走行中にタイヤがパンク!緊急時の対処方法

パンク3

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タイヤのパンクは全てのドライバーが避けたいトラブルの1つです。クルマの「足」が使えなくなってしまっては、避難さえ困難な場合もあります。しかし、冷静に慌てず、安全を最優先に解決してください。今回は、タイヤパンク時の適切な対処方法をご紹介します。

文・PBKK
Chapter
パンクの対処方法は大きく2つ
スペアタイヤへの交換
パンク修理キットでの修理
パンク時の安全な作業場所とは

パンクの対処方法は大きく2つ

パンクした時の対処法には、大きく2つがあります。

スペアタイヤへの交換

パンク応急修理キットでの修理

スペアタイヤへの交換

スペアタイヤへの交換については、トランクルームや車体の下側に設置されている車載ジャッキと工具を使用して交換します。大まかな交換方法は以下の通りです。

1.タイヤ交換に必要な工具を確認

2.タイヤ止めをセット

3.ジャッキをセットし、少しだけジャッキアップ

4.ホイールカバーを外し、ホイールナットを緩める

5.ジャッキアップしてタイヤを外す

6.正しくスペアタイヤを装着、ナットを軽く締める

7.ジャッキをおろして、ナットを完全に締める

インターネット上の動画サイトでは、実践しながら解説してくれているものもあります。緊急時は落ち着いて、それらの情報に頼りましょう。また、交換時に覚えておきたいポイントをご紹介します。

1.ジャッキをかける場合は坂道や砂利道ではなく、舗装された平らな場所を選ぶ

2.ジャッキでタイヤを浮かせる前に、きつく締まっているナットを少し緩めておく

3.外したタイヤは安全のため、車体の下に潜らせる

4.前輪がパンクした場合は、後輪にスペアタイヤがくるようにローテーションする。

5.ナットを締める際、対角線で均等の力が加わるように徐々に締めていく。

以上のようにポイントを押さえておくだけでも慌てることなく交換ができます。

パンク修理キットでの修理

パンク応急修理キットでの修理は、トレッド面に小さな穴が開いてしまった場合や釘などが刺さってしまった場合の、応急的な修理として使用されます。修理の仕組みは、タイヤの内部に修理剤を流し込んで内側から穴を埋めるというものです。

修理キットの使用方法は以下の通りです。

1.タイヤのバルブキャップとコアを外し、修理剤とホースで繋ぐ

2.修理剤を持ち上げ、タイヤの中に流し込む

3.コアを差し込んだら、コンプレッサーで適正空気圧まで入れる

4.タイヤ内に修理剤を行き渡らせるため、5分程度走行する

5.再度停車し、空気圧が減ってないか確認する

以上が作業手順となります。

ジャッキを使用しなくてもよいため簡単な方法なのですが、バースト・ホイールの変形・サイドウォールの破損などパンク状態によっては修理キットで対応しきれません。その場合は、すぐにロードサービスへ連絡しましょう。

パンク時の安全な作業場所とは

一般道でパンクをした際、その場で交換作業してしまうと交通の妨げになるだけでなく事故を誘発してしまう危険性が潜んでいます。移動できる状況であればゆっくりと走行し、安全確保ができる「路肩」や承諾を得た「駐車場」などで交換作業をするのがベストです。

しかし、高速道路の場合は基本的に、路上でのタイヤ交換は禁止とされています。高速でクルマが通過する中での作業はとても危険なため、作業する場合はSA/PAや非常避難帯などの安全が確保できる場所に移動する必要があります。

なお、一般道・高速道路ともに、走行が不可能の状態の場合…

ハザードランプを点灯

発炎筒を着火

停止表示器材を設置


安全な場所へ避難


警察(110)か道路緊急ダイヤル(#9910)へ連絡


以上の対応を行いましょう。二次的な事故を防ぐため、必ず「避難してから連絡」するようにしてください。車内に残ったり車の回りに立つなどは厳禁です。
走行時にタイヤがパンクした際の対応について紹介しました。近年はタイヤの性能が上がっているため、パンクする場面は減りました。

若いドライバーであれば、免許を取って1度もパンク経験のない方も多いでしょう。その分パンクした際に慌ててしまう可能性は高まります。ピンチこそ冷静に、まずは身の安全を最優先にトラブルを対処しましょう。
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