フォルクスワーゲン パサートオールトラック 2.0TDI 4MOTION ①内外装デザインは?【新型車インプレッション】

VW パサートオールトラックは、4.7mを超える伸びやかなサイズを生かした、ダイナミックなボディスタイルをしています。またフォルクスワーゲンならではの緻密で実用的なデザインからは、ひと目で“ハイクオリティー”を感じ取ることができます。今回は、パサートオールトラックの内外装デザインの魅力についてご紹介します。

文・吉川 賢一/写真・鈴木 祐子

Chapter
エクステリアデザインの特徴は?
インテリアデザインの特徴は?
シートの特徴は?

エクステリアデザインの特徴は?

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

パサートセダンの全幅に対して25㎜も拡大したボディーは、パサートオールトラックの魅力の一つです。ヘッドライトは流行のつり目形状ではなく、シンプルでスクエアな形状で、パサートの持つ“さりげない高品質感”を演出しています。

ヘッドライトの上部に入っているシルバーのキャラクターラインはグリルを通して反対側のヘッドランプにまで繋がり、水平ラインを強調したグリルには、「ALLTRACK」のロゴマークが入り、これにより、セダンやアヴァントとは違う“特別感”を味わうことができます。

グリルの下にはオールトラック専用のアンダーガードが装着されており、高められた車高と相まって、クロスオーバーSUVの雰囲気を醸し出しています。荒れた道や雪道などを走行したり、小さな起伏を超えるとき、アンダーガードがあると、フロント下を擦らないという安心感を得ることができます。大型のフォグランプも標準装備です。

インテリアデザインの特徴は?

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

インテリアの造形はパサートと共通です。エクステリアと同様に、水平基調としたエアコンダクトや、ダッシュボードのラインからは、パサートらしさを感じることができます。インパネには大型のナビゲーションシステムが入り、操作が分かリアすいシフトノブも備わっています。

ただし、ドライブモード変更のスイッチがシフトノブの陰に隠れてしまっており、運転席から全く見えません。スイッチの設置場所はドライバー側にも空きがありますので、この点は、改善の余地ありといえるでしょう。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

メーターは最先端のフルデジタルメーターを採用しており、視認性は抜群に高いです。また、各種表示をコントロールでき、この画面にナビゲーションを表示させたり、ACCの稼働状態を示したりと、お好みで表示を変更することも可能です。

ただし、ディスプレイが垂直にたっているため、背が高く、メーターを上から見るような姿勢からは、やや見にくいかもしれません。あと少し角度を寝かせた方が、ドライバーにとって見やすい配置になると思います。

シートの特徴は?

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

前席シートは、座面がたっぷりとした形状で、シート表面は柔らかいのですが、体重をかけていくと固くなるクッションをしています。長時間座っていても、ドラポジは変わらない方が疲れにくいので、長距離ドライブに向いているシートだと思います。

また、脇腹から肋骨にかけてサポートしてくれる形状で、シートのサポート性は必要十分にあります。なお、電動リクライニングシートとなっており、ポジションメモリーもついています。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

後席シートは、大人2人がゆったりと座れるだけの広さとクッション性があります。膝前はコブシ2個、頭上は1個半のスペースで、前席よりもアイポイントが高いので、見晴らしがよく快適です。

折りたためるシートの場合、座面のクッションが薄くてペタペタになるクルマもありますが、パサートオールトラックは、しっかりとしたシートの作りとなっています。また、後席のドアが大きいため、乗り降りがとてもしやすくなっており、この点は非常に素晴らしく感じました。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

なお、後席は4-2-4分割可倒式ですので、スキー板など、長いものを積み込んだ際も、大人4人が余裕をもって移動できる快適空間を作ることができます。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

シャープなエクステリアデザインとインテリア、そして長距離ドライブに向いている快適な前後シートなど、パサートオールトラックは、フォルクスワーゲンらしい質実剛健としたデザインをしています。

そこにパワフルなクリーンディーゼル×フルタイム4WDを搭載したパサートオールトラックの走りは、誰もが気になるところでしょう。走行性能についてもレポートしていますので、そちらもぜひ、ご覧ください。

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一|よしかわ けんいち