので無駄なエアコンの使用を控えてくれます。
更に何気に便利なのが「おくだけ充電」です。ワイヤレス充電規格、「Qi」に対応したスマートフォンやデジカメであればコードがなくとも置くだけで充電出来ますのでとても便利です。
セレナには自動車業界のみならず、一般マスメディアをも賑わせた「プロパイロット」が搭載されています。いわば「半自動運転」と言っても良いこちらの機能はセレナの売りの一つです。プロパイロットだけではありません。ワンプッシュするだけで駐車サポートが可能ですので、駐車が苦手な人であっても快適に駐車が出来るでしょう。
そしてセレナはスライドドアの底部にセンサーを装備。足を反応させると自動でドアが開くため、子供を両手で抱きかかえている親がドアを開けなければならない場合、簡単に足だけでドアを開けられるのです。
他に、デュアルバックドアにも注目です。狭い場所では上半分だけが開くバックドアは、ミニバンのバックドア問題を解消。それまでミニバンのバックドアはそれなりのスペースがなければ開けられませんでしたが、デュアルバックドアの登場により、狭いスペースでもコンパクトにバックドアを開けられるようになったのです。
更に2列目や3列目にもUSB電源ソケットが用意されているため、どの座席でもスマートフォンの充電が可能。手を汚さずに給油出来るキャップレス給油など、新型となったセレナにはさまざまな快適装備が用意されています。
一方のノアですが、S-FLOWと呼ばれる一席集中の空調が用意されています。独立式のフルオートエアコンで、室内温度や助手席の人員を自動で検知してくれますので無駄なエアコンの使用を控えてくれます。
更に何気に便利なのが「おくだけ充電」です。ワイヤレス充電規格、「Qi」に対応したスマートフォンやデジカメであればコードがなくとも置くだけで充電出来ますのでとても便利です。
次に、燃費を比較してみましょう。
ノア | セレナ | |
FF | 14.6km/L~16.0km/L | 15.0km/L〜17.2km/L |
4WD | 14.0km/L~15.0km/L | 15.0km/L〜15.8km/L |
セレナのフルモデルチェンジ前は燃費面ではノアの方が低燃費でしたが、新型となってセレナの方が低燃費となりました。とはいえ、あまり変わらない数字と考えてよいレベルです。
どちらもミニバンとしては低燃費ではありますが、決して低燃費だけを売りにしたモデルではありません。カーライフ次第で燃費が変わるのはわざわざ言うまでもありませんが、この程度のカタログ燃費の違いは「ほとんど差はない」と考えても良いレベルです。
どちらもミニバンとしては低燃費ではありますが、決して低燃費だけを売りにしたモデルではありません。カーライフ次第で燃費が変わるのはわざわざ言うまでもありませんが、この程度のカタログ燃費の違いは「ほとんど差はない」と考えても良いレベルです。
セレナとヴォクシーの走行スペックの違い
走行性能に関しても比較してみると、以下の表となっており、最高出力に関してはほぼ同程度、最大トルクに関しては若干セレナかなといった所ですが、重量はノアの方が100kg近く軽くなっています。
グレードや装備等によって重量は微妙に変化しますが、基本的にノアの方が軽いと考えてよいでしょう。そのため、速く走りたいのであればノアの方が良いのかもしれません。
グレードや装備等によって重量は微妙に変化しますが、基本的にノアの方が軽いと考えてよいでしょう。そのため、速く走りたいのであればノアの方が良いのかもしれません。
セレナ | ノア | |
最高出力 | 150ps(110kW)/6,000rpm | 152ps(112kW)/6,100rpm |
最大トルク | 20.4kg・m(200N・m)/4,400rpm | 19.7kg・m(193N・m)/3,800rpm |
重量 | 1,760kg | 1,650kg |
セレナとヴォクシーの安全装備の違い
ノア、セレナ共々衝突被害軽減ブレーキが用意されています。ノアは「プリクラッシュセーフティシステム」、セレナには「エマージェンシーブレーキ」です。同じ衝突被害軽減ブレーキではあるものの、その特性は少々異なります。
ノアに搭載されている「プリクラッシュセーフティ」の場合、15km/hから140km/hで衝突の可能性を検知すると警告。30km/h~80km/hであればブレーキを踏んだ際にブレーキアシストも作動しますし、ブレーキを踏まなかった場合にもおよそ30km/h減速して被害軽減に努めます。
一方のセレナに搭載されている「エマージェンシーブレーキ」は10km/hから80km/hの範囲ではあるものの、停止、あるいは減速してくれるシステムです。更にセレナには移動物検知機能付きのアラウンドビューモニターを搭載していますので、自動車の死角になりやすい部分を見逃しません。
このように、両車共にミニバンとしては高い安全装備が搭載されていることが分かります。
ノアに搭載されている「プリクラッシュセーフティ」の場合、15km/hから140km/hで衝突の可能性を検知すると警告。30km/h~80km/hであればブレーキを踏んだ際にブレーキアシストも作動しますし、ブレーキを踏まなかった場合にもおよそ30km/h減速して被害軽減に努めます。
一方のセレナに搭載されている「エマージェンシーブレーキ」は10km/hから80km/hの範囲ではあるものの、停止、あるいは減速してくれるシステムです。更にセレナには移動物検知機能付きのアラウンドビューモニターを搭載していますので、自動車の死角になりやすい部分を見逃しません。
このように、両車共にミニバンとしては高い安全装備が搭載されていることが分かります。
日産 セレナの画像ギャラリー
トヨタ ノアの画像ギャラリー
セレナとヴォクシーの中古価格の違い
それでは、中古車市場も比較してみましょう。
※2016年10月時点
最安価格 | 最高価格 | 平均相場 | |
ノア | 154.8万円 | 398万円 | 253.7万円前後 |
セレナ | 219万円 | 388.8万円 | 314.6万円前後 |
在庫数はセレナの方が多いですが、セレナは1991年から発売されており、2001年から発売されているノアよりも単純に長く売られている点からのものでしょう。
一方相場に関しては、ノアの方が平均価格が60万ほど安いですね。どちらも全国的に在庫が多く、さらには人気モデルで現行車種。今後も中古車市場は活発に動いていく事が予想されます。
一方相場に関しては、ノアの方が平均価格が60万ほど安いですね。どちらも全国的に在庫が多く、さらには人気モデルで現行車種。今後も中古車市場は活発に動いていく事が予想されます。