サングラスをかけて夜のドライブ、なぜダメなの?

サングラス

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「対向車のヘッドライトがまぶしい…」などの理由で、サングラスを着用してクルマを運転する方もいるのはないでしょうか。サングラスを着用しての運転は、場合によっては事故を発生させる原因となり危険性も。今回はサングラスをかけて運転を行う際の注意点について解説します。

文・PBKK
Chapter
運転不適合のサングラスをかけるのは危険
運転用にサングラスをきちんと選べば大丈夫

運転不適合のサングラスをかけるのは危険

サングラスには、「視感透過率」が設定されています。視感透過率は、人間が感じる光(可視光線)をどれだけサングラスに通過させるかをパーセンテージで表現します。この視感透過率が低いサングラスで運転を行うと、運転不適合扱いとなる可能性があるのです。

具体的には「JIS(日本の工業製品に関する基準)」で運転適合のサングラスの基準が示されており、昼間運転時または路上では「視感透過率8%以下のレンズ使用は禁止」、夜間運転時または路上では、「視感透過率75%未満のレンズ使用は禁止」となっています。

例えば視感透過率60%のサングラスの場合、本記事タイトルにある通り着用して夜間ドライブするのは、JISの基準に満たないため危険となります。また、運転に限らず歩行など運転以外の用途でも、基準をクリアしていないサングラスの使用は禁止されています。

上記をクリアしていないサングラスを着用して運転等を行っても、法的な処罰はありません。しかし、基準をクリアしていないサングラスを着用して運転するのは極めて危険といえ、避けるべき行動です。

運転用にサングラスをきちんと選べば大丈夫

サングラスをかけて運転すること自体は法的に禁止されていません。そして、視覚透過率がきちんと設定されているサングラスを選べば、着用していない時よりもかえって安全な運転を行える可能性もあります。運転に適したサングラスを選ぶには、3つのポイントに注目して選びましょう。

・適した視感透過率のモデルを選ぶ
運転用のサングラスを選ぶ場合には、先ほどもお伝えした通りまず視感透過率に注目!視感透過率は可視光線透過率と同様なので、サングラスに記載されている可視光線透過率を確認しましょう。日中使う場合は20~30%ほど、夜間使う場合は80%以上の可視光線透過率を持ったモデルがおすすめです。

・目の負担を減らすにはUVカット率が高いもの
運転時の目の負担をサングラスで減らしたい場合は、UVカット率も見ましょう。UVカット率が高いほど目に入る紫外線量が少なくなるので、目のダメージを軽減できます。快適に運転するためにも、ぜひUVカット率にも注意してください。

・顔にフィットするモデルを選ぶ
視感透過率やUVカット率もですが、同時に顔にフィットするモデルを選ぶのも重要です。仮に顔に合わないサングラスを着用した場合、JISに適合していても視界が悪くなり事故を起こす危険性があります。フィット感も含めて運転用サングラスが気になる場合はメガネショップに立ち寄って、運転用サングラスについてアドバイスを受けると安心です。
運転時のサングラス着用は禁止されていません。しかし、安全に運転を行うためには守るべきポイントがあります。サングラスを着用して運転する場合には、ファッション用ではなく運転に適した物を使用しましょう。
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