最新のヘッドライトシステムを紹介!ハイビームでも対向車がまぶしくない!?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
夜間走行は、ハイビームと呼ばれる走行用前照灯を使用するのが基本となっていますが、実際の走行状況では、前方の車両や対向車とすれ違うたびに、ハイビームとロービームを頻繁に切り替える必要があり、運転のストレスとなる要素でもあります。そこで、ハイビームでも、対向車などのまぶしさを回避できる進化したヘッドライトシステムをご紹介します。
文/写真・HAMATARO
大学の在学中から自動車部に所属し、カーグッズ誌の新製品情報を中心に執筆。大学卒業後は国内及び輸入車のメーカー純正オプショナルパーツや量産モデルの装備品の企画及び製品開発を手掛ける。現在カーグッズやカーライフに関するユーザー目線の記事を中心に執筆中。
文/写真・HAMATARO
大学の在学中から自動車部に所属し、カーグッズ誌の新製品情報を中心に執筆。大学卒業後は国内及び輸入車のメーカー純正オプショナルパーツや量産モデルの装備品の企画及び製品開発を手掛ける。現在カーグッズやカーライフに関するユーザー目線の記事を中心に執筆中。
夜間走行時は、一般的にハイビームと呼ばれる走行用前照灯を使用するのが基本
常にロービームで走行しているドライバーも見受けられますが、ハイビームは「走行用前照灯」、ロービームは「すれ違い用前照灯」と呼ばれ、走行シーンに合わせて切り替えて使う必要があります。
ちなみに、道路交通法第52条第2項には、「車両などが、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両などと行き違う場合又は他の車両などの直後を進行する場合において、他の車両などの交通を妨げるおそれがあるときは、車両などの運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずるなど灯火を操作しなければならない。」と記載されており、違反すると罰則の対象となります。
ヘッドライトの明るさや切り替えの自動化が拡大
軽自動車など、多くのクルマに採用が進んでいるオートライトシステムは、ライトの操作レバーをAUTOのモードにすると、前方が暗くなればヘッドライトが点灯し、明るくなると消灯するので、運転のストレスが減るだけではなく、ヘッドライトの点灯忘れを防ぎ、事故防止効果もあります。
また、最近のクルマには、自動でハイビームとロービームを切り替えるHBC(ハイビームコントロール)の採用も広まってきています。
ハイビームは特に速度が高い走行時に、遠方の障害物などを早期に発見することに役立ちますが、対向車が来るたびにロービームに切り替えるわずらわしさがあります。実際、ロービームにしたままで走行するドライバーも多く、切り替えの自動化はハイビームの使用率を高める効果が期待できます。
ハイビームは特に速度が高い走行時に、遠方の障害物などを早期に発見することに役立ちますが、対向車が来るたびにロービームに切り替えるわずらわしさがあります。実際、ロービームにしたままで走行するドライバーも多く、切り替えの自動化はハイビームの使用率を高める効果が期待できます。
マツダが採用しているHBCの場合、通常はハイビームで走行しながら、対向車のヘッドランプや先行車のテールランプまたその他の光源を識別・検出した場合には、ロービームへの自動切り替えを行います。
また、明るい市街地や30km/h以下の低速走行時などハイビームが必要ない環境でも、自動的にロービームに切り替えるようになっており、ドライバーのヘッドライトのハイビーム、ロービームの操作が軽減されるようになっています。
また、明るい市街地や30km/h以下の低速走行時などハイビームが必要ない環境でも、自動的にロービームに切り替えるようになっており、ドライバーのヘッドライトのハイビーム、ロービームの操作が軽減されるようになっています。
よりスムーズにLED点灯する熟成された「アダプティブLEDヘッドライト」
小さなLEDを多数使って光量を出しているLEDヘッドライトが登場すると、これまでの電球タイプやHIDタイプのヘッドライトと違い、ひとつひとつのLEDの明るさを変えたり、消灯したりすることが可能になりました。
