デザインは良かったけれど....あまり売れなかったクルマ3選
更新日:2024.09.12
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世の中にはデザインは良いのに様々な理由で売れ行きが振るわなかった車が意外にも多く存在します。
「このデザイン見たことある!」といったクルマも案外売れ行きは…なんてことも。
今回はデザインは良かったけれどあまり売れなかったクルマを3台ご紹介します。
※ 2019年8月時点
「このデザイン見たことある!」といったクルマも案外売れ行きは…なんてことも。
今回はデザインは良かったけれどあまり売れなかったクルマを3台ご紹介します。
※ 2019年8月時点
巨匠ジウジアーロも及ばず|スバル アルシオーネSVX
スバル アルシオーネSVXは1991年に販売を開始した5人乗り2ドアクーペタイプの乗用車です。キャッチコピーは「遠くへ、美しく」「500miles a day」。エクステリアデザインは、巨匠ジウジアーロによるもので、ドアガラスがルーフ面まで回り込んでいる航空機のようなキャノピー調のデザインが特徴的でした。
ジウジアーロによる美しいエクステリアデザインと、当時のスバルがその技術の粋を集め、威信をかけて発売したハイクラスクーペということで期待は高かったものの、バブル崩壊の煽りを受け販売は振るいませんでした。6年間の総販売台数は5,942台となっています。
ジウジアーロによる美しいエクステリアデザインと、当時のスバルがその技術の粋を集め、威信をかけて発売したハイクラスクーペということで期待は高かったものの、バブル崩壊の煽りを受け販売は振るいませんでした。6年間の総販売台数は5,942台となっています。
マンガのようなデザイン|スズキ X90
スズキ X90は1995年に販売を開始した小型クロスオーバーSUVです。1993年のモーターショーに参考出品車として出展すると、まるでマンガの中から飛び出してきたような丸っこいユニークなデザインが評判となり、各国のユーザーからの要望もあり発売を開始しました。
ユニークなデザインは話題性抜群であったものの、実際に使用することを考えると、2ドア2シーターのノッチバッククーペ型のクロスオーバーSUVという、それまでにない独特なコンセプトと車体スペックが原因となり商業的には失敗を喫してしまいました。
2年間販売された後、販売を終了。日本における総販売台数は1,348台でした。
ユニークなデザインは話題性抜群であったものの、実際に使用することを考えると、2ドア2シーターのノッチバッククーペ型のクロスオーバーSUVという、それまでにない独特なコンセプトと車体スペックが原因となり商業的には失敗を喫してしまいました。
2年間販売された後、販売を終了。日本における総販売台数は1,348台でした。
時代に逆行する結果に|スバル R2
スバル R2は2003年に販売を開始した軽自動車です。デザインが優れた車であり、航空機をモチーフとした「スプレッドウィングスグリル」と名付けられたデザインのフロントグリルやバックドアオープナーにR2販売開始時スバル車で一番大きなサイズの六連星エンブレムが使われたことが特徴的です。
しかしながらそのデザイン性の高さが仇となりました。当時は居住性を重視した軽トールワゴンが主流となっており、居住性よりもデザインを重視したR2のデザインは市場に受け入れられず、時代に逆行する形となってしまいました。
結果として、スバルの軽自動車事業撤退の要因ともなったとされています。
しかしながらそのデザイン性の高さが仇となりました。当時は居住性を重視した軽トールワゴンが主流となっており、居住性よりもデザインを重視したR2のデザインは市場に受け入れられず、時代に逆行する形となってしまいました。
結果として、スバルの軽自動車事業撤退の要因ともなったとされています。
画一化しつつあるカーデザイン
初代から3代目まで、その「エコカーらしい」エクステリアデザインも歓迎されていたプリウスは、4代目となるフルモデルチェンジで、これまでとは違う思い切ったエクステリアデザインを採用して大いに話題となりました。
デザインが世間に与えるインパクトは大きく、今回紹介した車種のように販売にも影響します。
そういった事情もあるのか、メーカーが統一デザインを導入するなどで、近年はクルマが個性を失いつつあるように見えます。
今後、挑戦的ともいえるデザインを採用するクルマが出てくることはないのでしょうか。
デザインが世間に与えるインパクトは大きく、今回紹介した車種のように販売にも影響します。
そういった事情もあるのか、メーカーが統一デザインを導入するなどで、近年はクルマが個性を失いつつあるように見えます。
今後、挑戦的ともいえるデザインを採用するクルマが出てくることはないのでしょうか。