そこで、LEDならではの特長を生かしたALH(アダプティブLEDヘッドライト)と呼ばれる照射範囲を変えることができるヘッドライトが登場しました。マツダのALHのハイビームには、複数のブロックに分かれたLEDを個別に点灯・消灯できる方式を採用しています。
夜間走行時は、一般的にハイビームと呼ばれる走行用前照灯を使用するのが基本です。そのため、約40km/h以上での走行時に作動する「グレアフリー(防眩)ハイビーム」は、フロントウィンドウに設置したカメラで対向車のヘッドランプや先行車のテールランプなどを検知すると、その部分を含むブロックのLEDを消灯して照射範囲を自動的にコントロールしてくれます。
この機能によって、ハイビームで走行していても、対向車などに眩しい思いをさせることなく、ハイビームの優れた視認性を確保できるようになっています。
筆者は、先日開催されたマツダの「サステイナブルZoom-Zoomフォーラム2019 in横浜」の会場で実際に「グレアフリー(防眩)ハイビーム」のデモンストレーションに参加しましたが、通常のハイビームで照らしている範囲が、対向車などを模擬的に再現するために使用したLEDライトを車両に向けると、LEDライトの付近だけ暗くなることが体験できました。
ちなみに、マツダの独自の技術としてはこの部分的に消灯する動作が点滅のようにならず、滑らかに動作する点にあるとのことで、ドライバーがより自然に見えるように熟成されていると感じられました。
また、約95km/h以上の高速走行時には、「ハイウェイモード」になり、ヘッドランプの光軸を自動で上げ、より遠方の視認性を高め、標識や障害物などのより早い認知をサポートしてくれるとのことでした。
そこで、LEDならではの特長を生かしたALH(アダプティブLEDヘッドライト)と呼ばれる照射範囲を変えることができるヘッドライトが登場しました。マツダのALHのハイビームには、複数のブロックに分かれたLEDを個別に点灯・消灯できる方式を採用しています。
夜間走行時は、一般的にハイビームと呼ばれる走行用前照灯を使用するのが基本です。そのため、約40km/h以上での走行時に作動する「グレアフリー(防眩)ハイビーム」は、フロントウィンドウに設置したカメラで対向車のヘッドランプや先行車のテールランプなどを検知すると、その部分を含むブロックのLEDを消灯して照射範囲を自動的にコントロールしてくれます。
この機能によって、ハイビームで走行していても、対向車などに眩しい思いをさせることなく、ハイビームの優れた視認性を確保できるようになっています。
筆者は、先日開催されたマツダの「サステイナブルZoom-Zoomフォーラム2019 in横浜」の会場で実際に「グレアフリー(防眩)ハイビーム」のデモンストレーションに参加しましたが、通常のハイビームで照らしている範囲が、対向車などを模擬的に再現するために使用したLEDライトを車両に向けると、LEDライトの付近だけ暗くなることが体験できました。
ちなみに、マツダの独自の技術としてはこの部分的に消灯する動作が点滅のようにならず、滑らかに動作する点にあるとのことで、ドライバーがより自然に見えるように熟成されていると感じられました。
また、約95km/h以上の高速走行時には、「ハイウェイモード」になり、ヘッドランプの光軸を自動で上げ、より遠方の視認性を高め、標識や障害物などのより早い認知をサポートしてくれるとのことでした。
低速でも効果的な「アダプティブLEDヘッドライト」
ハイビームについてメリットがある「アダプティブLEDヘッドライト」の技術ですが、約40km/h以下での走行時にも「ワイド配光ロービーム」と呼ばれるモードになり、あらたなメリットを発揮します。
このモードでは、これまでのロービームでは光が届かなかった左右方向を、ヘッドライトの外側に備えたLEDで照らし出し、夜間の交差点などでの視認性を高めてくれるとのことです。
このモードでは、これまでのロービームでは光が届かなかった左右方向を、ヘッドライトの外側に備えたLEDで照らし出し、夜間の交差点などでの視認性を高めてくれるとのことです。
ヘッドライトがLEDになったことは、ヘッドライトの電球が、ただLEDに置き換わって省電力になったというだけではなくこれまでにない視界を確保でき、ドライバーの負担の低減や安全性を高める先進機能として高く評価できると思います。特に、夜間走行が多いドライバーはこのような先進的なLEDヘッドライトが装備されたモデルをおススメしたいと思います。